君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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とんでもなく好きな作品
線で絵を描いて動きを作るのがアニメーション。最高のアニメーターが集結したのだろう。オープニングから度肝を抜かれ涙が出た。
マヒトが四つん這いになって駆け上がる階段の肌触り。火事の火の粉を物ともせぬ疾走。夏子が輪タクから降りるときの下駄と地面のあの感覚。肉体を写しとったような夏子の官能性…。古い家の描写に唸り、サギの完璧な身のこなしを堪能しているうちに、7人の小人婆さん登場で、ファンタジー感全開。で、もう、ここからが凄すぎる。
一見無抵抗な従順さの中に、決して自己の領域を踏み外さない“距離感”を感じさせるマヒト。自分の頭を石で割るような悪魔的な少年は、最初から矛盾を内包していた。
魚の内臓、ペリカンの埋葬、わらわらを通して、命は土に還っていずれまた新しい命が生まれる土壌となることが描かれる。それを受け入れた上で、「じゃあこの与えられた命をどのように生きよう?」って考えるのが人間。
自分の弱さが過ちを犯させたことを正面から見つめ、より良く生きたいという思いの中から、新しい自信を汲み出していくことを学んだコペルくん。
マヒトもまた自分の悪意を見つめ、ラストに自発的に生き方を選んだ。
ストーリーは解釈がいろいろだろうけど、私は自分なりに腑に落ちたから大満足。
宮崎駿(なぜか今回は宮﨑だった)は、なんかこう、わかりやすく話をまとめてしまうようなことは決してしないよね。
宮﨑駿がギアを上げてきた。
宮﨑駿がギアを上げてきた。
今までの主な作品では、
クシャナ、エボシ御前、
湯婆婆、グランマンマーレ等々の役割は決まっていて、
主人公に、
自然界は○、
人間界はX、
と、
お互い奪い合いをしていても、
共存はできない。
自然界も△、
人間界も△、
譲り合って共存するという現実を、
主人公(観客)に体験させる。
今作も船乗りの女性が出てきた。
(名前は出てきたのかもしれないが、わからない)
教えはしない、
主人公に体験させる。
何を倒し、慈しみ、
敬い、鎮めるのかを、
頭で考えるのではなく、
汗と血を流し体感で、
判断し行動する事を覚えさせる。
場所は、国、村、城、塔、
上下左右階層になっている場合が多い。
そして少し成長し元の地に戻る。
というのが、
メインプロット。
カオナシ、わらわら等、
魑魅魍魎の役割も似ている。
タイトルは様々だが、
主題は常に、
君たちはどう生きるか、
だった。
今回は更に、
神話や国生みの物語も、
視野に入れた、
モーゼの十戒や、
フェリーニなど、
君はどう生きるかだけではなく、
少年よ神話になれ、
という内容だった。
それがギアを上げたと感じた理由である。
ダイナミックさ、
スピード感で魅せる、
シークエンスはさすがに少なかった。
が、
ナウシカの原作にも、
あるような、
ひとりの主人公だけの物語ではなく、
宇宙や万物も含めた物語を、
映像で、
エンターテインする力に改めて驚いた。
たぶん、カンヌは大好き。
ジブリ最新作
わからなくても面白い
噂の映画を
たった今観に行ってきました
私はすごく面白かった
レビューを色々と見てたら
わけがわからないという
レビューが多かったけども
わけがわからないとは私は全く感じなかった
ストーリーもシンプルで
表現は美しい
造形や配置は自然にあるものにすごく近く無駄なものがない
他の誰にも造られないだろう
この表現は何かで感じたことがあると思ったらフェリーニだった
フェリーニよりもはるかにエンタメかな
子供には2時間は長いけど
その時々のシチュエーションはキャラも魅力的で子供にも楽しめるかもしれない
特に小さい子供には
わからないといって面白くないと言ってる人は多い
私はわからなくても面白い
どんな意味があるのかとか知らないし
知ろうとも思わない
わからない音楽や
わからない映画や
小説とか前はいっぱいあった気がする
自身の心が動く時に
意味や解釈を伴っていなければカタルシスを得られない時代になったのかな
観た方がいいと思うがそうも言い切れ無くも無い
公開日だけの発表で、ストーリーやキャスト等は全て伏せるというやり方で公開された今作。
このスラムダンク方式は、クリエーターなら誰しもが夢見る方法だろうと思うけど、ジブリで宮崎駿監督だからこそ出来たと思う。
プロデューサーの鈴木さんは震えていたのではあるまいか、いや、信じて座していたのかもしれない。
確かに今作は今までのジブリから見れば異色の問題作だと思いました。
以下多少のネタバレと私見を含みます⬇️
今作を観ての感想としては
幻想小説か不条理小説を読んだ様な気持ちになった。
小さい頃、黒澤明の「夢」をみた時の「・・・なるほど?」感。
きっと、ジブリ!エンタメ!として観るとがっかりする気がする。
アートを鑑賞する気持ちにスイッチすると楽しい!と鑑賞中に気付く。
色々と考えながら観ることができたし、ジブリ作品のいろんなオマージュ?が出てきて、それはそれでエンタメの気持ちを呼び起こしてくれて楽しかった。
ただ、ジブリの疾走感のある絵は、今作ではなりをひそめていた気がするのは少し寂しかった。
この作品のテーマはきっと「死」だと思う。
火垂るの墓の様にわかりやすい形にはなっていないけど、たぶん「死」や「時代の終わり」だと思う。
そして「託す」というテーマに移ろい、作品は終わる。
長編を撮るのは多分最後になるだろう宮崎駿監督の、いろいろな思いを乗せた作品だと思う。
監督自身もこの作品について「自分でもよく分からない」と言っている事も含めて、己の人生の天井が見えてきた監督が、それでも世の中にあるいろいろな映像表現を肯定しつつ『通したい何か』を観客それぞれが想像したら面白いのではないでしょうか。
大ヒットはしないだろうし、子供と観る映画でもないけど
観た方が良いだろうなと思う。
私は観れて良かったし、監督の居る時代に生きれて良かったと思った。
ふと、大好きな高畑監督が亡くなった時を思い出し『ぱやお、元気に長生きしてごろうちゃんを困らせたれ』と勝手に思いながら映画館から帰った。
タイトルなし
色々とシークレットにしての公開
はっきり言って大失敗のような気がする。
スラムダンクを意識してやったようだが
あちらはもともとストーリーがある程度わかっている状態での多少細かい部分でのシークレット公開であった為成功した例
今回のジブリ作品は原作もどきはあるが
それ以外は全然わからない。
正直既に公開しているのかさえ知らない人も
いると思います。
エンドロールに声優をした人だけら列して
配役もいれない。
正直何をしたいのかまったくわからない。
内容も自分にはジブリ史上最低作品
ジブリ作品って奥が深いけど大人にも子供にも楽しめる作品だから国民で一番のアニメ作品を
沢山作ってきたのだと思ってたけど
ジブリ作品のいい所はごっそりなくした
駄作にしか思えなかった。
冷めているかもしれないが、もうジブリには
ナウシカ、トトロ、ラピュタのような作品は作れないのかもしれないと思える感じがします。
ネタバレ無しで感想を言う
私はこの映画をおすすめ出来るかというと、今はおすすめ出来ない、と言える。
観てきた感想としては、ピクニックしにいったらロッククライミングをさせられたような気分にさせられた。
しかも岩肌は予想以上に滑りやすく、取っ掛かりを見つけることさえ難しい。
この作品は、ついて来れる奴だけついて来いというスタンスであり、前準備無しに見ると痛い目にあう。
もう少し待てば有識者が出てきて、登頂ルートを紹介してくれるであろう。
登り始めるのはそれからで良いと思う。
んーー
暇つぶし程度
巨匠の頭の中を覗くメタ的な面白さ
映像としても物語としても開始数分が一番引き込まれました。ファンタジーが苦手なこともあり、後半はかなり退屈してしまいました。
過去作のセルフオマージュは意図的なものだと思いますが、ストーリーのプロット的にも人が一生に創り出せる物語の数には限界があるのかな、と感じてしまいました。(えらそうにすみません)
評価するとすれば、作品のメタ的な魅力です。
・巨匠の世界観
長年日本のアニメを牽引してきた巨匠が今何を思うのか。自分の人生への回顧や死生観、これからを生きる人への想いは存分に読み取ることができました。
・言わずもがなの映像美
ストーリーに没頭できない分、作画や背景、音などのこれまでにスタジオジブリが大切に培ってきたであろう技術だけでなく、戦火のシーンなど新しい表現への挑戦に魅了されました。そういう意味では映画館で鑑賞する価値があると思います。
(どうでもいいのですが、古い家具の扉の閉まる音が実家のそれすぎてなんでもないシーンでツボってしまいました)
事前予告なしの公開スタイルについては、長年私たちを魅了してきたスタジオジブリと宮崎監督への期待値の高さは尋常なものではないので、よほど画期的な内容でない限り向かないのではないかと思います。
今後、監督が積み木を渡したのであろうエンドロールに名を連ねる皆さんが創り出す新しい世界を楽しみにしています。
面白くない
自分の中の宇宙を冒険する傑作ファンタジー
自分の中の宇宙を冒険する宮崎駿集大成の傑作冒険ファンタジーです。
内容は極めてユング心理学的に感じました。少年が無意識世界に潜り込みの影やアニマとの対話を通して成長していく冒険物語です。
それら、集合的無意識世界の住人が宮崎駿の生み出すキャラクターで描かれている点がらしいなぁと感じました。
絵の中に埋め込まれだ情報量ハンパなく多いジブリ映画の傑作です。キャラクターの動きや、さまざまなメタファーにそれらが現れています。そして、主人公は明らかに宮崎駿そのものであり、彼の心の自叙伝的映画でもあるとおもいます。
まるでスルメ映画であり、見る人のアゴの強さが試されている映画ともいえます。読み解ける人ほど楽しめる作品ですが、そうでない人は消化不良になり、評価がわかれるのでしょう。
ただし作品のファンタジー要素も強いため、舐めるだけでもその片鱗を感じることはできますが、高学年の小学生以上が対象のように感じます。
主人公を自分に重ね合わせることで、さまざまなカタルシスを体験させられ、自分の人生や、この宇宙の奥深さを、教えてくれる傑作でした。
この作品は観る人の心の解釈に委ねられます。それゆえに、先入観を排除するために事前に宣伝ができなかったのでしょう。鈴木敏夫の凄さも感じる部分でした。
悪意のない心で、積み木を積み上げ、この世界のバランスを保つことを引き継いでほしい。
君たちはどう生きるか❔
これは、私たちへの遺言ですかね。
わかりやすく、消費されるコンテンツが多い中、歴史的名著のごとく、映画館で一度きりの体験として、観るべき映画です。
「弱さ」に向き合う
正直、おもしろくはなかったです。観終わってガッカリしました。
もう宮崎駿には心躍るようなエンターテインメントは作れないんだな、と。
ただ、本作がどうしてこのような作品になったのかは理解できます。
当たり前ですが、2時間の映画はテーマが多岐にわたっているので、それら全てについて語ると長大な文になってしまうので、一点だけ、自分が最も大事だと思ったところに焦点を当てて書きます。
前半に眞人が自分の頭を石で殴る場面があります。おおきな傷で、出血もかなりありました。これを父親は学校の生徒による虐めだと断定しますが、眞人は転んだのだと嘘をつきます。そういう嘘をつくことで、父親に虐めがあったのだとより強固に思わせるように仕向けています。
これは、自身を「被害者」の立場に置くことで、他人への加害を正当化する行為です。同様の行いは古今東西で見られます。
最近ではロシアのウクライナ侵攻があります。あれはロシア側の主張としては、西側勢力(NATO)の拡大阻止のための自衛行為です。傍から見ればどう見ても侵略戦争ですが、ロシアの言い分としてはそうです。
また、過去にも大日本帝国は「暴支膺懲(ぼうしようちょう)」というスローガンを掲げて日中戦争に踏み出しました。これは、「暴れる支那を懲(こ)らしめる」という意味で、当時、排日抗日運動が盛んであった中国を侵略する口実として、アメリカ参戦後は「鬼畜米英」と並んで遣われました。
そのような国単位でなくても、ネット上における保守界隈では、「既得権益」や「公金で私腹を肥やしている」等の風説を真に受けて、在日外国人や女性、マイノリティへの差別・暴力が横行しています。
被害者ぶったやつの弱者への加虐行為。昔からありましたが、ネットが発達した昨今において、とくに増えている気がします。
なぜこのようなことが起こりうるかというと、加虐者の多くは「弱い」からです。それはどのような弱さかというと、知性のなさであったり金銭の貧しさであったり人によって様々です。
映画本編に戻ると、眞人は親の財力に恵まれ、子供ながらに聡明でもあります。そんな彼が、自分より貧しく、おそらく知性でも劣るような田舎の生徒らを陥れます。
これは母親の死や父親の再婚、戦争の激化、慣れない田舎の土地への不満等々の要因により、眞人の心が弱っていたためだと思います。そのように弱っている人は、本当の原因には立ち向かっていきません。近場で適当な弱い立場の人を痛めつけて、鬱憤を晴らすのが関の山です。
もっとも、眞人がおかれている境遇は眞人本人にはどうしようもないものでもあります。母親の死は変えられないし、戦争も止められません。
しかし、だからといって他人を陥れていいのかというとそんなことはありません。
眞人は、塔の中での冒険を経て成長し、自分がやったことがいかに卑怯な行為であったかを自覚します。ここで、題名の元となった吉野源三郎『君たちはどう生きるか』と通奏低音が共鳴します。
「弱さ」と向き合い、克服した眞人は「友達」と「本当の家族」を手に入れます。
なんでこんなことを考えたかというと、映画がつまんなかったからです。本作の公開前に宮崎監督作品を全て観返し、「宮崎駿最高!」という状態で臨んだので、そのガッカリは大きかったです。単純な「おもしろさ」の点では、ワーストの「ポニョ」よりちょっとマシ程度の評価です。
ただし、冒頭で申し上げたとおり、なんで本作がこんなふうになってしまったのかは理解できます。
監督の初期作品である「ナウシカ」はエンタメ作品として上質でありながら、その裏に重厚なテーマがありました。僕が宮崎駿監督に期待するのはそのような作品です。
ただ、もうそういう作品ではダメなんだと監督自身が思ったのでしょう。
一般的な観客は、劇場から一歩でたら「あーおもしろかった。さ、このあと何食べようかな」となり、作品を深く読み込もうとはしません。作品を深く考察するのはオタクだけです。
だから、宮崎監督はあえてエンタメに振らないことで、なんなら構成もストーリーもめちゃくちゃにすることで、フツーの観客にも「考えさせよう」としたのではないでしょうか。「よくわかんなかった」という感想が溢れているのが、ある意味でその証左ではないでしょうか。だって、宮崎駿はやろうと思えばいくらでも「わかりやすく」「おもしろく」作れるんですから(あえて言えば、わかりやすくおもしろく、さらに考えさせようとしたのが「ポニョ」で、結果は……)
その目論見が成功しているのかどうかはわかりません。「よくわからなかった人」は、よくわからないまま次の他の作品へ行ってしまうかもしれません。ただ、過去に作ってきたようなエンタメ作品ではもうダメなんだということはわかっていたから、『君たちはどう生きるか』のような作品をつくったのではないか、と思う次第です。
で、だからといって映画『君たちはどう生きるか』が素晴らしい作品かっていうと全然そうは思わない。つまんねえです。僕の願望としてはまたナウシカみたいなファンタジー冒険活劇やってくれ、です。まあ、そういう客が鬱陶しかったのも本作が生まれた原因の一つではあるんでしょうが。
そもそも元となった吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』も好きじゃない。著述家の菅野完がTwitterで「金持ちのボンボンのセン○リ」といっていたけど、まさにそう。インテリが頭の中だけで考えた道徳の本で、僕も読んだ時は全然いいと思わなかったし、今もそう。
だからインテリ中のインテリである宮崎駿が感銘を受けるのはわかる気がする。きっと宮崎さんは幼少の頃に読んでたんだろうけど、数年前に漫画版がでて再ブーム化したときに「これでいける!」と思ったんだろうなあ。
色々文句垂れたりしましたが、観る価値は間違いなくありました。
早くパンフレットを売って欲しいです。
8/12追記
パンフレット購入しました。
お金を出してモノを買う人を馬鹿にしている内容でした。
映画もこういう姿勢で作られたのかと思うと同時にやっぱり何も考えて作ってないというふうに受け止めました。なので上記の感想を撤回し、評価を☆3→☆1に訂正します。
大勢の人が作って、大勢の人が観る映画を、個人的なものにしてはいけません。
間違いなく傑作
あなたたちはどう生きてきたか?あるいはどう死んで行くのか?
そんな質問をしたくなるような映画だった。コナンやマルコを描いた時の熱き想いはどこに行ってしまったのか?次世代へのメッセージのつもりなら、悔恨も含めて自分たちが生きてきた道とそしてどうやって死んでいくのかを示せば良いだけだ。
テクニックとしてのアニメーションの表現力には脱帽するが、オリジナリティーがありそうで、あからさまに白雪姫のガラスの棺や七人の小人ならぬ老婆、ふしぎの国のアリスのプロットを想起させられると、これはオマージュなのかと疑念がわくだけだった。
十年の沈黙を破って、前宣伝を一切なしにして、蓋を開ければ、オールスターキャストの吹替え、人気アーティストの楽曲は、残念ながら自分の気持ちには「沁みて」来なかったし、兵器を製造して財をなした父親が戦禍で妻を亡くし、その翌年に妻の妹を後妻に迎える様子を主人公の少年がどう感じて、果たして不思議な体験を通じて何を得たのか、自分には話が「深すぎて」、よくわからないまま映画が終わってしまった。
ジブリは劇場で見たい
一体どんなラストになるんだろうとわくわく鑑賞。
私たちは人間の勝手で本当に手酷く鷄を扱っているんだから、逆があったって何も言えないよな〜と思ったり、、、
平和な世の中、人と人の繋がり、食、飛行機、船、ジブリで繰り返し感じてきた魅力を映画館でぶわーっと全身で感じ、ああ〜ほんとにもうこれが最後なのかな〜と寂しさもこみあげ、、、
ジブリ!愛!!!
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