君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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原作とは全く違う解釈と感性が問われる映画
道徳的な投げかけ作品として知られる原作の「君たちはどう生きるか」という作品を思い描いて この映画作品を見に行こうとすると、おそらく戸惑いが襲ってくるだろう。
この表現の仕方がジブリ作品の真骨頂だと考える ジブリ作品のファンにとっては登場するキャラクターたちに親近感を感じるのかもしれないが 原作においてのメッセージ性は全く感じられなかった。
むしろ 宮崎駿が 何を伝えたいのか理解不能な作品だった。
この映画を見た人が そこに原作でのメッセージ性を感じたとするのなら それはそれでいいのかもしれないが、単にパラレルワールドの中での 仏教的な輪廻転生を戦争の時代の時代性と絡めて表現しただけのように感じてしまう宗教感を植え付けてくるような作品であったと思う。
長く愛せる作品かな
これぞジブリ作品
圧倒的な情報量と早い展開に、脳の処理能力が追いつかない。
近年の作品に多い『分かりやすい作品』ではない。見終わったあとに、じっくり考えたくなる作品。
『風の谷のナウシカ』から始まる宮崎ワールドの集大成。
彼の思想、母性への恋慕、父性への歪んだ愛情、生命への愛、戦争の憎しみ、彼の死生観。彼が作品の中で描き続けてきた物が詰め込まれた作品。
そして圧倒的に美しいビジュアル、作り込まれた世界観、一つのテーマで描かれた複数の短編集を読んであるかのようなストーリーに、ずるずると引き込まれていく。
ジブリ作品ではなく『宮崎駿の作品』が好きな人にはハマる。
『となりのトトロ』を見に行くつもりで行くと後悔する。
宮崎駿、ジブリからの挑戦状。
夏休みの課題
スタジオ名だけで売る
宮崎駿集大成
ファンタジーで描く哲学
もう一つの名作が生まれた
テレビ向きではないジブリ。
深く考えずに
宮崎駿がいない世界を生きる我々への問いかけ。
『君たちはどう生きるか』
このタイトルが、全てを語っているのだろう。
過去作を連想させるシーンがちょくちょく登場する。
そう遠くない将来、悲しいことに宮崎駿がいなくなり、作品が生まれなくなる世界が待っている。
走馬灯の様に流れて去るシーンの数々から、感じたメッセージ。
「(過去作など)作品を通して、伝えたい事はもう伝えてきた。では、これからの『君たちはどう生きるか。』」
天国でもなく、地獄でもなく、善悪でなく、グチャグチャでキレイじゃない、争い醜いこの世界を、過去を踏襲してではなく、己で創っていけ。
そう言っているんだ、と勝手に妄想する。
(ご存命の内からこの様な事を申し上げたことお許しください。いつまでもお元気で。次回作待ってます。)
理解と面白さ
作品を見たって感じ
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