劇場公開日 2023年7月14日

君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価

全1310件中、1~20件目を表示

3.0壮大な白昼夢

2024年3月18日
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鑑賞方法:映画館

アカデミー長編アニメーション映画賞受賞おめでとうございます。

映画館で宮崎作品を観るのが本当に久しぶりで、開始早々、絵や、音、動き…初めて観る作品でも懐かしい感じすらした。

宮崎駿さんには幼少期より感動とワクワクを私の心に満たし続けて育ててくれたようなもの。

今作、日本では宣材はイラスト1枚。
他の情報もなく、、…観なくていいかな、と思っていました。
観に行かないつもりでいたが、ずっと、何となく後ろ髪をひかれた。

先日、海外の予告編見た。
あれ?海外では予告編あるんだ。
…日本ではイラスト1枚で日本人なら分かれや、って感じすらしたけど、海外ではそうはいかなかったのだろうか。

物語がイメージできて、少し変わった異世界モノのような印象を受けたのでちょっと現実逃避したい気持ちになってた自分としては、呼ばれた気がした。

冒頭の火事
昔の階段の角度やキシミ
妖怪の様なおばあちゃん達
カエルの群れ、、、
美しい映像に何となく癒やされ。。。

不思議の国に迷い込むあたりは言わば壮大な白昼夢のよう…。
そう…意識が離脱するあの感じ…
ねもい…。。。。

過去の宮崎作品の片鱗がそこここに感じられ、イメージの膨大な情報量の映像化に感心する。。
…何を言いたかったのか?

生と死について描きたかったのか
よく分からない。。。
思いついたまま描きたいことを描いたらできた作品の様な印象を受ける。。。

あそこで、それでもお母さん、と呼べるんだ…。
結局、宮崎映画だから観ておきたいと思った

声の担当は俳優さん女優さん。前から気になってはいたけれど…。
広がりすぎて収拾の付かない世界観…
もはやカオス…と思う反面
よくこれだけのものをあの御年で作り上げたな、と、そのエネルギーに感心する。
なのに、なぜか、あれだけの映像を見せられても物足りなさを感じた。

私が宮崎作品に期待した事…

米津の最後の曲はとても良かった。

色々思うところはあるものの、日本の作品が世界に認められたのは素直に嬉しい。

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ホビット

4.5宣伝なしで正解

2023年7月29日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

私が劇場でジブリを観るのはポニョ以来で、久々の宮崎駿作品ということで楽しみにしていました。それに加えて、ポスター以外の宣伝は一切やっていないことにも驚きました。これはまっさらな状態で見れるチャンスだと考え、公開後も含めて事前情報をシャットアウトして観に行きました。

全体的に宮崎駿らしい世界観で、過去のジブリ作品の要素が沢山詰め込まれていました。私は独自性を持った作品が好みなので、いつも彼の独特な表現に圧倒されてきました。今回も「これはジブリだ!」と思えるテイストになっており、ずっと眺めていられる安心感がありました。また、登場人物は「あっ、これ見たことがある!」というものが多く、同伴した母も千と千尋に出てきたキャラみたいだったと言っていました。

ストーリーは複雑であまり理解できなかったですが、命の大切さや生きる素晴らしさが込められていました。ここから宮崎駿は、今作を観て自分で考えて行動する重要性を伝えようとしている印象を受けました。特に、私のような若者に世界のバランスが崩れそうな時代を支える役割を担ってほしいメッセージ性を感じ取りました。

初めは宣伝なしで大丈夫かなと心配でしたが、観終わった後は予告出さなくて正解だったと実感しました。もし、この内容で公開前に情報を明かしていたら、退屈そうに見えてスルーしていたかもしれません。そう思えるぐらい、この判断を下したジブリの人々に納得できました。

情報過多の時代になかなか体験できない貴重な経験ができるので、この機会にぜひ映画館へ足を運んでみてください。

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Ken@

4.0長編アニメーション賞受賞作品、世界の宮崎駿さん渾身の一作

2023年7月14日
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泣ける

知的

難しい

 前宣伝を一切しないという宣伝方法は、宮崎駿監督だから成立する。知らされているのは映画タイトルとイメージ画像のみ。全くといっていい程情報なしの初日映画館はほぼ満席。宮さん流石です。観客は小学生低学年から大学生、いい大人まであらゆる年齢層が集い、ただ「ジブリと宮崎駿」という冠に一心の期待を寄せてこの場に集う。その事実がもやは奇跡!!
 そして肝心の内容は?というと、小学生にはやや難解。誰にでも受け入れられるエンターテイメント性にやや欠けると言えなくもない。
 だけど、私はこの映画が宮崎駿監督の最後の作品で良かったと思います。一時は引退を決めてから、よくぞ戻ってこの作品を作ってくれましたと感動もひと塩です。宮崎駿さんの全てがぎゅっと詰め込まれているような作品でした。7年かけて作られた作品、やはりたった一度鑑賞したくらいでは、味わい尽くすことはできません。次は原作も読んで、もう少し勉強してから鑑賞させていただきます。
 エンドロールで米津玄師さんの主題歌が流れた時、何故か盟友高畑勲さんの「かぐや姫の物語」を思い出しました。クリエイターの最後の作品は、万人受けする作品に媚びるより、自分が満足する作品を是非作るべきだと私は思います。これまで、十分に日本や世界のアニメ界に貢献してきた宮崎駿監督なのですから。

*2024年3月11日追記
第96回アカデミー賞長編アニメーション賞受賞おめでとうございます㊗️
「千と千尋」は純粋に作品に贈られた賞。2度目の今作品では、内容もさることながら、長年アニメ界を牽引してきた宮崎駿監督、しいては鈴木敏夫さん率いるスタジオジブリの貢献に贈られた賞だと思います。日本にジブリがあってよかった!日本人として誇りに思います。正座してもう一度映画拝見致します🫡

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ななやお

4.0のびのびとした宮﨑アニメの表現に惚れ惚れ。

2023年7月31日
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主人公の父親が、母親の妹と再婚することになり、母親の実家に疎開する。母親の妹は、駅まで人力車で迎えに来ていて、カバンを人力車に積むと人力車がカバンの重みで揺れる。ああ、いま宮﨑アニメを見ているのだなと、長いこと感じていない感覚にとらわれた。別に10年ぶりだからではない。もう長らく宮﨑駿は、新作ごとに新たな挑戦をしていて、同時に過去にやったことを封じていたように感じていた。昔から観ていた世代として、その都度その都度表現の強さに畏敬の念を覚えつつ、あれ?この表現はもっと素晴らしいのを前に見たことがあるぞ、と違和感も覚えていたのだ。それが今回は、リミッターを外したかのごとく、得意な表現を出し惜しみしていない。今回は絵コンテを担当し、作画は別のアニメーターに任せたという記事も目にしたが、細部の動きがいちいち宮﨑アニメが持っていた心地よさなのである。もちろん、最初の火災(というかおそらく空襲)の場面は凄まじいインパクトだった。でも、建付けの悪い窓を力をかけて閉めようとする場面とか、ああいうところにいちいち宮﨑アニメを感じてしまい、ノスタルジーと同時に、やはりアニメーションとして素晴らしい芸だなと思ってしまう。相変わらず好き放題の内容だが、のびのびとしていてヨカッタ。

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村山章

4.5予備知識なしの鑑賞体験は是か非か

2023年7月14日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幸せ

昨年は「THE FIRST SLAM DUNK」が事前情報を極力まで秘して公開を迎え、結果として大成功をおさめた。ただ、主要キャストの背番号に合わせたカウントダウン動画をちらりちらりと見せ込んでいたので、今回のような飢餓感を味わうことはなかった。

「風立ちぬ」から10年。まさか宮崎駿監督の最新作を観られるとも思っていなかったが、蓋を開けてみたらポスタービジュアル以外は何も情報がないまま公開初日に。ここまで予備知識なしに作品を鑑賞するのは、記憶にないほど新鮮な体験となった。

出足からスクリーンにくぎ付けになったのは言うまでもないことだが、序盤から中盤、中盤から終盤へと向かうなかで、全く読めない展開が脳内を活性化させてくれてすこぶる気持ち良い。「是か非か」でいえば、無論「是」である。声優情報や主題歌情報は、弊サイトのニュースをご覧いただきたい。ここでは、ネタバレすることなく、予備知識が一切なかろうが問答無用で作品世界にどっぷり浸かり、珠玉の映画体験が叶うということについて言及しておく。

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大塚史貴

3.0“君たちはどう生きるか”の意味を感じ取ることも出来ないままに…

2025年5月25日
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鑑賞方法:TV地上波

私にはとても難しい作品で、
ただただ映像美だけに陶酔させて頂いた
ような印象の作品だった。

以前、宮崎駿映画の製作方法として、
見せたい“絵”を先に決め、
その後にそれらの“絵”を繫ぐべく
ストーリーを構築するとの話を
聞いたことがあったが、
この作品は正にそれを証明するような
相変わらずの見事な映像の連続ではあった。
もっとも、インコの軍団が登場してからは
そうとも言えなくなってしまったのだが。

果たして、
各キャラクターがビジュアル優先で、
全体ストーリーの中での意味性に
明確さを欠いた印象があり、
「となりのトトロ」のような、
現実世界とファンタジー世界の
上手い融合ではなく、
また、意識下としたいのか不明だが、
現実世界とは明確に別けた“下の世界”の
位置付けと共に、
主人公の父親の軍事工場経営者との設定や
そもそもが、太平洋戦争時を舞台とした意味
が最後まで私には理解出来なかった。

更には、「風の谷のナウシカ」のような
骨太の物語性が欠如している構成に、
この作品への没入感も阻害されてしまった。

そんな影響もあってか、
“君たちはどう生きるのか”のタイトルに
繋がる意味合いも
感じ取ることも出来ないままに
鑑賞を終えてしまう残念な作品となった。

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KENZO一級建築士事務所

2.0映像美は素晴らしい

2025年5月20日
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鑑賞方法:TV地上波

怖い

驚く

宮崎駿監督とジブリの世界観が独特なのは理解できるが、場面がコロコロと変わり目的や情熱が伝わりにくい。ノンジャンルが彼等の主体性なのかもしれない。
米津玄師さんの歌う主題歌「地球儀」が一番心に響いて良かった。

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月子

3.5宮崎駿監督ならではの世界観

2025年5月20日
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鑑賞方法:TV地上波

難しい

どういう世界線なのかちょっと難解でしたが、世界観は宮崎駿監督ならでは面白かったです。
映像の美しさや面白いキャラクターの登場モ楽しめました。

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光陽

4.0巨匠の仕事

2025年5月20日
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一方的ですが、私が「私の中の文豪、巨匠」と呼ぶ方は、私の人生に問いかけてくる作品を創られる方です(宮崎なら「風の谷のナウシカの原作」のラストのような)

私の中ではこの作品はやはり、宮崎駿という巨匠の仕事であると思っています。

前もっての情報も無く、まっさらな気持ちで観させるとしたら、もしかしたらタイトルも無題だったかもしれません。

でもこのタイトルを敢えて付けたのは、『君たちはどう生きるか』という素晴らしい小説を中高生にぜひ読んで欲しい、(世界中の)大人にも、あのコペル君の叔父さんのような大人になって欲しい!という宮崎駿の気持ちが、きっと込められていると私は思います。

ブルースリーは「考えるな、感じろ」と言いました。でも、宮崎はあたかも逆に「考えるんだ」と映像に込めて言っているように、今回この作品を観て感じました。(今でも折に触れ考えています)

文学でいうならこの作品には、芥川龍之介の『歯車』に通ずる、全てを脱ぎ捨てた天才の凄まじいキレがあると思います。そして13という数字が出たのは(うちの近くの寺にも十三重の塔がありますが)何か仏教的な、全ての魂への鎮魂を意味しているのかなとも思います。キリスト教徒であった遠藤周作やヘルマンヘッセが最後、仏教を書いたように。

私には、前作『風立ちぬ』から感じる、血の描写、デフォルメされたキャラクター、あと、やはり声優陣には違和感(菅田将暉は良かったなあ)が正直あり、主人公も2年後と2年前の声の変化は欲しかったと思います。上から目線ですみません、ぜひ次回作でご検討お願いします笑。(でも、声はさておき『風立ちぬ』は感動しました。今回シベリアも出てきました!よね?。私はあのシーンが好きでした。主人公のやさしさと、子供の「物乞いではない!家族を待ってるんだ」という毅然とした日本の精神が感じられて)

眞人はきっと、コペル君のような道を歩んでゆくと私は思います。
俗世で生きることを決め、様々なしがらみや、反面教師としての父と闘いながらもきっと、この体験を胸に秘めながら...。

「いざ、生きめやも」
(愛する人(母)は風となって空に舞い上がっていってしまった...さあ、、僕はこの世界で生きてゆかなければ)と...

星4つですが、5つめの☆は、今後自分の人生で何か探し出せたら、付けさせてもらいたいと思っています。(実は私も後悔している出来事や、謝りたい人がたくさんいます)

 長々と自分目線ですみません。

追伸:
※あと鳥好きの私としては(長々ついでで、笑)
水辺にいるアオサギは、古代エジプトでは「再生をつかさどる(雨を呼ぶ)鳥」と言われ、ペリカンとともに「聖なる鳥」とされていたようです(山下達郎の「Heron」もアオサギなんですよね)。ペリカンは「愛の象徴」との事で、というと、ワラワラを食べてしまうのは逆に、つらい俗世に生まれないようにとの愛情でしょうか?? 劇中のインコは、解き放たれた瞬間、目の位置が正面から本来の横の位置に戻りましたね笑。人間の姿のほうが視野が狭いのかな?(インコのキッチンのシーンは、なんか遠い記憶にある、映画『デリカテッセン』を思い出したようなユーモラスな感じで私の中で◎でした笑)

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AKIRA

2.0名前負け

2025年5月18日
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問題提起するようなタイトルをつけているが名前負けしている。
宮崎駿作品とは気が合わないので劇場ではなく金曜ロードショーを待った。
君たちはどう生きるかというタイトルで、最後まで戦時中の話を緻密に描いているのであればどう生きるのか考えながら観ることができたかもしれない。
そういう意味では最初の方は良かった。
カエルのシーンなんかは気持ち悪いけれどアニメーションの、テクニックとしては世界に誇れるのもよくわかる。

ただ、ファンタジーの世界に入ってからは、どう生きるか考えるより、鳥の群れの気持ち悪さとか、展開の無理矢理感が気になって考えることを放棄してしまった。
それでは身も蓋もない。
観客がついていけないようなものからは大風呂敷を広げたタイトルのどう生きるかを考えてしまったという気持ちには至らないだろう。

菅田将暉の演技の幅の広さには感心しきり。
観終わって、お口直しが必要な感じの仕上がりだったから、もっと美しい世界を描くことで、戦時中の悲惨さと対比させて欲しかった。

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momo

3.5駿らしい

2025年5月17日
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鑑賞方法:TV地上波

楽しい

不可思議なファンタジー描写とその内包されるメッセージ性がてんこ盛りと言った感じ、今までの駿ワールドの結晶的作品。言いたい事はぼやっとししか汲み取れなかった。良し悪しはともかく、ただこの人の映像作品は好きだ

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柿男

4.0心の奥深くに問いを投げかける傑作

2025年5月16日
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鑑賞方法:VOD

知的

ドキドキ

宮﨑駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」は、これまでのジブリ作品とは一線を画すようでいて、やはり“ジブリらしさ”をしっかりと感じさせる作品でした。

ストーリーは一見、幻想的で難解に思える部分もありますが、そこに込められた「命」「喪失」「選択」といったテーマはとても普遍的で、観る人それぞれの人生経験と照らし合わせて深く考えさせられるものでした。

個人的には、主人公・眞人が悩みながらも成長していく姿に、自分自身の過去の葛藤や迷いを重ねる瞬間が多々ありました。「君たちはどう生きるか」という問いは、まさに今を生きる私たちに投げかけられているのだと感じます。

また、映像美や音楽のクオリティは言うまでもなく素晴らしく、ジブリファンとしては胸が熱くなるシーンがたくさんありました。

一度観ただけでは全てを理解するのは難しいかもしれませんが、それもまたこの作品の魅力。観るたびに新たな気づきがある、そんな“深い映画”です。

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平野翠@事業家集団

1.0公開時に観たが

2025年5月15日
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鑑賞方法:映画館

難しい

レビューは書かなかった。

なんとならば、評価不能だから。これは悪夢。それだけの話。

イメージはよくわかったけどね。

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黙思亭不語

2.5ワラワラはコダマ?

2025年5月14日
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鑑賞方法:TV地上波

ジブリの色々なシーンが頭に浮かんだ。ここあのシーンじゃね?似てね?って思いながら見てた。

難しいお話だった。 メッセージ性強すぎて分からない。
自分の捉え方次第。マジで何伝えたいか分からない。

面白いと言うのか、、面白くないとはいえない。
不思議。何回もは見ないな(笑)

なんでインコにしたんだろ‪🦜‬
未来と過去、アオサギはなに?
義母何がしたかった?キリコ優しい人。

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ニア・ロベッカ・クロニクル

4.0あらためて観て凄く良かった

2025年5月13日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

興奮

知的

私は劇場公開時に観て私は
失望したクチの人間ですが、
あらためて金ローで4k
テレビで数年ぶりに観て
評価がまるっきり変わりました。
まず絵画を観てるように、
庭等の緑が美しい。
何故か以前は不快にさえ
感じた塔のなかの不思議世界の
表現に共感できたこと。
初見でつまづいた自分ですが、
あらためて観てさすが
宮崎監督半端ねえと
我ながら不思議だけど
思いました。

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のぶきち

3.0難しいです。作品としての完成度は高いけど、好きか嫌いかで言うと、ほどほど。 色々と考えるきっかけにはなる。

2025年5月13日
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鑑賞方法:映画館

難しい

ジブリ作品が好きで見ました。ナウシカ、ラビュタ好きです。
夫婦で見たのですが、鑑賞後 二人とも評価が難しいという同意見でした。

最近、テレビでも放映されたので、見始めましたが、途中で断念。
他のジブリ作品は、毎年の再放送でも最後まで見てしまうことが多いジブリ作品ですが、
これは別ですね。
そういえば、TVで紅の豚も見ちゃいました。

やっぱ難しい。
絵は、とってもきれいだし、アニメの表現は素晴らしいです。

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kobo-ojisan

4.0さすが、世界の宮崎駿。 独特の世界観は、さすがです。 映画館で観ま...

2025年5月13日
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さすが、世界の宮崎駿。
独特の世界観は、さすがです。
映画館で観ましたが、テレビで放送されたのを、また見て感動しました。

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カーモディ

5.0アニメ映画君たちはどう生きるかは小説坊ちゃんで竹を割るように理解できます

2025年5月10日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館、TV地上波

泣ける

笑える

幸せ

この2023年に映画の概念や構造についてかいたんだけどここにも詳しく残します
はじめに
さてさて、僕は宮崎駿監督 のアニメ映画『君たちはどう生きるか』に並々ならぬ想い・思いがあった。僕はこの作品を観るまでは絶対に生きていようと、怪我したり交通事故なんかに遭いたくは絶対したくない、そしてこの作品を観終わったらいつ死んでもいいくらいの想いでただ心の中でこのことだけが映画を作っている情報を知ってから長い間存在していた。この映画を観た後はもう若いが余生になるだろうくらいに思っていたものである笑。

家に戻り、なんかぼーーーーっとしながら思いをめぐらしていた。僕はふと気づいたのである。それを思うに至り、この映画と言うものがなんか僕なりに腑に落ちた思いを抱いた。
そして、ここ数日、急に思い出してあれこれ考えていたが、これはここに書いておいた方が自分にとっては頭の中が整理できていいかと思って書き始めました。
竹を割るように理解できたのは数十年前の国文学科の「近代文学」の授業を思い出したからである。
それは教授が解説したのは文学の初歩的な作品の夏目漱石の『坊ちゃん』という文学小説である。
さてさて、坊ちゃんと言う作品が1906年という事はもう時間が100年以上経つ作品である。しかも文学作品なので、当時の研究者や大学教授などが論文を書き、考証を重ね、それが100年にわたってその時代その時代の叡智をもった文学研究者・教授たちによって議論されてきたのである。
そして、僕がそれらを習った時点でも大体の成果が出てきていた。もちろんあれから数十年経っているので今現在の研究もなされているかと思います。でもある程度の成果なり、結果らしきものが出ている作品でもある。
公開してからネットで悪く言っている人たち
 例えるなら、今、テレビ・ネットで昔の飛行機を作っている人たちの映像が残っている。我々は今、飛行機だけでなく、ジャンボジェット機などにまで航空力学が発展した成果の恩恵に預かっていることは誰でも認識していることである。まだ発展していくであろうが、それなりの成果が出ているものであり、結果らしきものも出ている分野である。
そして、それらを知っている僕らは当時の飛行機を作っている白黒の古い映像で巻貝のようなプロペラをポンポンと上下に揺らして飛ぼうとしている人たちが滑稽に映るであろう。しかし、僕が思ったのはそれらをやっている当時の人達に対して「なにやってんだよ」とか「人間が空を飛べるわけないだろ」などと言っていた、歴史の中に消えていった人物たちがいたということである。そいつらの事を我々はなんて愚かな人間だろうかと思うものの当時の人間たちにしてみたらそれがもしかしたら当然の思いなのかもしれないわな。
しかしそれらの人々が全く理解しようとしない事や否定的にしか物事を見られない人々であったという事は確かである。
今ジャンボジェット機などを作っている人たちがこの映像を見てその当時の飛行機を作ろうとしている人たちの思いに感銘を受けながら、まぁ、当時はこう言った間違いもするだろうというものがあるかと思うし、ジャンボジェット機として存在しているような「君たちはどう生きるか」をけなしている人がいたとしたなら、それはその人が作品を理解しようともしていない人々に見受けられる。

ジャンボジェット機に乗って嫌だった、面白かったと言う人と同じに、この作品を面白くないと言う分にはいいし、面白いと言うものもいいだろうが、飛行機なんて飛ばないんだよなどと言うに似た言葉を言う人間には、僕は意地悪いので、こいつ愚かだとしか言いようがないのである。
こんなものを作っている宮崎駿は老害などと言っているのは、当時の飛行機を開発している人間たちや、夏目漱石をバカにしている当時の人間たちの愚かさをあざ笑っている当時の人々と同じ様で、今の時代のこの人も同様に、僕はこいつら何もわからずに死んでいくんだろうなと言う思いに至ってしまうものだ。当時に生まれていてもやはり飛行機は飛ばないんだよなんてことを言うだけの人間の様な気がしてならない。
底意地の悪い僕は腹抱えて笑っている。そいつら面白いのだ。

映画『君たちはどう生きるか』の文学的観点からの考察

「坊ちゃん」という小説が発売されて大方の人間がその内容に楽しむものやなんだつまらないなどと言いながら、100年以上過ぎてきた。各時代の文学の研究者・教授たちはこの作品の本質は何かをひたすら考察してきた。
僕はその考察を授業で習ったことにより、それらの成果をアニメ映画『君たちはどう生きるか』に振り当ててみて、それによって僕はこの作品の事を竹で割れたような感覚と思いを抱くに至った。
あの『坊ちゃん』の滑稽で愉快な小説のなにが「絶望」なんだと思うし、『君たちはどう生きるか』のあの訳の分からない幻想的場面展開のどこが「希望」なのだと思うかもしれないわな。。。まぁ、そう思うけどね。

「坊ちゃん」という作品の主軸
さてさて、松山が坊ちゃんを絶望いや、苦悩に至らしめたのではない。物語の本当の要点はこのような出来事ではないのだ。この小説の裏というか、この小説には主軸があるのである。それも一直線にただ最初から終わりまで物語を貫いている主軸というものがあるのだ。文学の研究者・教授たちは研究論文を書いて、この物語の主軸への考えに至るのである。夏目漱石がそう思って書いたという事なのかは問題でなく、この物語がこうゆうものだという文学的見解・観点が見受けられると言うものなのだ。

なぜ、主人公坊ちゃんが四国の愛媛県の松山なんて当時遠い所に行ったかである。お金に困っていたのもあるが、清のために家を建てるためにお金を稼ぎたいと言うのがあったのだ。物語としては松山に行っていろいろな出来事があり、読んでいて面白い作品となっているが、主人公坊ちゃんと言うものに主軸を置くとこの作品は色帯を変える。

坊ちゃんにとって松山に行っていろいろな事にあってもそれが人生の糧になったとか教訓を得たとかそんなものは全くないのである。主軸を観るとただそこへ行って時間が経って、ただ東京にかえってきただけなのである。そして、東京に戻って清と住み始め、清は「玄関付きの家でなくっても至極満足の様子であったが気の毒な事に今年の二月肺炎に罹(かか)って死んでしまった。」とある。
物語はそこまでて終わるが、文学研究者や国文・日本文学の教授はこれを読み取る。この時になり、坊ちゃんは人生最大の過ちに気づくのである。坊ちゃんにとって清の為に四国松山へ行ったものの清にとってはそんなことはどうでも良かった、坊ちゃんが自分が松山へ行ったことにより自分は清を東京に一人残してしまっていただけである、松山なんて遠い所へ行くよりも清と一緒にいるべきだった。それなのに四国に行ったことにより清と一緒に居られる貴重な時間をただ無駄にしただけだったということに気づくのである。

このことにより坊ちゃんは人生においてその後苦悩を抱えて過ごすことになるのである。松山での出来事も思い出もなにも坊ちゃん本人にとっては何も為さない上に、その貴重な時間を清と離れて過ごしてしまったことに苦悩していくのだ。

主軸として坊ちゃんと清の物語なのである。

そして、この物語は坊ちゃんにとって苦悩に至るだけの物語であり、その過程が主軸にあって書かれてあるのだ。ただ、この坊ちゃんと言う「作品を貫いている」のは坊ちゃんが苦悩に至る主軸のことだけが描かれており、つまり、この坊ちゃんと言う小説は人間の苦悩が生まれる背景がどうゆうことか描かれている作品なのである。冒頭に「坊ちゃん」は絶望の物語と言ったのはこのためである。

「君たちはどう生きるか」という作品の主軸
そして「君たちはどう生きるか」である。
詳しくは映画を観ていない人の為に控えるとしても・・・
観ている観客はあの幻想的な次々と起こる出来事に混乱するであろう。
しかし、この作品にも主軸があるのである。主軸は主人公の眞人の心情・心理・精神・・・なんでもいいが、その変遷が主軸なのだ。この映画の主軸はそこなのである。その主軸を観ること事で、この作品は竹を割ったように把握できるのだ。
作品に観られる幻想的な出来事の裏にある眞人の絶望・葛藤がどのような様に至っていくのかである。

若かりし頃の母親に出会い、母親を世話するばぁやの昔の姿に出会い、自分の由来を知っていく。そして自分の義母「お母さん」と呼び、自分の大叔父に出会って自分の原点を知るに至る。そして、世界を握っている大叔父の申し出を断り、現実を受け入れ、現実の世界へ戻る。
そして、生きることの肯定、ある種「希望」というものを持つに至る。

この作品は主人公の心情が主軸として描かれていて、それに幻想的な世界が描かれているのである。主人公の心理の主軸がこの作品を貫いて存在しているのだ。

『君たちはどう生きるか』という作品は絶望から希望への少年が至る過程が描かれているのである。

「坊ちゃん」と言う小説が100年に渡り研究され尽くしてきた作品へのアプローチをこの「君たちはどう生きるか」という映画作品に転移した場合に、この映画は竹を割ったように把握・理解できる。
様々な出来事が幻想的世界の中で描かれているが、下層的に流れているのは主人公の心象風景の推移であり、そこに主軸があるのだ。描かれている様々な表象的出来事だけを観るとこの作品は訳が分からなくなる。しかし、主人公の心理を主軸に置いてみれば、いくらいろいろな出来事が起こっても、主軸の主人公の心情へ戻っていけるので、幻想世界の出来事に振り回されることはなくなる。
今の考察は表象的なものへの考察に終始しているが、下層まで行っていないと言ったのはこの事なのである。根本的なものが理解できていないことに底意地の悪い僕は腹を抱えてせせら笑っていた。

ジェット機に乗る我々がジェット機をつまらない、何が面白いんだという人がいるののなら、乗らなければいいし、別にそれでいいんじゃないと言うのと一緒で、この作品が面白くないと言うのであれば、僕からすれば二度と観なくていいんじゃないというものだ。しかし、ジェット機なんてなんだか分からないとかこんなの飛ぶのかとかそんなもん開発してどうすんだとか言っている人たちは、まぁ、ライト兄弟以前にいた人達であり、まぁ、ジェット機を知っている我々からするとただのバカに見えてしまうのは否(いな)めないよな・・・。
この作品わかんないとか作ってどうすんだよこんな作品とかほざいている連中は僕からするとただのライト兄弟以前の人なのである。まぁ、理解すら出来ないよね。まぁ、それらの書き込みを見るたびにもうどうでもいい人間に見えてしまうのだ。

そして僕はこの作品を作ってきた人たち、特に宮崎駿監督の主人公の少年をなんとか救おう、希望を持たせよういう思いで必死で作って来た10年近くの熱い想いを想像するに至り、ひとり部屋の中で恥ずかしながら涙が出てくるほどであった。
まぁ、「こんな作品作る宮崎駿は老害」とののしるやつの方がたぶんいずれ老害に確実になるわな。

まぁ、この考察がおかしいと誰かがせせら笑うのはまぁいいけど、坊ちゃんを100年間研究してきた人たちの考察の成果をただ僕は転用・転移しただけなんで笑うアンタの方が笑われますよ。
大人は映画を頭で解釈しようとするが、この映画を観てなんか面白かったと純粋に言えるの子供たちかもしれません笑。

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ジャック・ドラゴン

4.0「お前の手で、争いのない世を作れ」

2025年5月10日
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鑑賞方法:TV地上波

知的

難しい

ドキドキ

戦時下の設定のなか、現代の不安定さをも積み木で表していたように思われ、
そして、「お前の手で、争いのない世を作れ」。
タイトルの意味は、大叔父のこの言葉に表れていたように思う。

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tigerdrver

1.0うーん…意味分からない…

2025年5月10日
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鑑賞方法:TV地上波

宮崎監督が言いたいことだけで終わってる映画…しかもメッセージが伝わりそうで伝わらないという何かもどかしさだけが残ったかな…と。
子供は早々に観るのをやめてスマホ見てました…
自分的には映画はスカッとするとか笑えるとかストレス発散系か観客に大きなメッセージを明確に与えるものが好きなので、この映画はちょっと合わなかったかな。
もう二度と観ることはないと思う。
エンディングの米津さんの歌はよかった!

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あいなしこ