「漫画原作のよさ」キングダム 運命の炎 えいみんさんの映画レビュー(感想・評価)
漫画原作のよさ
紫夏とえい政のほろりとする過去のエピソードも、大群同士の戦争シーンもよかった。秦と趙の戦闘は広い土地にものすごい人数の兵が集められ整列させられていて、中国の戦争らしいスケールでよかった。
敵の部隊長の首を取ったら、そこでゲームセットしたかのように両軍ともあっさり闘いをやめてしまって、スポーツみたいな戦い方になっていて面白かった。
でも戦争をあまりリアルに書くと辛い展開ばかりで面白さは削がれると思うので、漫画のわかりやすさに合わせた映画のほうがいいと思う。
キャストもすごく豪華で、とくに大沢たかおの重量感がすごかった。映画の重要人物らしいオーラがあってよかった。
大沢たかおの馬はあんまり落ち着きが無くて、首をフラフラと動かすので手綱でちょいちょいと大人しくさせているところがあって大変だなと思った。
えい政の前に重鎮が集まる場所で、みんな重厚に見える鎧を着ているけど、実はビニール素材らしく、腕組みをした人の鎧がぐにょっと曲がってしまったのが見えて面白かった。
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