君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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スルメ映画
1回目の視聴後は作品の意味がわからなく、ある程度考察などの情報を入れてから2回目をみると面白かったです。
宮崎監督の人生の生い立ちや、こう行きたかったとかいろいろな思いが作品の中で描かれていて、一番印象に残ったのが石の柱を今までのジブリ作品と置き換えて、登場人物は実際の人物に置き換えてるるのが面白く、特にアオサギは鈴木プロデューサーにそっくりだなと思いました。最後にアオサギが、じゃぁな友達っていうセリフを聞いた時に、あぁ宮崎監督の作品はこれが最後で宮崎駿が作ったジブリはこれで終わって誰かが新しいジブリを作るのかなっと感慨深くなりました。
結論、初見で視聴すると意味がわからなく、作品の設定や意味を理解した上でと2回目をみたら格段に面白く感じました。
見返す事に新しい発見がありそうです
老年名監督なりの…
黒澤、キューブリック、コッポラ、ゼメキス、キャメロン等々…、若かりし頃に大傑作を量産した名監督が、老年になってからもかつてと変わらぬ傑作を産み出す…なんて事など極々稀なのだ(スコット、スピルバーグ、イーストウッド、スコセッシは頑張っている!)
本作も、かつての血沸き肉踊る名作・傑作の数々と比べると決して面白くは無い、老年名監督皆そうなのだ、そいうモノなのだ。
私たちは
老年名監督の新作を
期待せずに生きる
…追記ですけど、本作のような
名監督が老年になってから自身の過去作を懐古した作品
ってジャンル有りますよね、スピでいうと「レディプレイヤー1」とか。
あと、そのジャンルには
アダム・ドライバー出演多い説
も唱えたい、「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」とか、観てないけど、きっとそうであろうコッポラの「メガロポリス」とか。
あ、監督違うけどep7~9の「スター・ウォーズ」にも…
わからないけど、なんだか好きな映画
レビューを見ると賛否両論ですね。
わからないことが多かったけど、私は見てよかったと思いました。
まず、最初の10分でやられました。火事現場に向かう眞人の疾走感。映像がなんと見事なことか。他にも随所に繊細な動きや細工があって圧倒されました。さすが宮崎駿映画です!
ストーリーは人によって解釈が違いそうですよね。映画を見終わった後に原稿用紙1枚でストーリーをまとめなさい、と言われたら困ってしまうほど話をまとめられないです。
ここからは私なりの勝手な解釈です。
塔は眞人を成長させるためのもの。現実的にあるのか、幻なのかはひとまずおいておきます。
母の死を受け止め、新しい母親と生きていく覚悟を持つため、さまざまな試練を乗り越える。下の世界では死んだものやこれから生まれる命に触れ、生命の大切さも感じていく。若いキリコさんがいろいろと助けてくれるのも、眞人一家を見守り導く7人のこびとならぬ7人の老婆の仕事なのでは。眞人がレベルアップし、塔の役目が終わり最後に崩れる。
眞人を取り巻くさまざまな世界が彼を成長させる、そう感じた映画でした。
無い。エンタメでは無い。
賛否両論ある作品だが、私の感想も「微妙」だ。 少年が世界平和のため...
原点
メッセージ性が伝わらない作品はもったいない
金曜ロードショー(録画)で鑑賞。
公開当初、訳がわからないらしいとよく聞いたので相当見づらいのかと思ってたけど、あれは何を表現してるんだろうとか全く考えなければ雰囲気良く楽しく見られるような作品だったので意外だった。
やっぱり意味はよくわからない。
青鷺のことすらわからない。塔と現実を行き来してた目的も何者だったのかも…
ワラワラは精子?あの世界は天国で、人間として生まれるまでに多くが死んでしまい卵子に辿り着けないことを意味してる?と思ったら、塔が崩れてあの世界自体が壊れても現実には何の影響もなさそう。
色々思い返してみても一つもしっくりくる考察ができない。
分かったらもっと面白いと思う。
もしかしたら分からなくていいと思って作られてるのかもしれないけど、やっぱり視聴者としては意味まで味わえた方が面白かった。
私はあれこれ考察できるような作品の方が好きだな。
子供から成長する頃の言い表せない気持ちを思い出しました
最初に眞人が自分で傷つけた頭の傷のことが、引っかかっていて、最後に眞人がその傷のことを話してくれて、気持ちがスッキリしました。子供の頃に何気なく言ってしまった嘘。何となく認めなくない親への気持ち。人に言うほどではないけど、モヤモヤしながら成長していく感覚。そんな気持ちを味合うことができました。
親父役と青キジ役を考えてたら終わった
母を亡くした少年が異世界にいく話。
公開当時、まわりの人が「訳わからん」って
言ってましたが、
ストーリーは訳わからなくもなかったです。
メッセージはよく分からなかったですが。
ちゃんと自分の意思を持って生き方を決めようと
勝手に自己解釈しました。
そんなことより親父と青キジが登場してから
聞き覚えのある声だなあと思って、
ずーっと誰だろう誰だろうって考えながら観てたら
いつのまにか米津玄師の歌が流れてしまった。
最後まで分からなかったのが悔しいくらい
ビッグネームでしたね、、、
あと今作は過去作のオマージュシーンが
たくさん出てきてたのがよかったです。
駿さんの集大成と言うべきなのか。
千と千尋の要素が多かった気がします。
ジブリガチファンじゃないので
へんてこなこと言ってたらすみません。
高畑勲監督の存在感が逆に大きくなってしまった。。。
今日、やっと金曜ロードショーでテレビ初公開版で初めて見れたんだけど、母と見ていて、感想、逆に高畑勲監督の存在感が大きくなってしまった。。。今回、高畑勲監督がもはや亡くなっているんだけど、で、宮崎駿監督単独な、わけなんだけど、今までが高畑勲監督がストッパーになってくれていたんだな、と、高畑勲監督のフォローが今までどれだけ大きかったか、って。。。絵柄やクオリティー、世界観は圧巻で圧倒されたけど、ストーリー構造が、、、正直ひどく破綻してる。言うなら、アクセサリーの道具がそろってるんだけど、形を成さないというか、パズルのピースとピースが重ならないバラバラな状態、、、それを今までカバーしていたのが、高畑勲監督だったのか。。。ジブリ、今から、どうするの、、、???宮崎駿監督や鈴木さんは天才、巨匠なのは、間違いないんだけど、めちゃくちゃバランス悪いことになってしまってる。。。
忘れない為にレビュー
録画で鑑賞。こりぁ難しい作品ですね。エンタメ要素が少ない分より一層に難解と化している。あらゆるメッセージ(意味深な行為や発言等)をランダムに散らし、無理矢理に作品として完成させている印象ですが、どこか微かに一本の筋が通った複雑でユニークな作品。
要所要所、こういった解釈なのかなと分かる部分もありつつも置いていかれる始末、しかもその解釈すら自信がない笑。
絶対的な正解が存在しない時点でナンセンスなのかも知れませんが、考えずには居られない魅力。
宮崎さん自身もよく分からないとおっしゃっているので何だかなぁ笑。
人間の弱さや醜さ、良い影響を与える人間になる事、過ちを認め成長する事、周りとの関係の重要性等、ざっくりと捉える反面、「いや全てに意味は無いよ、だから楽しい」の2つの感想が限界。
とにかく実験的な作品でアニメーションも凄く流石のジブリで引き込まれました!
賛否両論分かれると思いますが私は好きです!長文になりました笑
タイトルなし(ネタバレ)
壮大な夢をのぞいてるようだった。
所々宮崎駿監督の過去作品を彷彿とされるキャラクターや情景が散りばめられていた。どこか懐かしさもありつつ楽しんで視聴した。なんといってもチャーミングなインコとふわふわなわらわらが可愛い!
父が母の妹と結婚し、既に子供もいる状況って受け入れ難いよなぁ。夏子さんも眞人に寄り添おうとするけれど、他者から見ても疎ましく思われてるよねとおばあちゃん連中に噂されていて。
お父さんもお父さんでいい人なんだけれど、ちょっと嫌な雰囲気が漂っていて。
疎開先では友人関係もうまく行かなくて苦労していた。
ひょんなことから青鷺に誘われて下の世界へ行き、新たな人や生物との出会いを果たす。そこで出会った人たちとたくさんのコミュニケーションを交わし、困難を乗り越えていく。その道程で眞人の心も大きく成長していく。
終盤の夏子さんに初めて母さんと呼び自ら手を差し伸べる強さと下の世界の後継をしないとキッパリ伝える逞しさには感動させられた。
眞人にとってはとても大きな冒険でそこで出会ったみんなとの思い出は少しずつ記憶から消えてしまうんだろうけれど、青鷺と友達になったこと、若かりし実母との出会い、生命の繋がりなど、ずっと胸に刻まれるんだろうなぁ。
やっぱりジブリは素晴らしい。理解が及ばない部分もあるけど、そこはきっと想像の余地を残してくれているのだと思う。何より物語の展開も非常にのびのびと、どうなっちゃうんやこれという感じだったけれど好き放題やってくれていて良かった。物語とはこうでなくでは。
今を生きるに値すると思わせてくれる素晴らしい映画だった。
見えてくる世界 瓦解崩壊
米津玄師さんの地球儀に惚れ込んでいながら、今作は未鑑賞というたいへん失礼な状況!すぐさま地上波で観ました。
実はリアタイで観たんですが、すぐにレビューできなかったのは理由があります。
鑑賞後すぐの感想を書くならば
「?」で完結してしまうからです。
いろいろ考えさせられ…そうになり
うわぁ!と感動し…そうになり、頭の中で蠢くなにかはあるものの、極論言えば「?」に行き着いてしまう感覚に襲われたからです。
数日間様々な方のレビューや、ブログで考察している方、さらには岡田斗司夫さん(禁忌)にも手を出し、
ようやく世界が見えてきました。
宮崎先生本人の物語であること。
異世界での出来事は先生の人生を体現していること。
他諸々めんどうなので書きませんが自分なりの答えは見えてきました。
見えてきましたが、やはり所々の、他の方のレビューに言わせるなら脚本の矛盾点や乱れた筋書きが、ぶつかってくる。
よって、
さいごのインコの城の崩壊のように、
思考が瓦解崩壊したので今レビューしてます。
結局求めてるものがちがったのかも。
幻想的な映像とか、怪我をしたペリカンの描写とか、もうすごいな、としか言えない部分もたしかにあります。
が、異世界に落ちたマヒトに僕が求めていたのはきっとラピュタのような活劇だったのかもしれません。
でも、たぶん、きっと、また大人になってから観ると変わってくるかも。
いっぱい人生経験を積んで、あらゆるモノの表と裏を知ってから観るそのときを、今から楽しみにしておきたいですね!!
なので今の評価は3.5です。次観るときどう感じるか?
次観るときのために、今からどう生きるか?
今作の評価が5になるくらいの人生、どどんと生きていきたいですね。
これは理解できないのも無理はないエディプスコンプレックスが云々かん...
これは理解できないのも無理はないエディプスコンプレックスが云々かんぬんとか宮崎駿は語っているけどそんな事どう読み取れっつーんだよそしてそれが結局どう絡むんだよ
不安定な世界で嫌な事や辛い事がたくさんあるけど自分はどう生きるか、勇気を持って生きていかなければいけない
こう伝えたかったのもあるらしい
こっちは言われれば分かるけど言われないと分からない
完全自己満足映画やなぁ
でも設定は最近のジブリでは一番ジブリっぽくてよかった
とにかく美しくて、魅せられます。
公開当時まったく宣伝しないという手法が話題になりましたが、その後の盛り上がり、各賞受賞などさすがは宮崎監督、さすがはジブリと思い気にはなりつつも観てはいませんでした。GW、このタイミングでの地上波放送、日テレさんに感謝です。
個性豊かなばあたち、ワラワラなどかわいいキャラの目白押し、手書きなのに青サギはじめ生き物たちの動きのリアル感、その色彩の鮮やかさなどに圧倒されます。
CG全盛のこの時代だからこそ、この手書きのアニメーションの尊さは、実写で言えばトム・クルーズの体当たり演技にも繋がると言うか、やはり説得力が違います。
もちろんCGも好きなんですがハラハラ感が違うと言うか。。。
久石譲さんの音楽との心地よさも相変わらずで映像との相性バッチリです。
聴き心地の良いあいみょんさんの声ですがちょっとセリフ回しの単調さが気になったのと、2時間超えの作品ながら一気に魅せられたのですが、結局監督が何を描きたかったのか、何か腑に落ちないと言うか、ちょっとモヤっとしました。
とは言え劇場で観た『千と千尋の神隠し』同様、エンドロールに入って主題歌のイントロが静かに流れると何か込み上げてくるものがあり自然と涙が頬を伝ってきました。
「宮崎駿、恐るべし」とあらためて強く感じると同時に、監督から「君たちはどう感じてどう捉えるか」と問われている気さえさせられました。
受取り方は人それぞれ
直後の感想は難しいの一言です。が、実母の妹を継母として受け入れるまでのお話。主人公は自分で現実世界に戻ることを選択。大叔父さんのように理想を追い求め現実から逃避する世界ではなく、悪意ある現実世界で生きていくことを選んだのだ。
天才老監督の心は少年のように自由に羽ばたく
ファンタジーを自由に操る姿は80歳を超えても創作意欲は溢れ、
創作するアニメーションの世界には老いも畏れも関係ない。
心は自由だと、私たちに希望と勇気をくれる。
「君たちはどう生きるか」
なんとも宮崎駿作品らしからぬ剛直球のタイトル。
いったいどんなものを見せてくれるのか?と期待が膨らむ。
《戦争を語らずに世界を語る」
《不自由を語らず、自由に生きる》
母を火災で亡くした11歳の少年・眞人が主人公。
戦時中1940年。
父親の田舎へ疎開する。
父親は早くも母の妹・夏子と再婚。
夏子のお腹には赤ちゃんがいる。
少年には酷な環境だ。
が、疎開した屋敷には、皺くちゃでも、元気な“ばあさま“が
置物のように7人もいて、なんともユーモラスなのだ。
家の裏手には寂れた開かずの洋館がある。
その昔、空から落ちて来たという洋館には、
行方不明になった大伯父が住むという言い伝えがある。
物語りは、予想以上にファンタジーでした。
話をすると青サギをバディに、空から襲ってくるペリカン。
インコの兵隊が、インコ帝国を築いている地下世界(死者世界)、
死者の国には、
キリコ(海使い)
ヒミ(火を操る少女)
が、童話のような家を構えている。
火そして石。
石を操る羊洋館の主でもある大伯父。
死者の世界にどっぷりハマって、ファンタジーが炸裂して
帰ってこれないのでは?
とあんまりにも大風呂敷を広げた世界観を杞憂しましたが、
夏子を取り返すために、青サギ、
ヒミ(実は母親のヒサコの化身)の力もあって、
死者の世界から、
「後を継げ‼️」そう頼む大伯父を振り切って
眞人は、夏子と共に、
《戦火と悪と混沌》の現生を選ぶ。
戦え!!
勝ちとれ‼️
というメッセージか?
汚く理不尽な現実を、
それでもへこたれずに
生き抜け!!
生き抜いてくれ!!
老監督は大勢な創作意欲を示し、
その生き様で手本を示してくれている。
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