「古代中国を舞台にした歴史大河ドラマの第三作です。百人将となった信は「飛信隊」と王騎に名付けられた部隊を率いて戦いに臨みます。今作も手に汗握るエンターテイメントです。」キングダム 運命の炎 もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
古代中国を舞台にした歴史大河ドラマの第三作です。百人将となった信は「飛信隊」と王騎に名付けられた部隊を率いて戦いに臨みます。今作も手に汗握るエンターテイメントです。
前作公開からほぼ1年たちました。
原作はとっても長いお話なので(現在69巻 わー)
前作を忘れない内に新作が公開されるのは嬉しい ♡
というわけで、最新第三作です。
頭の中を古代中国に飛ばし さあ鑑賞。 ・_・~♪
今回は前回のお話から半年ほど後のようです。
今度は隣国「趙」が秦に侵攻。「趙」という国
過去の戦で40万人の投降兵を秦に虐殺され
恨みと復讐心に燃えている国です。@_@ ヒェー
趙は秦の城「馬陽」を大軍で取り囲みます。
この城が落ちると、秦の首都「咸陽」が危ない。
ピンチです。なのに
すぐ動ける将軍が近くに居ない… きゃー
軍議を開く秦国。
都に残っていた将「蒙武(平山祐介)」を大将に迎撃。
と決まりかけるが、異を唱える昌文君。
” 蒙武は攻めの武人で守備の戦いに適さない ” と。
ならば誰を? と軍指令の昌平君(玉木宏)。
出てきた名前は「王騎」。秦の六大将軍の一人。
” 行方も分からぬ、しかも過去の将だ ” と蒙武。
だが その軍議の場にあの声が響く。
” ンふぅ♡ ”
昌平君、王騎にも声をかけていたのだ。
王騎からの返信が無いため、蒙武も招集していた。
両者が揃ってしまった。。さあ どちらを将軍に?
” もちろん王騎です ”
昌平君の有無を言わせぬ決断に、怒りに震える蒙武だが
ここれで将軍は王騎に決まった。
” 将軍の役目を受ける前に、お人払いを ”
王騎将軍が、嬴政(吉沢亮)との場を要求する。
退席する官僚たち御一行様。
軍議の間には嬴政と王騎の二人だけ。…あ
柱の後ろに信(山崎賢人)が… ・_・;
王騎が嬴政に問いかける。
” あなたが中華統一を目指す理由は何ですか ”
目を閉じ、やがて静かに目を開ける嬴政。
” ある人と約束をしたからだ ” と口にする。
その話は、数年前に遡る。
趙国で秦王室の者として人質になっていた嬴政。
嬴政の父が秦の新王に即位し、嬴政は王太子となる。
そしてその事が、趙国の人達の
「40万人虐殺」の恨みを一身に受けることとなる。
” このままでは命を奪われる ”
嬴政を秦に脱出させる計画が動き出す。
その役目を請けたのが闇商人の紫夏(杏)。
月夜の晩、嬴政と会話してその人柄を知る。
” 受けた恩は、次の代に返す ”
紫夏も義父により命を救われた過去があった。
と、まあ
今回の作品では
「嬴政の過去」の話(趙国から紫夏の手引きで脱出)
「馬陽の戦い」の話 (趙国新三大天 龐煖登場まで)
のお話が描かれます。
百人将となり、100人を率いる立場になった信。
場陽の戦いに臨むにあたり、王騎将軍から
信の部隊に名前が賜られます。その名も
「 飛信隊 」
他の部隊に属さない、王騎将軍の直属部隊です。
その飛信隊の、初陣の様子が描かれていきます。
話の構成が大分すっきりとした印象なのですが
ストーリーの密度は濃くなっている感じがして
全く飽きることない2時間と少々でした。
今回も、充分キングダムの世界を堪能しました。
満足です。 ^_^
※ 原作でも、この辺りの話はとても面白いです。 ・_・p
紫夏のエピソード 第8巻
馬央の闘い 第11巻~第13巻 の辺り
紫夏のエピソードが語られる場面は原作と異なりますが
映画の構成上、これも有りかな と思いました。
次作 (第4作) が楽しみです。♡
◇あれこれ
■前作に続いて登場する主な人物
・信 (天下の百人将になりました。まだまだ)
・嬴政 (今回は過去の話が語られます)
・河了貂 (天下一の軍師 …はまだ目指してません…汗)
・王騎将軍 (今作でも強烈な存在感。次作でも主役でしょう)
・羌瘣 (飛信隊の副長です。一段と技のキレに磨きが)
・その他 (…沢山います。書き切れません)
■今回の作品で初めて登場する人物
・呂不韋(秦の丞相。あれ?前作にも居た気が…)
・蒙武 (秦の将軍。息子も軍師の修行中です)
・昌平君 (秦の軍総司令兼参謀?呂不韋の右腕です)
・紫夏 ( 嬴政の過去に大きな影響を与えた女性)
・龐煖 ( 趙の将軍。次作でおそらく王騎と対決)
・趙荘 ( 趙の将軍。余り活躍もやられもしません)
・馮忌 ( 趙の副将。飛信隊のターゲットはこの方)
・万極 ( 趙の副将。彼はこの後も出番あるハズ)
・その他 ( …沢山います。書き切れないです …)
※ 今後もどんどん増えるものと思います。
さあ 頑張って覚えましょう♡
■今回もこの仕事 しました -_-
作品に登場する人物名の、単語登録です ・_・;
ほうけん=龐煖
しか=紫夏
りょふい=呂不韋 etc
日本語変換しても出てこない名前が多すぎます…。@_@;
※まあ なんだかんだと楽しんでやってますが♡
■子役要りませんでした
趙国から脱出する時点で嬴政は10才前後と思われる
のですが、これを演じたのが吉沢亮ご本人。
意外に不自然さは感じませんでした。
※あれ、1作目で漂の子供時代は子役だった気が…
逆に子役に戻すと違和感あるかも ですね
◇最後に
レビュー書いている途中で気付きました。
この作品は3作目なのですが
「キングダム3 運命の炎」 ではなく
「キングダム 運命の炎」 なのですね。
数字を付けない理由 、何でしょう ?_? ハテ
このまま数字無しで行くと、作品の順番が
分かりにくくなるような気がするのですが…。 …私だけ?
※ 「男はつらいよ」 も数字ついてませんね。そういえば。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
もりのいぶきさん、フォローありがとうございます。
キングダム に続き、ゴールデンカムイの公開となった次第ですが、すでに 4作目のチラシが配布されていますね。山﨑さん、お体 保つのでしょうか?そればかりを心配してしまいます。
早速のご説明ありがとうございました。紫夏のエピソードはやはり王騎将軍に語ったものでは無かったんですね。確かに良い話ですもんね。紫夏だけでなく、亜門の友情とか、杉本哲太さん演じた家臣の献身とか、私も涙が出ましたよ。でも、原作で人気のエピソードでも、それを短い映画に入れるのが良いのかどうかは微妙…です。
もりのいぶきさんは、原作をお読みなんですね。人間関係が整理されていて、参考になります。呂不韋は前回一瞬登場しましたね。
私は、子役の方が良かった派なんです。見た目年齢が不自然な事よりも、吉沢さんの熱演のおかげで、かなりヤバイ奴に見えてしまいました💦子供だったら、情緒不安定でも仕方ないな、と思えたんですが。
今晩は。
力作レビューですね。
このシリーズ、登場人物の名前が難しくって、一々変換するのが大変なんですね。そもそも嬴政自体、変換出来ない・・。
けれども、物語はとても面白い。特に王騎将軍はお気に入りです。”全軍、前進・・。んふ♡”そんな声で聴こえんのか!大軍に!!。
更に言えば、最近再び外相に戻った王毅外相とも被ってしまって・・。
最近心配している事。
【このままのペースで行くと、嬴政が始皇帝になった際には、現在の俳優陣の半分は物故者で、半分はお爺さんとお婆さんになっているのではないか!!】という事です。大丈夫かなあ・・。では。
ホント、スイマセン・・。