君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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よく分からんが満足して出てきた
子供の頃からジブリを見て育ったジブリオタクからすると、「この表現知ってる!」の連続でそれだけで楽しかったです。が、冒頭の眞人が病院に向かって駆けるシーンは今まで見たことのない怖さと臨場感がありましたね。やはり宮崎駿は空襲や震災の表現が恐ろしくうまいです。怖かった。
ストーリーはほとんどよく分からず、なにこれ?どうしてそうなるの?の疑問に仮定を立てて考えているうちに次の謎が出てくる、の連続です。ただその押し寄せる謎がどれも凄まじい表現力でぶつかってくるので、不思議な絵本を見ているようで楽しいのです。
自分はこの映画に対して深い考察ができるほど理解できませんでしたが、「なんか気持ち悪いな」とか「怖いけど綺麗だな」とか、画面を見て受け取った印象をそのまま受け止めて、大事にしたいと思える映画でした。
真理と心理
theジブリ
始まりは火垂るの墓
上の世界
森はトトロ
家はマーニー
雰囲気コクリコ坂
おばば達は千と千尋
上と下の狭間はハウル、ポニョ
下の世界の
森はナウシカ、もののけ姫
海の人達は千と千尋
家具はアリエッティ
時折ラピュタ
今までの作品を感じさせる世界観
話の内容は真理の世界
青い鳥の話に似てるって思った
良く考えれば青い鳥とアオサギと繋がってる?
色んな環境の変化に
生きる意味を無くしかけた眞人
自分の見ているものなんてちっぽけな世界で
色んな世界の生き方、辛さ、信念があって
見えないとこで色んなものに支えられて生きている
実は色んな人に愛されていた事に気づく旅
自分の力で乗り越えて見つけたもの気付いたものは
忘れたと思っても心の奥底にずっとあるもの
終始アオサギにツボって笑いが止まらなかった
君たちはどう生きるか。
toho池袋ドルビーアトモスで鑑賞
空いてました
いつ面白くなるのかなと気長に見てたら
終わってました
エヴァンゲリオンのようなそれっぽいセリフとか、
設定に煙に巻かれる
過去作で見たことあるようなシーン、キャラクター
も残念
そして久石譲。音楽が全然心に刺さらないの
ジブリ映画のサントラて大事じゃない
観る度ジワジワ好きになる
4回目を観ました。
前回まで分からなかったシーンの理解が進み、理解と同時にそれは宮﨑監督から自身へのメッセージでもあると気付きハッとさせられました。ホントに良く出来た映画だと感動しています。
1回観てあとはネット上の他人の考察を摘まんで理解した気になる、または理解出来ずつまらなかったで終わるのは本当に勿体ないです。自分の眼で、自分の耳で、自分の心で受け取り、感じ、考えてほしい、と強く願い生み出された作品であり、そのため暫し作品と自身に向き合う時間を要するからです。よって、勉強が好きでない方や感受性が豊かでない方は意味ワカラナイ、で終わるのが自然の摂理であり、万人ウケしないのを当然承知で世に放ったのは、世界から認められる宮﨑監督だからこその潔さです。
ただ、フレームは非常にわかりやすく冒険を通し成長する話なので、いちいち理由を求める大人よりも子どもの方が、すんなり受け入れることが出来るかもしれません。その子どもたちも数年後、何かのタイミングで監督のメッセージに気付く時が来るのでしょう。この点がまさに、宮﨑監督の真骨頂だと思います。実際、小学校低学年くらいの姉弟が、お母さんに嬉しそうに感想を話しながら映画館を後にしていましたよ。
宮﨑監督の頭の良さと優しさと才能、鈴木Pのバランス感覚、作画・美術等制作者のプライド、キャストの秀逸な選択とパフォーマンス、自己主張を削ぎ落とし極限まで澄んだ音楽。とにかくじっくり観れば観るほど、全てに迫力があることに気付きます。宮﨑監督の作品の中で1番好きかも。これまでの作品と違い、期限や予算、制作委員会の意向などの制限無しに天才が生み出した作品なのだから、そう感じるのは必然かもしれません。
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以下は2回目を観た後の感想です。観る回数による受け止めの変化のご参考になれば幸いです。↓↓
公開初日に観た初回は、事前情報の無さと本編の情報量の多さのため情報処理が追い付かず「宮﨑監督の集大成にして駿ワールド全開、バイタリティが過ぎる82歳、これは次回作もあるかも。だけど、なかなか難解な内容だったな」と、素晴らしい出来であることは解るものの、何だかモヤモヤした気持ちになりました。
モヤモヤを解消しようと、題名の著書を読んだ上で2回目を観たところ、1回目よりもかなり良い印象に変わりました。その理由は3つ。1つは大筋を知っているため台詞やアニメーションの細部にまで注目する余裕ができ、かなり高度なジブリクオリティに気付くことが出来たこと、次に、著書を読んだ主人公の心に何が生まれたかの気付きを得たこと、もう1つは私たちが慣れ親しんでいるジブリ映画との「この次は私のお気に入りのあのシーン!」「このセリフが好きなんだよね!」といったふれあい方が出来て安心したためだと思います。
他の宮﨑監督作品と一緒で、何度観ても新たな気付きやワクワクがある、また観たくなるような素晴らしい作品です。1回観て「よく分からなかった」で終わってしまうのは大変勿体ないと思います。少なくとも2回は観られることをおすすめします。
なお、勿論アニメーションは冒頭の炎の迫力や全ての鳥(インコ除くw)の動き、水の表現など、やはりジブリはアニメーション界のダントツ最高峰だなぁと、しみじみ感じることのできるクオリティでした。
なぜ?
初めてレビューを書きますが、本映画は伏線回収などもないので観客に投げやりタイプの映画だと思いました。
(この手の作品は、私は好きなタイプではないです。)
なぜ?と思ったのは、宮崎駿さんがこの手に行き着いたのなら、正直興行収入などは気にしないのかと思ったのです。
ただ、宣伝をしないと決めた時に、鈴木さんに大丈夫かな〜と述べていたらしいですが、これは興行的に成功するか?それとも意図したいことが伝わるかどうか?はたまたその他の不安があったのか?ここが疑問に思いました。
なぜ?でしょうか〜
興行的なら物語として、駿さんの意図を汲み込んで欲しかったな〜と。
エンタメを期待して観たら…
ジブリの最新作と言うことで千と千尋やハウルのようなエンタメを期待して観に行ったら全然違いました。「配給スタジオA24 アリアスター絶賛のアニメーションスリラー」くらいの気持ちで行くといいと思います
不快感なほど雑
自己満足の世界で万事が雑。地に足がついていない。絵もそんなに綺麗だろうか…自分には絵も雑な印象だ。世の中のアニメのレベルも上がっているから、見る側の目も肥えてきている。作り手として一切の妥協を許さず、試行錯誤して練りに練ったと言う情熱も伝わってこない。最初に決めた通りに、周りも口出しできずに計画通りに製作が進んだに違いない。大企業病に罹ってしまったような映画で、王者のおごりを感じた。周りが見えていない。残念だ。カリオストロの城を初めて見た時の、新鮮で痛快な衝撃を味わえる宮崎映画はもう期待出来ないのか。やはりアレはラッキーパンチで偶然の産物だったのか。
「もしも思いが叶うなら」
偉大なる巨匠ともなると、自分が作りたいもの、求めてるものがその都度かたくなにあると思いますが、
それが果たして見る者が求めてるもの、さらに心に深く残るものであるかは・・・わからん!
君たち・・・よりも、
ナウシカたちはどう生きるか
が、観たいです!!
生きねば。
面白い
タイトルから暗い映画かと思って見てみたら、いつもジブリっぽいファンタジー。
期待通りでした。
タイトルと何かが掛かっているのだと思うのだけど、戦争反対とかの感じなのかな?
ラストだけはもう少し何か仕掛けがあると良かった。意図があったのかわからない。
見やすさ◎
ストーリー○
キャラクター◎
没入感◎
個人的好み◎
これはこれで面白い
賛否両論あって観るのは悩みましたが個人的には映画館で観て良かったです。
そんなに難しく考えなくても観れる。
昔の作品のような感動はないもののハウルよりは面白かったと思います。
テーマは少年とサギと言うよりは母と子の絆かと。
映像美、ワラワラを観るだけでもお金を払う価値はある。声優陣はとても上手。
主人公の気持ちのスイッチが変わったキッカケと言われている君たちはどう生きるかの原作(コペルとかの話)を読んでみたくなりました。
読んでからもう一回観に行ったら主人公の気持ちも少しはわかるかな。
小2の息子には受けはしない思うが中2と小6の娘を連れて2回目観に行きます。2人共原作の漫画購読済。面白いよと勧められてます。
まだよくわからないです。
鑑賞後2日目。
特に思い出すわけでもない。
みんなザワついているけれど、伏線?隠された意味?考えなくちゃいけないのかなあって。
とりあえずキャラクターはかわいいし、ストーリーはすっきりしているし、ジブリ全開だし、満足でした!
十分満足です。…それで終わりじゃダメ?
感じたことは…
母になった自分が見られたことが嬉しかった。
子どもをもっていなければ、こんなに心は揺れなかったと思う。
母は強い。無償の愛をもっている。
自分が死ぬってわかっていても、あなたの母になれるなんて幸せよ!本当にその通りです。
どんなにクソ旦那でも我が子に出会えた幸せは何事にも変えられないです。
あとまた妊婦になりてええええ!と思いました笑
プリティなコダマみたいなホワホワたちが空に昇るシーンにも涙。
インコがキモカワでたまらなかった。
ジブリの歴代ばあちゃんたちも最高。
眞人くんは真面目でキチンとしていて、アシタカに似ていて、なんでこんなクソ親父の子なのに立派なの!
と思ったけど、アシタカに似てるからクソ男の素質があるってことか。と勝手に納得しました。
別に今急ぎで映画館で見なくてもいいかな?と思うけど、見ていて楽しい作品でした!
60歳以上のカップルにお薦めします。
60歳以上のカップルにお薦めします。子供を連れて観るジブリ作品からパートナーとデートで観る作品ではないでしょうか。久しぶりに映画館に出向きましょう。帰り食事ををしながらお互いの想いを伝えられれば最高です。
確かに分かりにくいところはありますが…。
久しぶりの宮崎監督作品ということで、期待して観てきました。これまでのジブリ作品のように、分かりやすく、子供ももちろん楽しめるというものではなく、タイトルの「君たちはどう生きるか」に象徴されるように、幾分哲学的な雰囲気が漂う内容でした。実写映画にはよくあることだと思いますが、急に場面が変わると、なにか起こったのか分からず「?」となってしまうこと。後になって、あれはこういうことだったのかなと造り手の意図を想像して、再び感慨に浸るような映画だと思いました。映像の行間を読まないと、監督の認識を理解することができないのです。小さな子供達には難しいのかなと思います。
なつこが一人で塔の世界に行き、出産しようとしたのは、真人の前で自分の子供を堂々と産むことがはばかられたからではないでしょうか。新しい生活に馴染めず、怪我をして閉じこもり、自分のことを新しい母親とは認めてくれない真人に対して、どこか後ろめたいような気持ちになって、姉の住む世界に助けを求めたのだと思います。最後に真人が「なつこ母さん」と呼んでくれたことで、元の世界に戻る決心がついたのでしょう。感じ方は人それぞれ色々だとは思いますが、そんなふうに間を埋めながら味わうには、見終わったあとも長く楽しめる良い映画だと思います。
何と言っていいのか
ジブリ,宮崎駿 大人も子供も色んな意味で楽しめる、
大好きな世界。待ちに待って鑑賞。
ん?あれ?
‥‥私の側に原因があった?
感性豊かな若い人にはささるかな?
この歳になると,これくらいでは心が震えない。
エンディング曲は最後まで聴き惚れました。
駿おじいちゃんの昔語り全部盛り
このシーンどこかで...
鑑賞中何度思ったかしれません。
どのシーンもジブリ作品の焼き増しに見えてしまって、尚且つ戦時中の話なので暗い雰囲気。
このシーンはあの映画のあのシーンやなー、とぼんやり考えてたら話がどんどん進んでしまって物語に入り込めない。
勿論どのシーンも表現は素晴らしいんですよ。
しかし、やりたい放題あちこちで広げた風呂敷からポイッと放り出された観客達は、突然のエンドロールで呆気に取られて、米津玄師の声でハッと目が覚めるって感じ。
千と千尋やポニョ辺りから、ストーリーよりアート寄り、アニメーション表現の追求に重きを置いているような気がしていて、それはそれでいいんだろうと思っていたのですが、今作はそれの極めつけ版。
アニメーターさん、デザイナーさんが表現の参考にするって見方はありでしょうが、それでもワクワク感を感じるシーンが少ないのは残念。
過去の話を何度もするお年寄りと相対しているようでだんだん眠くなってしまった。
どこを切り取っても美くはある
しかし壮大な暗喩的昔語り。
答えは見た人の数だけあり
『君たちはどう生きるか』
正直どう生きていいのかわからなくなった。
どう生きるのが正解かわからない。
が、エンディングで米津さんは歌う『この道が続くのは 続けと願ったから』と。
その道の正しさはわからないし、どの道が正しいかもわからない。いくつもの道、こたえがある。自分を信じて進むのが生きることであり、
生きたいと願う限り、人生は続いていくもの
なのだと改めて思った。
どう生きるか
その答えは映画を見た人の数だけある気がした。
テレビで放映されるのを見たほうが良い
時間の無駄でした。そりゃ事前に宣伝できる内容じゃないですね。置いてけぼりで好き勝手作った感じです。監督の好きな景色や動きを脈絡なく詰め込んだ感じ。シーンを切り取って見たらとても面白そうな映画には見えます。ジブリに求めるのはコレジャナイ。最後画面が水色になった瞬間まさかって感じて呆気に取られてるうちにエンドロール、置いてけぼりでした。全体的に暗く、過去のシーンの詰め合わせ映画でした。映画館で見る価値なし。
宮崎駿からの「訣別」の傑作
これまで数多くの白眉を通して、長年にわたって「人間の業の深さに嫌悪しながらも、共に生きること」を描いてきた宮崎駿がついに、世界の崩壊を示唆し、「もはや、共に生きることはできないけれど、それでも人間の生活は続くのだから、君たちはどう生きるか、ひとりひとりで考えなさい」と訣別を表現した傑作、と読み取りました。
物語としては、人間の業によって崩壊する世界を暗喩しながら、母を喪った悲しみを形象化していくことの苛烈さをミクロの視点で描きつつ、そうした苛烈さをも内包する命がつながっていくマクロ的な輪廻観を、どこか冷ややかに対置させています。
ナウシカやシータやアシタカが目指したように、世界とそこに生きる人たちが呼応して、共に生きたかった。けど、クシャナやムスカやジコ坊や堀越二郎のような抗いがたい業によって秩序だった世界はほどなく滅んでしまう。せめて、キキやサンや千尋やポニョのように、ひとりひとりがよく考えて、連綿とつながっていく「命の営み」だけはどうか絶やさずに。
そういった根底にあるストーリー(とわたしが勝手に読み取った)以外は宮崎駿の好き放題。普通の作家なら、コンテの段階で配給やプロデューサーに「わけわからん」をはじかれること請け合いだろう。メタファーや実験的表現、あるいは過去作品や古今東西の芸術に対するオマージュがてんこ盛りで、そもそも観客に何らかの解釈することすら許さない、ある種の難解さは、さながらピカソがキュビズムで世界に問いかけたかのよう(知らんけど)。
ちなみに、自身が創造してきた世界をだれかに引き継ぎたかったけど無理だったという、宮崎駿の諦念的な自己投影が、危ういバランスで石を支えている大叔父さんにほのかに込められていると解釈するのは深読みが過ぎるだろうか。
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