君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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鳥嫌いになりますね
子供向けなのだろうが果たして子供たちは何を思うのだろう、恐らく鳥が気味悪く嫌いになってしまうだけの映画ではなかろうか。おじさんが観てもさっぱり分かりませんでした、戦時中と言う設定だから、反戦映画かと思ったがそうでもなく宇宙から来たエイリアンの謎の石が作り出したらしいマルチバースの奇妙な世界で行方不明の継母を探す真人の冒険がダラダラと続きます、2時間越えはちと長すぎます・・。兎に角、作家性が強すぎて、話題作ではありますが今までの名作に比べると独りよがりの難解な冒険ファンタジーでした。
可愛いキャラもいましたが 怖いのもいたね。
確かに母の死が最大のテーマかも
タイトルなし(ネタバレ)
追記
主人公の男の子が自分の頭を石で殴ってけがする場面。
男の子の利発さ図太さ只者でないのが表れてる。
田舎の学校じゃ異物の自分はぼこぼこにやられる。父も見当はずれで真の味方ではない。だから自分に致命傷的傷(痛々しい)を与えて学校に行かされるのを避けたのだ。
いい映画だった。予想以上。思い出のマーニーなどの米林監督、息子吾郎監督の作品や宮崎監督自身の過去作などその他をいろいろ連想した。もちろん欧米の児童小説の世界やアンデルセンや雪の女王なども。
異世界へ飛び込み旅をする。相棒と最良の友達になる。良きアドバイザーと出会う。私は見飽きなかった。
目新しく感じたのが、主人公の男の子がえらく利発な感じだったこと。
もう一つ、主人公の父親が爛れた雰囲気だった。伊藤英明かと思ったがキムタクが声優をしていた。キムタク恐るべし‥‥。魅力的だし、存在感ある。宮崎監督にハマったから、再度、起用されたのだろうか。すごいね、ジャニーズって。
さらに主人公の母がなまなましく美しい。
ディズニーにはないと思う、この映画のような余韻。あらすじに縛られてないからこその良さ。最高級の画力に裏打ちされたイメージがおしげもなく連投される。
ゲド戦記で感じたが、この世を良くしている正義は、地味でかっこわるいぐらい地道な目立たない努力によってささえられている。この映画にもそれを感じた。
宮崎監督自身の人生のストーリーから想起した映画なら、大量のオウム達(大衆のことかと思ったが、他のレビューを読んで思い直した。一緒に仕事している仲間のことだ。)相棒アオサギやキリコやその他は仕事仲間。主人公は監督自身。自分の宿命と向き合いながらコツコツと誠実にアニメを作ってきた、人生をささげてきた。娯楽消費者の考える想像以上、膨大な労力をアニメ制作は必要とする。
私(宮崎駿)はどう生きればいいか?
「君たちはどう生きるか」どうしたんだい、宮崎駿さんは
私的レビュー(妄想)
君たちはどう生きるか、というより私(宮崎駿)はどう生きればいい?という印象。
公開当時にやってた宮崎駿のドキュメンタリーを観たけど、ひたすら高畑勲を追い求めて苦悩してる様子があった。
大叔父を高畑勲に重ねてると言ってたけど…なるほど、主人公は宮崎駿なのか。
親しい人が亡くなって、始めて人の生き死にに真面目に考えたのだろうか?この監督(じいさん)は…
宮崎駿は、大叔父(高畑勲)のいるあの世界で、作ってこれたんだ!
でも、高畑勲という自分を支えてきてくれた人の存在の大きさに、失って初めて気づいたのか?!
今作は、力は入ってるけど宮崎駿の魂が感じられない。
だからなのか、劇中の世界観は過去作と印象が被るし、技術も今まで培ってきた物で表現しているそう。
牙が抜かれたかの様な、あの宮崎駿が丸くなったみたいだ(あの歳になってようやく!?笑
今までは声の表現にも拘っていたところが、まるで感じなかった
結論、今まで設定してきた世界でキャラクターを生み出してきたけど、
「君たちはどう生きるか」は、自分の人生を表現した作品だと感じた。
あ、映画としてはイマイチかも。
ジブリ宮崎駿の映画として観たら大変面白い!かなと思いました。
よく解らない
公開まで情報を遮断していた作品。
ジブリファンの私は公開と共に観に行きました。
結果、何が何だか良く解らない。
印象に残った場面しか頭に残らないでした。
それから金曜ロードショーで再び観ました。
初回よりはあらすじは解りました。
でもやっぱりよく解らない。
現実の世界が長く、戦争中の日本をリアルに描写していて、それが長く、異世界(彼岸?)の中はまさにカオス。
宇宙からの飛来した塔だからあの世に繋がっているのかもしれないが、義母を探して、若い自分の母と再会する。
題名の「君たちはどう生きるか」は現実世界で主人公が母のメッセージが書いてある本から取ったのかと思ったら、番組の最後に監督からのメッセージがあり、あの世に母を探し、この不正の世界のでどう生きるかにある様で、少し納得しました。
でも作品内で、もっと君たちはどう生きるか問う、考えさせられる映像になっていたら、この作品を観て「自分たちはどう生きるか」を考える作品になったと思うし、自分の気づきにもなったと思うが、映像からは何も伝わらなかったです。
うーーーん…正直わざわざ引退撤回してまで創りたかった作品がコレ??...
うーーーん…正直わざわざ引退撤回してまで創りたかった作品がコレ???って感じ。映像は確かに凄いけどハッキリ言えるのはコレをお金払ってまで映画館で観なくて良かった〜って事だけかな。そもそもタイトルとの関連性があまりにもアレ。事前情報がほぼ0の中蓋を開けたらコレでしたってあまりにも詐欺っぽい 笑
感じ方や考え方を観客に委ねるってゆうコンセプトで創られたモノだからまぁしょうがないのかもだけど風立ちぬから思ってた作品テーマがもう”人間”にフォーカスしちゃってる&声も半端な俳優を使ってるから作品がどうしても更に生々しくなっちゃうし少なくとも私が好きで憧れた宮崎駿の世界観はもう観れないんだなぁと少し寂しくなった。とりあえず金ロー次回予告の紅の豚が楽しみすぎる事しか印象に残ってない 笑
万人受けはしない
ジブリがどんどん浮かぶ
ストーリーについては、省く
とにかく、ジブリがどんどん浮かぶ。
炎を見ては、ハウルの動く城
走るシーンは、天空の城ラピュタ
まっくろくろすけ、白いバージョン
などなど
追いつめられ、緊迫感があるのに、
あれやこれや、キャッキャとはしゃいでしまいました。
金曜ロードショー
感想ですが
ハウルの動く城、千と千尋の神隠しなどを取り込んだそんな感じの映画です。宮崎駿の集大成が詰まった映画なような気がしました。
今まで見てきた崖の上のポニョのような海がシーン荒地の魔女のような登場人物またもののけ姫のような感じの動物の変化
もののけ姫森の中生き物に似たような内容もよくわからなかったけど声優の声など色んな方がやられていて楽しめます
(積)木を見て森見えず
好みが分かれるか、
んー、好きな人は好きでハマる?評価する?ような、不可思議な作品。
「宮崎駿だから」なのか、なんでもアリなのか、その設定、世界観が自分にはよくわかんない、ついていけないもんだった。
見てる人に酷なようにも感じるし、見てて苦痛にさえ感じた。
「だからナニ?」、「何が言いたいの?」みたいな。
この作品、ストーリーで、なにがどう「君たちはどう生きるか」なんだろう。
そこで興味を掻き立てられるでもなく、前向きに見られるでもなく、でも最初で最後か、なんとか最後まで見たかんじ。
途中で寝たけど。
千と千尋とかハウルとか紅の豚とかもののけとか、そのあたりに「慣れて」しまって「ジブリだから」というかんじで見てると、このテのストーリーは難しく意味不明に感じてしまうのか。
個人的にはまったくついていけずハマらなかった。。。
映画館にカネ出して見に行かなくてよかった。
画や景色はキレイな描写であれど、ストーリーや設定は雑に劣化してはいけないだろう、と。
昔のアニメ画像でもストーリーが純粋にいいもの、何回でも見たくなる昔の「ジブリ、宮崎駿」がいい。
「『スタンド・バイ・ミー』と『壊れかけのRadio』」
東京は警報級の豪雨で、GW後半の予定を変更して帰宅しました。疲れてうとうと眠って目が覚めて、夢うつつで映画を観ていました。主人公の眞人と同じように…
「この映画、こんなに優しい映画だった?」「宮﨑駿監督の自伝的映画、って言われてたよね!?」そんな話をしながら、金ローを観ていました。
11歳の眞人の姿に、『スタンド・バイ・ミー』の主人公ゴーディを思い出しました。幼馴染みの4人の少年、12歳の夏の日、列車に轢かれた少年の死体探しの旅。原作はスティーブン・キングの“The Body”(死体)。
4人は旅の途中焚き火を囲み、ゴーディは創作したファンタジックホラーを話します。友達から物語の続きを聞かれて、この先は無いことを上手く答えられず、その終わりではつまらないと言われてしまいます。
映画版の主人公は成長して作家になり、スティーブン・キングの少年時代のように描かれていました。
眞人が自由に空想していた異世界や、言葉にしたら壊れてしまいそうな心の奥に秘めた想いを、そのまま映画にした宮﨑駿監督。評価が分かれてしまったこの映画の、眞人とゴーディの姿が重なりました。
『君たちはどう生きるか』は、劇場で鑑賞した時には、★を多く付けられなかった作品です。
公開当時、頑なに“宣伝をしない宣伝”にも、この映画のタイトルにも、所謂あざとさを感じて身構えてしまったからだと思います。
『スタンド・バイ・ミー』と同じように、宮﨑駿監督の自伝的な回想だと思いながら観ていたら、全く違う感想になったのにと残念です。
映画館で観た時に、何となく好きになれなかった作品を、納得できなくて後付けの理屈で評価していたりします。
時間が経って地上波でもう一度観たら、こうして評価が変わることも、不思議なことにたまにあったりします。
TV地上波の映画放送は、SNSで感想をリアタイ共有できて、配信とは違う2回目の映画鑑賞の楽しみがあります。
「みんなとつながる映画館、金曜ロードショー」の枠は、いつまでも無くならないでほしいと願っています。
✎____________
2024年1月31日映画館で鑑賞
2025年5月2日地上波で鑑賞
5月2日★★★★★評価
5月2日レビュー投稿
5月4日レビュータイトル編集
インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
腰が抜けました。抜けた腰が未だに戻ってこないほどです。
言い方は悪いですが、映画を観て面白くなさ過ぎて初めて口直しに違う映画をすぐに観たいと思いました。
そして『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を観ました。最高に面白かったです。
同じ最終作品でもここまで違うのかと。
『もののけ姫』でかすかに聴こえたジブリ作品の終わりの始まりの足音の正体がこの作品だと思います。
リアルタイムでこの映画体験が出来た奇跡
前情報一切なしの息を呑む映画体験が出来ることがこの時代にどれほど貴重なことか。
公開初日の2回目の回に1人で鑑賞。
数席残しのほぼ満席の様子で客層は30〜40代以降のお1人様中心、ちらほら20代カップルという感じでした。
『宮崎駿監督の集大成』
と言うと誰目線だ偉そうにおこがましい、と自分でも思うけど、とにかく宮崎駿監督の好きなもの存分に詰め込まれてて今までに味わったことのない最高の映画体験でした。
無事に帰ってきましたが本当に数日引き摺るような浮遊感というか心此処にあらずというか笑、パンフもそりゃもう待ち侘びました。ジブリの凄い戦略にまんまと乗り、貴重な体験をさせてもらえたこと感謝しかないです。
子供と行くか悩んだけど一人で行って良かったです。
本当に宮崎駿監督を煮詰めて煮詰めて出来上がった大量のエキスを息もできないままに流し込まれ溺れるような圧倒的な映画体験が映画館で初日に出来たこと、運が良かったとしか思えません。
今度遂に金ローで初放映とのことで今から楽しみです。当時は怖がったであろう子供も、今ならもう最後まで観られるだろうな。
鑑賞当時、友達には『行けるなら前情報入れずに映画館で体験した方がいい』と、また『宮崎駿監督が大好きなら絶対観るべきだけど耐性が弱い人には刺激的過ぎて溺れてしまうかも(=非常に人を選ぶであろう)』と伝えたのをよく覚えています笑
劇場では2回観て、来週は家族で3回目の鑑賞予定です。子供本当に大丈夫かどきどきしますが…特番もあるようなので今から楽しみです。
「母の不在」への直面とその超克。
劇場公開時に観た時には、「さてどんな出来栄えだろうか…」という心持ちで劇場に足を運んだこともあって、十分に本作の素晴らしさを享受しきれなかった感じがした。再鑑賞できないままBlu-ray発売となり、やっとの2度目。作画の素晴らしさ、散りばめられたシンボル的な表現、そして何より宮﨑駿が過去作でも繰り返してきた「母の不在」のモチーフを初めて正面から取り扱ったこと。心を打つ要素は多岐にわたる。
主人公の名前が「眞人(まひと)」というところから既に意味深で、真(まこと)の人であるとはどういうことなのか?という含みが感じられる。戦時中、母の死を契機として自分の周りの世界が受け入れ難いものになっていく。「母の不在」→「世界の拒絶」という構図がまず示される。継母になる人を受け入れられず、転校先の学校からの拒絶と、拒否の意思表示としての自傷を経て、継母が塔の奥へ隠れるところまで至ってから、青サギのいざないによっていよいよ“向こう側”へ踏み込んでいく。塔はその“向こう側”へのポータルになっているのだが、この“向こう側”は完全なる「彼岸」というよりは、「中間」(『チベット死者の書』の言葉を借りれば“バルド”となるか)のように私には感じられ、私たちの合意的現実が生まれる一歩手前の領域という感じだ。青サギ・ペリカン・インコといった鳥たちが多数出てくるのは、鳥は古くから地上界と天上界の橋渡しをするものの象徴なので、まさに中間の存在と言って良い。
ちなみに継母が“向こう側”に隠れたのは、眞人の継母になること(合わせて勝一の後妻になること)を心から受け入れられずに現実世界から退避したということ。ただこの行動が入り口となって、結局はこの母子がきちんと親子になるためのイニシエーションが展開されることになったようにも見えるのがポイントだ。その遥か昔に、大伯父も現実世界から退避して塔の奥に引き籠っているが、「悪意のない純粋な世界を作りたい」というのがその動機であるようだ。ピュアでなどあり得ない現実世界を受け入れられない彼は、クライマックスで眞人に自分の仕事を引き継ぐよう迫る。しかし、眞人は拒否し、現実世界に回帰することを選択する。それは、“向こう側”で様々に経験したことが眞人を変え、受け入れ切れなかった現実世界を受け止める準備が整ったからだと言える。眞人も継母も現実世界に戻り、文字通り「家族」となって終幕を迎える。
以上が、物語全体の流れと大枠の構造であるが、「訳が分からない」という反応がかなりあるようだ。それは、過去の宮﨑駿の作品と比して、親切な説明を排し、ユング心理学で「元型」と呼ばれるような次元でのシンボリックな表現の積み重ねで物語ろうとしているからに他ならない。眠っている時に見た夢の意味が分からなくて悶々としたり、その意味を考えないでいられなかったり…そんな夢見のあとのような気分で、この作品鑑賞後にあれやこれやと反芻して思いを巡らせるのが正しいような気がする。
これは恐らく、大衆向けの娯楽作品を狙ったというより、宮﨑駿個人が自らの内に疼くテーマを掘り下げるために撮った、極めてパーソナルな作品だろうと思われる。こんな作品も大いに歓迎したい。キャリアの終盤にこんな作品を作ったっていいだろう。もう十分過ぎるほどにアニメ製作者として、大衆に貢献してきたのだから。
少々分かりにくいかもしれないが、豊かなイマジネーションの海に揺蕩うことを楽しむことさえできれば、素晴らしい鑑賞体験になるはず。変にジャッジしようとせず、作品世界に浸ってみることをおすすめする。
セルフオマージュが非常に虚しい
タイトルと本編は関係ないと思ってみると良いかも。
「君たちはどう生きるか」と問われるような作品であるのだろうと
その心持ちで見てしまったもんだから、え?てなりましたね。普通に。
別段、何も問われてなどいないのです。え?タイトルの意味。
みたいな感じで、置いてきぼりな気がしてしまうのも事実。
しかしながら、今落ち着いて考えてみると
「君たちはどう生きるか」というタイトルに縛られずに見たならば
純粋に、ジブリ作品として普通に楽しめたのでは?と思ったり。
全編に、これでもかこれでもかと、ジブリの美味しさ満載で
一切の出し惜しみもなく、ジブリまみれになっているし
数多ある意味のわからない歌があるのと同じように
意味のわからない映画作品があってもいいじゃないかと。
我々は、常日頃から、何事にも意味や理由を見出すことで
腹に落とすみたいなところがあって
それが「君たちはどう生きるか」というタイトルのせいで混乱しちゃって
もともと深い意味のない物の多いエンタメとしてのジブリという
その感覚を忘れてしまって、必死で意味を探した結果、見当たらないよねーと。
そんな感じになっちゃうだけであって
宮崎駿監督には罪はないと思ったりもしている今です。
そして、他の方の、スタジオジブリのことを言わんとしているという考察には
なるほど、確かにそうかもしれない。という気がしたけど
ただただ、子どものように無心に、作品をただただ楽しんでみたらいい作品なのでしょう。
で、この作品を好きだと思うか?と問われると、そ~でもないので星3つで。
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