君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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不思議な世界観
全く予備知識なく鑑賞。
戦争末期が舞台で、田舎に疎開した少年と家族の物語り。初めは風立ちぬ的な展開かと思ったら,途中から千と千尋的な世界観に。美しい映像と不思議な世界を眺めている中で、自分の想いに気がつき、家族の関係に蟠っていた少年の心が溶けていく様が見事に描かれていて、あっという間の2時間でした。
声優陣もなんとも豪華。菅田将暉、あいみょん、木村佳乃、小林薫などなど。主題歌は米津玄師と、これだけ豪華で全く宣伝しないとは、なんとも贅沢な映画でした。
宮崎駿が最後に言いたかったこと
場面、状況が目まぐるしく変わるので子供には難解な映画です
今までのジブリ作品のオマージュも満載でジブリ飯も健在
そして内容は?
宮崎駿が生きた時代は果たして幸せな世界だったのか?
そして私が引退した後をみんな頼むぞ!という強いメッセージを感じました
この映画は予告編を作りにくいのは確かですね?
どこを切り取るかで映画の印象もかなり変わる
後半のファンタジー色を濃くしても、期待を外すことになるし、子供には前半はキツイでしょうね?
大傑作とは正直言いがたいけど、人の細かい動きの描写は流石に宮崎駿だと感心しました♪
映像のワクワク感は凄いが話は面白くない
主人公の母親が亡くなり、母親の妹なつこが母親代わりになる。
疎開先の学校にも、新しい母親にも、新しい屋敷の世話人にも馴染めずストレスが溜まる。
母親代わりのなつこが甘えさせてくれると思って自傷するも失敗。
そんな中、身重のなつこが森の中の塔にフラフラと誘い込まれるのを見て主人公は助けに行く決意をする。
塔の中には実は宇宙から来た巨大な石があり、その中には異世界が広がっていた。
なつこを探して旅をする主人公。
サギ男やキリコ(疎開先の世話役のばあさんの若い頃の姿)ヒミ(母親の若い頃の姿)と一緒に墓の主を避けたり海を超えたりワラワラが人として生まれ変わるのを見届けたりインコやペリカンに襲われたりしながら冒険する。
塔の中の世界の管理者は主人公の祖先で、主人公に世界の管理を引き継ぎたい。
主人公は拒否。管理者は元の世界に戻ってどう生きるか主人公に問う。友だちを作りますと答える。
インコの王様は管理者になりたかったが、管理の要となる善意の石でできた積み木を切ってしまう。
すると世界は崩壊し、主人公はなつこと和解し、母親はもとの時間軸に戻る。
2年後、仲の良さそうな主人公一家が東京に戻るため出発するシーンで終了。
所々に昔のジブリで見たことあるシーンが散りばめられていた。
足をバタバタさせて靴を脱ぎ捨てるシーン海の見える建物の外壁をよじ登るシーン
コダマみたいな白くてかわいい生き物がワラワラ集まってくるシーン
木のトンネルをかがんで進むシーン
謎の岩が爆発して祟り神の触腕みたいになるシーン
ハウルの動く城の入口っぽいドアが一瞬映るシーン
他にもたくさんあると思う
ジブリっぽい映像が怒涛のように沢山楽しめる作品ではある。
主人公が母親を失って精神的に不安定になるが、異世界を冒険して立ち直り、新しい環境に適応して現実を生きていくというのが主軸だろうが、主人公が自分の気持ちを語らないしずっと真顔だし周りの人が君はこう思ってるんだろと言うまでどういう心境なのかわからない。
前半のテンポが悪い。なかなか話が始まらない。
クライマックスも千と千尋とかのような爽快感や感動はあまりない
宮崎駿の集大成がこれと言われると映像は納得だがそれ以外はうーん…という感じ。
ジブリでは3番目に好きなタイトルに
賛否分かれる作品ではありつつも
やはり映像美と爽快感が素敵な作品です
現実と幻想のグラデーションの表現がとにかく凄いのでテレビでは無く是非劇場で見ていただきたい
説明が欲しいタイプの人は少しお待ちいただいて
解説動画等が出てからの方が良いかもしれません
考えるな 感じろ そして楽しめ😹🫶
説明不可というより説明不要
敢えてクソダサい言い方すればだけど
生き抜くのに必要な知性、教養そして感受性のテスターみたいな映画に思えてきたわ
宮崎監督は人生の晩年で問う
「君たちはどう生きるか」と
あー 宮崎監督にはイーストウッド監督と同じく生涯、作品を創り続けていただけたらどんなに幸せだろうなと思いましたよ😇
人を選ぶ型、宮崎駿の集大成作品
過去にジブリで制作をしてきた、宮崎駿監督作品を一つにまとめた様な集大成的な作品だった(ベースは風立ちぬが近い?)。事前告知通りのファンタジー要素が強めな作風で、その辺りは千と千尋の神隠し、ハウルの動く城に近かった気がする。
文句無しの大傑作だった!と喜びたかったのだが、宮崎監督の実質的な引退作品(風立ちぬの時も言ってたけど...)なので、監督の個人的な趣味思考が全てを覆い尽くした一見すると荒唐無稽で難解な物語になっている様にも感じられた。私自身、物語の全体像を理解しきれていないのが現状だ。
パンフレットが発売された後に、内容を深く理解して2回目に挑戦したい。
声優陣、主題歌は豪華なキャスティングをしているので、嬉しかった。個人的には、過去に吹き替えで悪い印象を持っていた菅田将暉さんが今作ではとてもハマり役だったので、率直に嬉しかった。
後半30分ほとんどの観客が振り落とされる
題名から説教くさくなると予想されていた宮崎駿の最新作。
実際は、忠実に跡を継いで欲しいという思いと若者が自らの意思で選択するべきという思いの両方が描かれていて、駿の中で葛藤があったように思えた。
物語の終盤はかなり抽象的な表現が多く、また墓や石といった単語が説明なしに使われるため理解が難しいと感じた。
作画に関しては流石の一言に尽きる。
家屋の崩落や獣の大群、炎の描写などまさに宮崎駿の集大成であった。
その一方でエンディングに米津玄師を起用するなどこれまでにない新しい試みもあり、今後のジブリの展望に期待したいと感じた。
鳥ばっかり
見ていたんでしょうかね、お休み中。迫力は相変わらず凄い、鳥たちもあらかた助かって良かった。でもやっぱり話は女の子と手を取り合っての冒険、キャラクターも既視感ばかり。序盤微かに感じた厭戦ムードをもっと終盤まで引っ張れなかったか。
わけわからん
ストーリーも出演者も謎で、宮崎駿監督作品、というだけだが、それがまた興味をひくわけで、公開初日の朝一で最寄りの劇場に行ってきた。
ストーリーは・・・第二次世界大戦中に主人公の少年は火事で母を亡くし、父が再婚し、継母が妊娠し・・・てな話。
ネタバレ禁止なのだろうからこの先はやめときます。
感想は、難しくて訳わからなかった。
絵は綺麗。声優も有名俳優や女優なども使ってて超豪華。音楽は久石譲。
・・・そうなんだけど、君たちはどう生きるか、の題との繋がりが理解できず、面白いかと言われれば、そうでもなく。
家政婦さんが婆さんばかりで興味も湧かず、青サギが魅力的ならまだ救いがあるのだが、そうでもなく、自分には合わなかった。
追記
予想通り、手厳しいコメントが来ましたので、教養のなさを反省し、評価を2から➕0.5の2.5に修正します。
まだ、わからない
かつて、ナウシカがマスクの世界を予見したように、
ポニョが津波の押し寄せる様を予見したように、
この映画が、この先の世界にいったいなにが、起こる事を予言しているのかは、まだわからない。
他の人のレビューを読むと、よくわからないと言う意見と、なにやら物凄い傑作だと言う意見に別れているし、
10代の自分だったら、友達とこの鳥は何の比喩か?とか考察に激論を戦わせる映画である事は間違いないが、
50代の今はわからない事は分からずとも、言いたい事はわかるくらいで楽しめた。
ただいい加減、気楽に見れるエンタメ映画を作ってもらえないだろうか^_^
今回は引退作でないらしいので、また次を楽しみにしよう
………どゆこと?
誰もが事前情報無しで鑑賞したことでしょう。それにより初見のインパクトは爆発的でした。
冒頭のシーンから「これ戦争モノ?」と感じたり、青鷺が着ぐるみおじさんだったり、パパがキムタクだったり。
………でもそれだけでした。
母の死。突然の父の再婚。継母とお腹の子。主人公のマヒトが目まぐるしく変わる環境に感情移入はしました。
喋る青鷺に連れられて「塔の向こう」に行くというストーリーはいい。
でもなんで継母が「塔の向こう」で出産したかったの?
なんで継母は誰にも言わずに一人で行ったの?誰かに操られてたの?
そもそも「塔の向こう」は"死後の世界"に似た場所でいいの?
「塔の向こう」の住人はどういう人達なの?
喋るインコや、火を使うヒミーはどういう存在なの?
おばあちゃんズ、もといキリコさんは前は向こうにいたの?
あの活発なキリコさんだけなんで一人で漁をして暮らしていたの?過去の姿なの?
継母の顔が似てたのは母の妹だから?
その妹とパパは浮気してたの?
積み木が崩れて世界が滅んだから何?現実世界も崩壊するの?
それに立ち向かうストーリーとかじゃないの?
お母さんの遺した「君たちはどう生きるか」は関係無いの?
プロローグからエピローグまで終始「?」マークが頭に浮かんで映画を観たのは初めてです。
なんというか…「庵野秀明の真似した駿」な印象の今作でした。
説明するしないに関わらず全体的に抑揚が無さすぎて退屈。久石譲さんの音楽に頼りすぎでは?米津玄師は無罪。
ワラワラとか、血まみれのペリカンといい、特に伏線でもないキャラクターや場面が多すぎたと思う。もうちょい添削したら見やすくなる。
ジブリ系ファンタジーは戦前戦後より、ラピュタみたいな外国だったり、ポニョみたいな現代でやって欲しかった。
というかこれ「メアリと魔女の花」の二番煎じ。
視聴者置き去り系ファンタジーはもうこりごりだったのにな。
追記)
何よりエンディングが尻切れすぎる。
「あれから二年経って東京に帰ることになった〜」の一言で締めるのにビックリした。
ラピュタで例えるなら、崩壊するラピュタをシータとパズーが眺めてると突然ナレーションが入る。
「その後…僕とシータは海賊のおばさん達に見つけてもらって地上へと帰った──」
で、君をのせて♪が流れ始めたようなものです。カタルシスがムスカと共に滅んじゃったよ。
塔の残骸を眺めて何かを思い出しそうになる、とか。
家を出る時、再び軒下を横切った青鷺が「じゃあな、トモダチ」と喋って何かを思い出しそうになる、とか。
忘れてしまったとはいえ、話の畳み方が不完全燃焼です。
本当に全体的によくわからなかったので誰かの考察とかを見た方がいいかもです。
それか同名のあの本を読むとか。全く関係ないらしいけど。
以下せめてもの鑑賞ポイント
・四足歩行マヒト
・キムタク声のパパ
・若干サイコ味ある継母
・ジブリ系おばあちゃんズ
・喋ると思った青鷺(菅田将暉?)
・病み上がりに弓矢クラフト、青羽を添えて
・10秒で書けるマスコットキャラ
・トトロと同じ動きの炎魔法
・随所に見れらるジブリ過去作を彷彿させる場面
・「二年後、戦争が終わって東京に帰ることになった」……完。
↓どうぞ気軽にコメントや感想を呟いてください。
スタジオジブリの集大成!
映画館でジブリ作品を観たのがゲド戦記以来だが、期待を裏切らないTHEジブリ作品
ぜひ見て欲しいので内容には触れないが、頭の先からつま先まで全身の毛が逆立つことが何度もあり、童心に戻って作品を楽しめました。
素晴らしい絵と世界観。けどよく分からん
率直によく分かりません。別に難しい話ではないのですが、君たちはどう生きるか、と言われるとどうもあれこれ考えてしまうんです、なんか強烈なメッセージでもあるんじゃないかと─。
難しく考えるとなんかダメな気がします。単に、希有なクリエイターの力作として存分に楽しめば、素晴らしい作品のような気がします。
絶対的に変わらない絵とアニメーション、なのに古さをみじんも感じない─レトロな感じはするけれど・・・。目眩く世界観、自在に世界がどんどん変化していく、その様を感覚的に楽しむべきだったなぁと少し後悔。
さすがの質と作風でしたが、個人的には締め方があまり・・・といったところでした。
ポニョが好きな私は好きでした
宮崎駿氏の人生の集大成と言ってもいいのでは?
壮大な人間讃歌でした。
ポニョで描いたラストシーンのその先を、人類に対する希望を含めて描いてもらったような気持ちです。
終演後は拍手が起こりました。
私はこう生きた。君たちはどう生きるか?
まず、この作品は楽しませる、売れるという目的で作られていない。
完全なる宮﨑駿のエゴの集大成である。
なぜなら、この作品自体が彼の頭の中を表しているからだ。
主人公、牧眞人(まきまひと)は、宮﨑駿自身である。
そして、塔の中の世界は眞人によって作られた世界である。
大叔父も、インコの大王も、キリコも、青鷺も、あっちの世界に登場したキャラクターはすべて眞人が作り上げたものである。
そして、それらのキャラクターはすべて宮﨑駿の過去作で表現してきたキャラクター性を如実に表していた。
ヒミの火を使う能力、母親は死んでいると分かっていても、それを確かめたい葛藤、塔の世界へ誘い込んだ青鷺、
すべてが眞人が作り上げたとすれば、筋道が通る。
よく分からない、よく分からなくて当然である。
退屈な映画である、当然である。
この作品は、宮﨑駿は始めて自分の頭の中の世界観を思う存分おもねることなく、表現した初めての作品なのだ。
宮﨑駿は、本作で何かを伝えようとしていないのだ。
彼は本作で、「私はこう生きた。」という自省録を描いただけ。
そして、彼はその後こういうのだ。
「君たちはどう生きるか?」
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