「ここで終わるならもう少し深めて」キングダム 運命の炎 ヤマッチさんの映画レビュー(感想・評価)
ここで終わるならもう少し深めて
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趙の進軍により、王騎に弟子入りした信が100人隊長となり初陣を飾るという展開と、えい政が少年時代に紫夏から助けられた話をもうらした今回の作品。原作を知る者からすればこのボリュームを129分で描けるのかとなります。するとかなりの部分がそぎ落とされた展開です。泣ける話となる紫夏のエピソードが薄い。まず、えい政の母親は登場しません。いきなり趙国からの脱出展開となり、最後の関門を通り抜けたのになぜか見つかって追われます。かなりの不自然があります。
信の飛信隊初陣展開は迫力ありますが、それ以前に広げた伏線がそのまま。王騎がえい政に問いただした質問の答えは無し。ほうけん(吉川晃司)、りぼく(小栗旬)がほんのワンシーン登場して思わせぶりに終わっています。どう見ても続編があることがわかります。前作では続編ありと公開予定日をだしてましたが、今回はそれもなし。この中途半端感は残念です。そもそも続編ありならもう少し話に深みをもたせるべきと思います。
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