劇場公開日 2023年7月14日

君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価

全2095件中、1181~1200件目を表示

4.0日本人アニメクリエイターに向けた遺言

2023年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 通常版とDolby Cinemaの計2回観賞してきました。この作品は日本経済の現状とスタジオジブリの現状をアニメに落とし込んだ内容に感じました。2回観賞して思ったのが、眞人とアオサギの関係が興味深かった。アオサギは鈴木プロデューサーと想定して観ると、眞人と共に行動しているときは過去のジブリで描かれたシーンのオマージュが頻繁に描かれていて答え合わせの気分で最初は楽しめましたが、だんだん退屈に感じられて集中しづらかった。
 この既視感を踏まえてポスターのアオサギは、宮崎監督の「創造の領域」に案内するナビゲーター=鈴木敏夫と解釈して本作を観賞すると、不思議な塔の中と外はスタジオジブリのアニメーションの技術がハッキリわかりました。塔の中は過去作の描写がふんだんに使われているのに対し、外の世界は今までにない描写が描かれていました。
空襲に怯える人々は陽炎のようにモヤモヤしていて「恐怖・不安」の心情をわかりやすく伝えていた。個人的にびっくりしたのが「大人の」キスシーンを音だけで表現していて、一歩踏み込んだ演出に関心しました。外の世界は「今現在のジブリ」、塔の中は「今までのジブリ」という考察に至りました。
 終盤の積み木のシーンは「日本の経済に組み込まれたスタジオジブリ」という印象でした。いびつに積み上げられた積み木は負債まみれの日本そのもので、現状維持のためにアニメを利用されていることに嫌悪感を抱いているように見えました。
 宮崎監督の創造の根源は戦争経験かと思えるあの「どす黒い雲」のような抽象的に描いているシーンがありますが、これは現実で経験したからこそ、13の善の積み木を具現化できたことがモノづくりに対して真摯に取り組めた結果であって、決して金儲けのためにアニメを作っていたわけではないと伝わりました。

コメントする (0件)
共感した! 13件)
keyton

3.0何処かで観た感じ。

2023年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「もののけ姫」で観た。
「千と千尋」で観た。
「ハウル」で観た。
「紅の豚」で観た。
「風立ちぬ」で観た。
宮崎駿監督作品だから、ジブリ作品だから鑑賞しました。
作品を観た後、余韻を楽しむこともなく。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
マイタケ

4.0不思議の国の真人

2023年7月20日
iPhoneアプリから投稿

ジブリさ満点と見終わった人が言っていた。
どういうことだろうか。キャラクター、質感、食べ物の描き方、水の描き方、確かにジブリだ。
お説教臭くないお説教、ストーリーの部分が確かに難解ではあるが原罪に向きあいながら前向きに生きていくというメッセージを受け取った。

コメントする 2件)
共感した! 37件)
立丸

4.0この作品をどう見るのか?

2023年7月20日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 18件)
ハンバーグ

5.0巨人なき後、僕たちはどう生きるか

2023年7月20日
iPhoneアプリから投稿

一時代を築いた人がいなくなった後、その意志を継ぐ者たちはどう生きていけば良いのだろうか?

どう生きるか?という内容ではなく、
さあここからどう生きますか?
と問われて終わった内容だった気がする。

ちゃんと一例を示してくれないあたり、やはりという感じ。

真人は君であり、私であるなと。
メッセージを受け取った。

No. 1261

コメントする (0件)
共感した! 15件)
バタピー

5.0最高

2023年7月20日
スマートフォンから投稿

興奮

知的

難しい

不思議な映画だったけど何回も観に行きたくなる内容でした。
もう一度観に行きます。

コメントする (0件)
共感した! 15件)
田辺

3.5賛否両論あるかもしれないけど、想像力と映像力は文句なし

2023年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

幸せ

まったくの事前知識も何もないまま観ました。
リアル寄りなのかファンタジー寄りなのかも分からないまま観るなんて久しぶりで、とても新鮮でした。

物語としてはふわっとした筋はあるものの、時代背景やその他もろもろの要素についての必然性にはあまり説得力がなく、まとまりに欠けているように感じられた。
少年の内面の葛藤とファンタジー要素との絡み合いで、あやふや度が増しているからこそ、人によっては混乱し、消化不良に陥るかもしれない。
でも、私は82歳という老齢の宮﨑駿氏が未だにこれほど自由な想像力を持ち、広さを感じさせる映像美を作り出せることにただただ驚嘆しながら観ていた。
お行儀の良い、まとまった作品ではなく、どこか少年のような粗削りさが目立つ作品だと思うのだが、自分の中の空想の扉が開いていく感覚はとても心地よい。
私は観て良かったです。

ただ、エンディング曲に米津玄師を採用したことにはガッカリ感がある。ちょっと食傷気味である。歌ではなく音楽だけで良かったし、歌にするならばもう少し透明感のある新鮮な歌い手による歌が良かった。

コメントする 1件)
共感した! 12件)
Ell

4.5ジブリワールドが懐かしかった。もくもく雲、うねる波、険しい目つき、...

2023年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ジブリワールドが懐かしかった。もくもく雲、うねる波、険しい目つき、希望、老人のしわ。昔のような構想力はなかったけれど、やはり、宮崎さんの絵と力は素晴らしい。

コメントする (0件)
共感した! 15件)
Emiri

4.0何度も、、

2023年7月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

観終わって何となく、子どもの頃の不思議でちょっと切ない夢を見ていたような感覚になりました。おそらく今まで観てきたジブリ作品の中でもとくにこの先何度も観直したい作品かなと思います。

コメントする (0件)
共感した! 12件)
フランケン

5.0「悪意」と「悪意のない13の石」 追記:タイトルについて

2023年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 23件)
からくりおばけ

2.0面白くはない!何回か観てやっとわかるジブリ映画!

2023年7月20日
スマートフォンから投稿

難しい

風たちぬから10年ぶりの宮崎駿監督のジブリ映画期待して観に行ったんですが、

中盤ぐらいからかな、

う〜ん、

なんかよくわからなくなってきた〜

あ!ダメだな〜ってなってきた😅笑

公開前から、
ネタバレ注意とか言ってたわりには、なんだこれ??みたいな感じ😅笑

正直、もののけ、千と千尋などに比べたら、天と地の差ほどぐらい面白くない😥

多分、何回か家でゆっくり観て、やっと宮崎駿監督が何を言いたかったのかわかる映画になってるんだと思う😅笑

子供には難しいから、レンタルで十分かな🙆笑

これを面白いと評価してる人はかなりヤバい人間🤭笑

コメントする (0件)
共感した! 11件)
カズくん

3.0むずいって

2023年7月20日
iPhoneアプリから投稿

まず、ネタバレくらわずに鑑賞できたことで最低ノルマ達成

そして、
ネタバレせずにコメントするの
無理じゃない?笑

気をつけながら感想言うと、、、

私が期待したような内容ではなかった
びっくりするような映像体験も無かった
(美しいが想像の範疇)

正直、難解な内容だったので
今後出てくる考察やインタビューなどで補完すると印象変わるかも?

てな感じかなー

コメントする (0件)
共感した! 14件)
HIDE

1.5これは鈴木さん宣伝しようがないわw

2023年7月20日
iPhoneアプリから投稿

宣伝しない!って鈴木さん言ってたけど、宣伝しようがなかったんだねw
これにどんなコピー付けるか?って言ったらタイトルがコピーそのものだしねw
あらすじ書いても訳わかんないだけだし

ジブリ映画としてのタイトルだったら絶対「の」を入れる事にこだわったはずで、その点でも匙を投げたんだろうな

この映画って万人に向けたメッセージなんかでは無くて、ジブリに関わってる、関わってた人へ向けたメッセージなんだろうなと思った
だからある意味内輪ネタしか無いので一般人には意味不明になる

ネタバレはするつもりは無いけど、雰囲気としては後期ジブリ作品のそれを引きずっていて、アリエッティ、マーニー、ぽいのを駿がやったら…的な感じ(^◇^;)

お話が分からん…って言われてるけど、多分これはそれほど重要じゃ無くて、登場させたい人物や物が決まっていて、それを出すための装置に過ぎないんだろうな…と思った

ハウルやポニョあたりからか、やたら年寄りが出るようになったが、今作もまた同じだった
美しいものを描こうというのを拒否して、敢えて醜いものを出し始めた
ミュゼットみたいな七人のババアは正直なところ気持ち悪かったし…

あと群体シーンもしょっちゅう出てきて、苦手な人は苦手だと思う
ポニョの魚はオオ!スゲェ!と思ったのにな

コダマの風船版みたいなのはもうキャラ戦略上のものとしか見れんかった…

涙のシーンはようやく千と千尋から変えて来たのはさすが駿と思ったが、、それほどでも無かった…

アオサギはまあ見るからに鈴木さんなんだろうけど、、カオナシとカルシファーとジコ坊と…みたいな役回りをミックスしたようなので、、これも心地悪かった(まあ実際鈴木さんはそのような人なんだろうけどw)
大体くちばしの中に歯がある表現が気持ち悪くて、あとブヨブヨした部分とか、後年の作品はやはり醜いものを出したがるのがイヤ

音楽は、四度重ねの久石節は薄められてた(ミニマルぽいのは少しあったけど、北野武映画の何か、、あれももういいわて思ったし)
ピアノ主体の演出はゼルダブレワイぽくてwちょっと逃げたかな…とも思った
アオサギのとか
でもそう言うのは酷かもしれない
この作品に曲作れってなったら頭抱えるだろうし
ご老体に鞭打ってよく駿に付き合われたと言うべきなんだろう

さてさて、、
さあ、次は少女が主人公の冒険ファンタジーものを皆待っておりますw
いつまでもいくらでも待っております!

駿さま、どうかお元気で作り続けて下さい!

追記)
2回目観に行ったので追記

今回出てくる女性キャラって、全て駿のお母さんのそれぞれの年代の姿だなと思った
ポニョの時もそうだったけど、今回それを全開にしたんだな、と思った
ポニョの時にトキさんに飛び込むシーンを、駿はボロボロ泣きながら描いてた
ホントは一番抱きつきたい人に、それをためらって、そしてようやく胸に飛び込んだ…風に見えた
でも今回はいろんな人に抱きつくシーンが描かれてて、ポニョの時にあった躊躇みたいなのが無くなった感じがした
母に対する思いが解放されたのかなぁ、、と思った

コメントする (0件)
共感した! 12件)
mocAgAcom

2.5うーん

2023年7月20日
スマートフォンから投稿

もうちょっと、こう‥
なんていうか

10年もの時を経たんだし
感動したかったというか、

やってくれたな、パヤオ。

期待したものが

これ??

ジブリ作品を長きにわたり
観てきた作品たちの中で

こんだけ意味のわからんものが
あっただろうか。

過去の作品で
裏設定を画だけで見せるとか
不親切なものはあったけど

ネットで検索すれば
親切な人が説明してくれてるサイトがあったりします。

誰か
助けて ヽ(´o`;

声を演じた役者はとても豪華で
エンドロールで見て

えっ

という人ばかりです。

なんだかそれすらもったいなくて。

さすが宮崎監督!

これぞジブリ!!

館で観たほうがいいよ!!!

と言いたかったです。

⭐️が1つか5つか
評価が分かれるのが
後に語られる作品になるというのは
よくあるかもしれませんが

どうしても5つには振り切れません。

僕は原作の本とか読まない派です。

原作は同じタイトルだけど
内容は違うらしいです。

ということは宮崎監督の
イマジネーションが全てですよね。

作画的には
ジブリぽさが随所に見られたんですが

いかんせんストーリーが。

一回見ただけじゃわからなさすぎて

しかし2回見ても理解する自信もない。

ただシンプルに

セリフで聞いたことだけ理解しときゃいいのかな。

だったらタイトルが全てということに落ち着くかもしれません。

映画を観る時は

出来るだけ予告は見ないほうがいいです。

良い場面を見せすぎて
本編を観ているときに
あ、CMで見たシーンだ〜
と要らないことを感じてしまうからです。

この作品は予告を一切見せてなかったので

その宣伝方法は賛成だったのですが

もっともっと内容を深く
理解させて欲しかったなと思います。

もちろん感じ方は人それぞれなので

これで十分伝わったという人はいるでしょうけど

僕は初見で納得できるものではなかったです。

コメントする (0件)
共感した! 12件)
hide

5.0悲しさと寂しさ ジブリの集大成 そして終焉

2023年7月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 17件)
zzzQちゃん

5.0僕ごときは5点以外つけられない

2023年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

いろいろ不安がありました。
不安とは結局「面白くないのではないか」
ということだ。
ただ、50を過ぎた僕は宮崎作品にこれまで大いに
それこそシャレにならないほどに救われたのだ。
という自己の人生においての歴然たる事実は、
そんな不安をかえりみず映画館に足を運ぶことへの動機として
これ以上はないのものであり、僕は観に行くこととなった。

作品に関して。
雰囲気としてはハウルと千と千尋的。
全体的に意外ですが「ゲド戦記」だった。
まるでまさかの「ゲド戦記」に対する
アンサー又はオマージュとさえ感じるのは、
まさに遺言的な映画なのだからかもしれない。
それは吾朗に対してだけではなく、
生死を問わず、彼と親密な関係するクリエイター達への、
あの世とこの世の人宛の遺言のような。そんな気がした。
その遺言の宛先に一般の僕たちが含まれるのかと言えば微妙に思う。

結局、僕らは彼らの養分に過ぎないから。
でも、僕らがいなければ彼らは成り立たない。
変な意味でそんな残酷であるが当たり前な現実を、
この突き放し感が半端ない映画を目の当たりにして
むしろ僕は心地がよかった。

コメントする (0件)
共感した! 16件)
酔って書かない日はない

5.0最高

2023年7月20日
スマートフォンから投稿

迎合要素がかなり少ないと感じた。描きたいことを描ききった感じ。見る側のことなんておかまいなし感が最高だった。
理解しようとする人には、評価低いだろうなあという印象。観客にあわせちゃうと多少ぼんやりしたりレベル下がったりしちゃうから。。
つくり手がつくりたいようにつくった作品、最高。
内容については、共有せずに自分の中にしまっときたい映画。
さすが宮崎駿監督。巨匠です。

コメントする (0件)
共感した! 14件)
どろん

3.0監督は

2023年7月20日
Androidアプリから投稿

 自身の作品で描く抑圧的な父親そのものだなぁと思う。
 吾郎氏はこれをどういう気持ちで見たんだろうなという気がします。

 作品についてあれこれ考察するのは無駄なのかもしれません。御大ご自身で「作っててよくわからない所があった」とか言ってるそうなので、まさに引退時だったんだろうし商業的に成功したのならそれは有終の美を飾ったということなんでしょう…
 作中の眞人が原案本に感銘をうけたようにはこの作品は子供にはリーチしないだろうなという気がします。アニメとは一体誰の為のものなのかという根本的な事を少し考えてしまった。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
ymd

4.5突出した剛作

2023年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

おそらく、今までの日本の映画にはない種類の映画。
宮崎駿の私小説的なストーリーと願いだけでなく、
猛烈な映像とディテール。濃密な情報量。
ジブリ的な映画、宮崎駿的な映画とは一線を画すような
豪快な映画だった。

コメントする (0件)
共感した! 14件)
kozoswing

4.0世界の成り立ちをファンタジーで語りかけてくれている

2023年7月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

説明がないので難しくて1回じゃよくわからないけど、それも楽しいと思えた映画体験でした。著書「君たちはどう生きるか」の物語とは全くの別物なのですが、どこかリンクしていると思うのでそれを自分なりに感じてみるぞという気持ちで鑑賞しました。忙しい日常のなかで、ふと立ち止まり、何となく「社会、世界、そして自分」について考える良い機会に。美しいアニメーションと共に、神話のように語りかけてくれる。あれってなんだったのだろう・・よくわからないからこそ、印象に残ってしまう。そして映画館を出てなぜか現実世界への感じ方がほんの少し変わったような、不思議な体験をぜひ。

コメントする (0件)
共感した! 13件)
kkk