君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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難解な神話的、宗教的、戦闘シーンのない、戦争映画でLOVE&PEACEがテーマ??
予告も内容も非公開。
これはね…ファミリーアニメ映画でないね。
なかなか難解な映画かも。
個人的には、戦争シーンのない、戦争映画で、神話的、宗教的な、LOVE&PEACEをテーマとした抽象的な映画だと感じた。
そして、今やアニメはCGが当たり前の様になってるが、宮崎駿のアニメは絵画のようで、今回の作品は内容も含め、抽象画のようで、背景など油絵みたいで芸術的。
描き方も、小説家 村上春樹のような、分かる人だけ、分かれば良い。
それぞれが、自分流に解釈して欲しい的な?説明がましくないのもよい。
舞台は戦時中なんだけど、戦闘シーンは全く無い。
母親が入院してる病院が火事になり、亡くなる冒頭のシーンが、唯一戦争をイメージするだけ。
あの世と、地獄、天国、祖先や縁を繋ぐ、抽象的な表現で、説明がましくないので、想像力を試ささせられる。
考えるより感じろ‼️的な??
今の自分は、縁から成り立っていて、多くの経験を積んで、自我を成長させる。
…みたいな?
人によって捉えようが違う、難解な映画で、子供向けではない、宮崎駿の自らのメッセージなのかも。。
途中寝落ちしてしまった。一緒に行った友人も寝てしまったと。見終わっ...
途中寝落ちしてしまった。一緒に行った友人も寝てしまったと。見終わっての勝手な感想‥これは82歳の宮崎駿監督の頭の中を、そのまま映し出しているのではないか?。日々思ったり考えたりしている事を、覚書のよう並べて、画像に投影させてみた?。だとしたら、何て楽しい素敵な頭の中なんだろう!。勝手に想像を膨らませてしまいました。
久しぶりの大人の為のアニメーション
ジブリらしい細部まで正しい人や物の動きと美しい風景の映像。
最近のやたら全てを言葉で語るアニメとは違い、ある程度の知力と想像力が必要。でもだからこそ、心の奥の方に届くものがあると思います。
宮崎駿監督の若いこれからの人達への遺言のような作品だと思いました。
宮﨑駿のフルコース
この映画は宮﨑駿の原液のようで、これまでの映画はその原液をいろんなテイストで割った(薄めた)ものと表現した人がいるらしい。
なるほど…ただ、私は少し違って宮﨑駿のフルコースという印象。これまでの作品の美味しいところを煮詰めたものをコースにして見せられた感じ。
一皿(シーン)ごとにどこかで見覚えがありつつも、全くテイストの違う料理(中国料理、フレンチ、イタリアン、和食、e.t.c.)が次々と運ばれてくるので、食べ終わった時に何を食べた(観た)のだろう?と自分の理解が追いつかず、解釈や整理が出来ない感じ。
ただよく分からないけど、一皿一皿はすごく美味しかったという感動はある。一方で話の筋はある程度追えてはいても、登場キャラクターの各々の行動原理に理解が追いつかない部分が多分にあるので、自分にとっては何度も見ないとダメなタイプの映画でしたので、2回目以降の鑑賞で評価が変わるかもしれません。
冒頭の火事のシーンが凄かったなぁ。
あれでまず度肝抜かれました。
宮﨑駿版「夢十夜」とでも言えば良いのかな。
メタ的な視点を踏まえてみると、理解が進むのかもしれないけれど、それは抜きにしてまずは物語を堪能してみたいものだ。
ちょっと寝たかも…
わかったようなわからんような…争いを止めるのはわれわれ次第、てこと、なのかしらん。普通の人生ストーリーと思っていたからファンタジー感は楽しめたかも。が、ちょっとは予備知識あったほうが良かったかもなー。
目的不明
オマージュ? あぐらをかいてるだけ? ナウシカ以後のファンにとって明らかに後者!
ストーリー、映像、音楽、キャラの動き(転入時の同級生以外)、今時としては特筆ナシ。何のための作品でしょうか?
それと新人や俳優使うのいい加減やめませんか。今の声優さんはとっても上手ですよー。
ジブリからの卒業
一言で言うと、面白くないです。子供にも見せられません。
序盤の炎の描写はすごく良いですが、それだけ。
ゲド戦記とほぼ同レベルの作品というとわかっていただける方は多いかもしれません。違いとしては、巨匠の名の下に集った超優秀スタッフとスタジオのおかげで作画の崩壊は免れてます。
ジブリは一時期アニメ界を牽引しましたが、今は見る影もなく・・
高評価している方は、この映画の監督が宮崎吾朗でも同じ評価をするでしょうか?そこだけ問いたいです。意味がわからない方は、菊池寛の『形』と言う小説を青空文庫で読んでみてください。
宮崎監督が作ったんだから、深い意味があるとか、この映画は深いんだよ、わかる人にしかわからない。私はわかる側です。とかのたまう人たちがいるが、そんなことではなく、もう監督には一本のアニメ映画すらまともに作ることができないくらい衰え磨耗していることに気づいて欲しい。
もうこれ以上酷使してはいけない。あと一本撮れとか正気の沙汰ではない。
安心して欲しいのは、もうジブリがいなくとも現在のアニメ界は独り立ちできるようになっていること。
そういった意味では、この作品を見て良かったです。今の巷のアニメ作品がジブリを遥かに凌駕していることの証明になっているから。監督今まで本当にお疲れ様でした!
(レビューが過激すぎて消されたので、マイルドにしました)
アーティストが抱える「商業的作品」と「自主的作品」
みなさんどうでしたか?(いきなり投げかけw)
私的な率直な感想は
コレじゃない…なんですが
宮崎監督の今まで歩んできた映画人生をなぞる
私小説のような作品と思えば
監督に思い入れがあればこそ楽しい作品かなと。
このストーリーが
今までの作品のオマージュや
ジブリに関わったスタッフへの投げかけや
海外文学作品へのリスペクトや
宗教的な生死感など
色々難しい考えが全て入っているのは別としてw
コレを商業的作品として沢山の人へ
宣伝も無しに届けるって…とは少し考えさせられます。
この手の話って
映画だけではなく
音楽、絵画、時には商業的な家電や車のデザイナーなど
ゼロから何かを生み出すクリエイターには
一生付き纏う課題なんだと思いますが
「自分が本当に作りたい作品」と
「沢山人に届ける為に平均値を取った作品」の狭間で
クリエイターはみんな迷うと思うのです。
今回の作品は
宮崎監督の「自分が作りたい作品」が色濃く出た
カルピスの原液のような作品かと思っています。
その為に
凄い濃い作品と思う人と
コレは濃過ぎてツライと思う人に別れるのかと
考えています。
製作委員会を作らず
自社作品にした理由も分かります
コレは
商業的な作品からは少し距離を取った作品なんだと思って見れば少しは楽しめるかと。
そんな心の準備が必要な作品です。
…
…
そんな作品でいいのかよ〜
宮崎監督〜
もっとサービス心がある作品も
久々に見たいよ〜
以上です!
西洋絵画的
予約初期の時点ではガラガラだったが、当日はさすがにほぼ満席。
上映開始と同時に、場内のどこかで「ビポ」というスマホ特有の電子音が。
(…誰か、動画撮ってやがる。)
そんな嫌な気分で鑑賞スタート。
噂のあった、声のキャストに関する以外は事前情報がほぼ無いということで、まず「どのジャンルの映画なのか」が分からないと、どう観て良いかも分からない。
冒頭の数分は、これまであまり見なかった動画表現を含んでいて「お!」と目を引かれた分、こういった戦時を描いた人間ドラマかと思わせておいて、時間をずらして少しずつファンタジーであることが提示されていく。
動画も目を見張ったのは結局この冒頭のみ。
セルフオマージュってことではないんだろうけど、いわゆる「宮崎アニメ的なアレコレ」が満載で、過去作を思い出すシーンは多い。
ただ、身も蓋もなく言えば、『千と千尋の…』以降の「結局さぁ…何なの?」という一連の宮崎ファンタジーに新たな一作が加わったという感じ。
「分からない」にも程度があるけど、本作はかなり早い段階から「何のために何をしているか」「誰が何をしたいか」「どうしたらどうなるのか」がほとんど分からないまま話が進んでいく。
宮崎さんの頭の中、夢の中を覗き見る感じ、っていうのが一番ピッタリかも。
それでも最後まで観れてしまうのはやはり宮崎アニメってことなんだろうけど。
それはやっぱり「絵」の力なんだろう。
前作の『風立ちぬ』でも多少そんな感じはあったけど、今回はいわゆる「絵画的」な表現がすごく多かった様に感じた。
印象派を中心とするヨーロッパの名画をイメージさせる構図が散見された気がする。
あと、このエンディング曲…要る?
歌詞もメロディもビンと来なかった。
結果、宮崎アニメだから我々ファンはいろいろ積極的に読み取ろうとしてるけど、そうでなかったら多分「ワケの分からないファンタジー」ってだけで終わってると思う。
そういう「観客に依存する」作品はやはり評価できないなぁ。
ということで★は3つ。
でも、80歳を越えたお年で、これだけのエネルギーと感情と生命力を感じるアニメ作品を生み出すっていう力には心から敬意を表したい。
神話、古典、小説、アニメ
難しい作品でした。リアルタイムで理解するのは無理です。観終わった後もあっこういうことだったのかな?と自分の中で整理するのも大変な内容でした。
何でしょうー。日本神話から古典、小説、そしてアニメへと時代が変わってきましたが、いつの時代もこんな変わった世界観を考える人はいるんだなぁーと思いました。
宮崎監督ワールド全開の作品でした。
宮崎駿のメッセージが見えない
10年ぶりとなる宮崎駿作品で、
原作・脚本・監督を務めるという事で、
ジブリ・ファンの私は楽しみにしていただけに、
「がっかりだった」!
映画タイトルの壮大な問いかけに対する
宮崎駿のメッセージが見えないのだ。
「どう生きろ」と伝えたかったのか?!
そもそも、「創れば必ず売れる」
という「おごり」が、製作サイドに無かったか?!
「無宣伝」という事で、公開前に盛り上がっていたが、
通常の広告宣伝費は、どこへ行ったのか?!
今、Hollywoodで行われている「デモ」を私は支持している。
なぜならば、映画製作は、限られた幹部で行われるものではなく、
多くの関係各位により成立するものだからだ。
「無広告」により、
その製作teamから外された多くの関係者がいたはずだ!
Michi
映像は美しいが、忖度なしにレビュー
ストーリーは何がなんだか分からない。キャラクターはこれまでの駿さんの過去作品の要素を詰め込んだ感じで、感動する要素が無く、また、全盛期の駿さん作品のようなカタルシスも無く、で、何が言いたかったのか訳がわからん消化不良で終わった感じが。全盛期の駿さんならこの消化不良感は絶対に許さないだろうし、作り直すようなレベル。とはいえ様々なアニメプロダクションも参加した映像は過去最高レベルに美しかったけど、それだけかと。ちなみに一緒に見た親父は寝落ちしてました。
ジブリの詰め合わせ?面白かった!
こちらのネタバレレビュー以外を見てから鑑賞。
その為か普通に楽しめました。
確かに説明不足のシーンは多かったですが、それはこれまでのジブリも同じかなと。
むしろ家族、友人と話す際の考察する楽しみとして+になりました。
個人的にはディズニーの不思議の国のアリスの方が理解不能なので、この作品の場面転換は許容範囲内でした。
あとは過去のジブリのシーンの詰め合わせな感じがして面白かったです。
毎度お決まりパターン…。
結局冒頭シーンが描きたかっただけなんじゃないでしょうか?
フワっとした構想だけで行きあたりばったりで作り始めて
時間配分も適当に最後収集付かなくなって無理やり話しまとめちゃった
印象です。(全然まとまってないけど)
結局どの作品もキャラクターの造形が違うだけで同じ事やってる
お決まりワンパターン…。思ったより引き出し少ないんですね。
作るのも途中で飽きちゃって最後投げやりになった気がしますね。
事前情報なしは是が非か
私は事前情報はあまり入れずに、観るタイプであるが、アニメ以外のジャンルすら分からないのは、観る人にはギャンブルだなあ。
今作は宮崎駿監督がやりたいことやりました、という感じ。作家性と売れる作品の両立の難しさというか。一回観ただけではわからない。深〜い話なのか、設定凝りすぎて読者を置き去りにした打ち切り漫画なのか、一回観ただけではわかりかねますね。とにかくファンタジーです。「君たちはどう生きるか」との関連性は読んだことないのでわかりません。
作画はさすが、宮崎駿ワールドという綺麗な水彩画タッチです。
天才の原風景
もはやみんなが観たい宮崎アニメを観ることは叶わないだろうなと思いつつ、だけど歴史的な天才が最後に渾身で作った作品を観に行くことにはなんの躊躇いもありませんでした。
この映画を面白くないとか、意味わからないとか言うのは簡単です。実際、お話としてはテンポが悪く冗長ですし、登場人物の行動目的や動機はほとんど説明されません。なのに観ている間は終始その美しさに痺れていました。
私は個人的に宮崎さんの監督としてのピークは紅の豚だと思っていて、その頃にはできていた神がかったようなキャラクターの心情描写や生き生きとした演技、音楽の乗せ方、無駄を削ぎ落とした日本刀のようなカット割ほか、諸々の感覚はもののけ姫あたりから衰え始めていたと思います。
でも、たとえその他諸々の感覚がどんなに衰えたとしても、アニメ作家としてこれだけはとことん突きつめたい。もっともっと良いものを残したい。その本能というか矜持が今作品のアニメ表現の比類なき美しさだったように思います。
それはまさしく宮崎駿の原点、原風景だったのではないでしょうか。
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