「普通に面白かった」キングダム 運命の炎 なだ万茶さんの映画レビュー(感想・評価)
普通に面白かった
人気漫画キングダムの実写作品。漫画を知らない方でもストーリーが理解できるようなわかりやすい映画だった。
まず大前提として主人公の「信」がとても魅力的である。このような人気になる漫画は主人公のキャラが大事なんだなあと改めて実感することができた。
漫画の方を読んでなくてもこれまでの2つの映画を見ていればキングダムのストーリーを追えるので漫画を読む必要はなし。映画だけで十分理解できる作品なので是非ともお勧めしたい。
主人公の信は非常に身分の低い立場からの出身。将来は天下の大将軍になることを夢見て親友の漂(ひょう)と戦いの練習をしていた。そこから後の秦の始皇帝である嬴政(えいせい)と出会い、信の運命が変わっていく。そして嬴政と共に戦国の世を歩み進め、ついには強国の超との戦が始まるというのが本作のざっくりとしたあらすじである。
キングダムは漫画でも読んでいるが、どちらの方が面白いとかはとくには感じなかった。というのも映画がとてもわかりやすく面白いので漫画を見なくても楽しめるようになっている。冒頭にあらすじを解説してくれるし、漫画の主要な部分だけを映画で表現してくれているので簡略化されている。またこれが過去にこの世で実際に起きていたことがとても感慨深い。(当然キングダムオリジナルの設定は多々ある。)実際に起きていたことだから実写化もうまいことハマったように思える。俳優さん方も迫力のある演技がお上手な方を集めているため戦国時代にマッチしている。王騎(おうき)役の大沢たかお氏の演技が高評価を集めている理由も納得できる。
この映画を見てキングダムを好きになる人も多いのではないだろうか。そんな気がする映画でした。
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