君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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僕は僕なりに生きてゆきます
本当に素晴らしい体験でした!!!
そして、僕は僕なりに、生きています。
誰になんと言われようと、なんと思われようと、間違いがあろうと、非難されようとも、見解の相違があろうとも、苦しくても、哀しくても、寂しくても、葉が枯れることがあっても、、、
※約2年前に観た、追っかけレビューです。
追記
この貴重な体験はもう2年前のことになるんですねぇ。
情報が溢れかえる複雑なこんがらがった
現代においてしずかにひっそりはじまった物語。
(公開後、WEBでは賛否両論で盛り上がってたみたいですね、リアルタイムで参加したかったぁ ^_^)
大の大人が決断したその清々しさよ。
宣伝広告等事前情報を
ほぼシャットアウトして、やりおった。
もうそれだけで見事じゃ、見事じゃ、
してやったりじゃ!
ちょっと想像してみましょう、
巨匠映画監督の宮崎駿さんが目の前にいて
窓外の樹木を眺めながら座っている。
Pの鈴木さんもそこにどっしりと座っている。
まわりにはスタッフが囲み、
新作映画についての話し合い(戦略)が行われる。
宮崎駿さんが言ったのかなぁ、
それとも鈴木さんが考えたのかなぁ、
今回は事前情報無しで、ひとつやってみませんか?
えぇ〜!?とか、まさかぁとか、スタッフみんなが思う。
しかし、なんやかんやあって結局、決定される。
その現場をこっそり覗いて見たかったなぁ。
というわけで、
何もわからないまま、
テレビCMもネット広告も一切無いまま公開され、
だから、自分は早めに劇場へ。
開始から約30〜45分の緊張感。
アオサギの不気味な行動と怪しい屋敷に塔に
おばあちゃんたち。
ちょっと「アイズワイドシャット」みたいな
最高の音楽・音響が場を否が応でも盛り上げる。
(みなさん、目を大きく見開いて閉じましょうねっ)
もう自分としてはそれだけで充分でした。
始まって1時間くらいで、もう大満足でした。
話しの展開?ハイライト?結末?内容の意図?
コンセプト?教訓?
それは、人それぞれが感じればよいのですよねっ
もうテレビ放送もされたし、
ギロンも落ち着いたしね。
(世界で約410億円以上の収入、現時点で世界一)
追記2(2025年7月24日)
みなさん、どしどし共感やコメントいただき
ほんとうに本当にありがとうございます。
公開当時にレビューできませんでしたが、
おかげさまで
公開頃の気持ちになることが出来ました。
(バックとぅザぱすと)
こんなことがむっちゃやりたかったんですぅ
うれぴぃ〜〜〜 😂
あっ、うれしょん漏れたっ(笑)
タイトルの割には、それほど重くない・・・?
遅ればせながら、テレビ地上波で放送したものを録画しての鑑賞です。
ジブリの映画も好きなんですが、何故か映画館へ足を運ぼうって気にはならないんですよね。まぁ、元々アニメを大画面で観たいって気持ちがあんまり無いかな。話題作だったら早く観たいって気持ちが優先するんだけど・・・
【ネタバレ】
本作品は公開時、徹底的な秘密主義で一切の情報が流れませんでした。そんなわけで、全く知識無しの状態で鑑賞しましたが・・・ファンタジーだったんで、ビックリ!
終戦間近の日本に、異次元空間が存在する。
新しい母親を救うために迷い込んだ別世界で、死別した母親と若かりし姿で再会したり、ヒトみたいな鳥の餌になりかかったり・・・
「千と千尋の神隠し」みたいな雰囲気を醸し出しながら、それなりに楽しめました。
アオサギとの友情っぽい繋がりも面白かったし、世界が崩壊していくクライマックスも、なかなか迫力あって良かったです。
でも、今までのジブリ作品に比べると、なんか小ぢんまりと纏められた気がしないでもない。
七人の小人ならぬ、七人のお婆ちゃんがなかなか可愛らしかったです。
別世界で御守り替わりのあの人形。商品化したら案外売れるかもって、思っちゃいました。
そして、エンディングで流れる米津玄師さんの地球儀が最高でした。作品の余韻を大いに満喫出来る壮大な主題歌ではないでしょうか。
タイトルなし
変わった作品。戦時中の昭和を描いたリアル路線の作品かと思いきや、いつの間にか青サギが喋りだしたりする。誰も、それをあまり不思議に思っていない。観ている方も「そんなものなのかな」と自然と受け入れている。
各々の目的、世界観、投げっぱなしで説明もなく意味不明。それでも見入ってしまう不思議。意味なんか求めずに観ている。
アニメーションだから?宮崎駿監督作品だから?実写だったら?他の監督作品だったらどう評価される映画なんだろ?って事が気になります。
難解な絵本?
日本が世界に誇る巨匠、宮﨑駿。映像美は誰もが認めるところ。
母親の妹って何かエグい。
わかりやすいようで、難解な内容。
宮﨑アニメ特有のグッズになりそうな可愛いキャラクターが出てこない。
視聴者として子どもを切り捨てている感じ。
良さげな雰囲気は出しているが、明確なテーマがよく分からない。友達ってこと?
同名小説に着想を得ているらしいが、天才の考えることは凡人にはわからない。
でも駄作とまでは言い切れない。
映画館でサービスデイ料金ならいいが、正規の料金だとかなり腹が立つような作品。
作品自体の評価は、3だが米津玄師の主題歌があまりに良かったので、加点している。
太平洋戦争前の教養文学から発想された宮崎アニメーションの内省的パラレルワールドの深淵
宮崎駿監督82歳の時の太平洋戦争を時代背景にしたファンタジーアニメーション映画。10年前の「風立ちぬ」も太平洋戦争の戦闘機にまつわる物語に不穏な時代を生きる人間の苦悩を描いた印象を持ちましたが、個人的に興味深かったのはトーマス・マンの第一次世界大戦前夜のサナトリウムを舞台にした『魔の山』(1924年)の引用があって、この小説の主人公カストルプと同名の人物を登場させていたことでした。これは教養小説の特質である、苦悩の体験を通して主人公が精神的に成長する点において宮崎監督が引用したものと想像します。そして今度は、日本の戦前に少年少女の為に刊行された吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』(1937年)の題名のみ採用して、宮崎監督独自のパラレルワールドの創作物語の中で視覚的内省的に展開していました。文学音痴の為その吉野源三郎の小説の知識はなく、このアニメーション映画の反響から改めて原作が注目されたことを知るくらいです。それでもこの時代の小説では、『日本少国民文庫』の編纂代表で当初の執筆予定だった山本有三の『真実一路』(1935年)と『路傍の石』(1937年)を学生時代に読んでいます。感動した映画の原作を読む程度の文学知識しか持ち合わせていませんが、偶然見学できた田坂具隆監督の「路傍の石」(1938年)の感動から触れることが出来ました。勉強が出来ても進学できない貧しさにあった吾一少年の丁稚奉公の厳しさから自立しようとする物語は、子供の為の教養小説と説明できますし、実際山本有三は大学でドイツ語を専攻していたことから影響を受けたと言われています。
この教養小説的映画に類似する宮崎監督の代表作に「魔女の宅急便」(1989年)と「千と千尋の神隠し」(2001年)があり、初めて少年を主人公にして人間の成長を描いたことになると思います。特に「千と千尋の神隠し」には主人公千尋に対する宮崎監督の理解と優しさには驚きを持って感銘を受けましたが、今度の眞人少年からは冷静さと諦観の両面を感じました。1941年生まれの宮崎監督が戦後教育を受けながら、戦前の教養文学から触発された(人はどう生きるか)を現代に問い、また監督自身が(どう生きてきたか)も暗示した内容に思いました。ストーリーの面白さ、登場人物と動物のキャラクターの多様性、パラレルワールドの独創的世界観は宮崎アニメーションの神髄にあると思います。惜しむらくは内省的ストーリー展開から、過去の名作のドラマ性と視覚的な迫力には及ばないことです。それを期待すると評価に違いが出るのではないかと思いました。
声優については、予備知識なしで観たため、アオサギを担当したのが菅田将暉と気付きませんでした。だみ声で役作りに挑戦した成果は充分認めて良いと思います。若手の俳優の中で個人的に一番好感をもつ人です。テレビドラマ『dele』の演技に匹敵する映画を観ていないのが心苦しいものの、まだまだ若いので期待しています。
良かった点:米津の曲 悪かった点:ゲボみたいなストーリー
大学生で映画歴は浅いです。初めて映画館で見たジブリでしたが本当に面白くなかったです。本当に申し訳ないけどいつ面白くなるんだ?と思っていた。この0.5点は米津の曲に捧げている。曲以外はまじで良いところがなかったと思う。
本当に面白くなかった。
このモヤモヤは映画を見るたびに思い出します。別の名作映画をみるたびに君たちはどう生きるかの1億倍面白いなぁ。あの映画まじで面白くなかったなぁと思う。そう言った意味では凄いのかな。
少しでもこのモヤモヤ解消するために今アカウントを作ってレビューをしています。
あれ以来映画館に行くのが億劫です。家でサブスクで見るようになりました。
なぜ評価が3.4と高いのか?分かりませんが絵が綺麗だからでしょうか?
私はストーリーが良いものが好きなんでしょうね。綺麗さや構図はその次なんでしょう。この映画を見て気がつきました。
絵の綺麗さで勝負してもいいかもしれませんがそれだったら私はそこら辺の自然のタンポポでも眺めている方が綺麗だなと思います。
私には合わなかった
名馬も老いては駄馬になる
“君たちはどう生きるか”の意味を感じ取ることも出来ないままに…
私にはとても難しい作品で、
ただただ映像美だけに陶酔させて頂いた
ような印象の作品だった。
以前、宮崎駿映画の製作方法として、
見せたい“絵”を先に決め、
その後にそれらの“絵”を繫ぐべく
ストーリーを構築するとの話を
聞いたことがあったが、
この作品は正にそれを証明するような
相変わらずの見事な映像の連続ではあった。
もっとも、インコの軍団が登場してからは
そうとも言えなくなってしまったのだが。
果たして、
各キャラクターがビジュアル優先で、
全体ストーリーの中での意味性に
明確さを欠いた印象があり、
「となりのトトロ」のような、
現実世界とファンタジー世界の
上手い融合ではなく、
また、意識下としたいのか不明だが、
現実世界とは明確に別けた“下の世界”の
位置付けと共に、
主人公の父親の軍事工場経営者との設定や
そもそもが、太平洋戦争時を舞台とした意味
が最後まで私には理解出来なかった。
更には、「風の谷のナウシカ」のような
骨太の物語性が欠如している構成に、
この作品への没入感も阻害されてしまった。
そんな影響もあってか、
“君たちはどう生きるのか”のタイトルに
繋がる意味合いも
感じ取ることも出来ないままに
鑑賞を終えてしまう残念な作品となった。
映像美は素晴らしい
巨匠の仕事
生意気ですが、私の中で「文豪、巨匠」と私なりに呼ばせていただいている方は、私の人生に問いかけてくる作品を創られる方々です。(氏ならナウシカの原作のラストのような)
私の中ではこの作品はやはり、宮崎駿という巨匠の仕事であると思っています。
前もっての情報も無くまっさらな気持ちで観させるとしたら、もしかしたらタイトルも無題だったかもしれません。
でもこのタイトルを敢えて付けたのは、『君たちはどう生きるか』という小説を中高生にぜひ読んで欲しい、(世界中の)大人達にも、あのコペル君の叔父さんのような大人になって欲しい!という宮崎駿の気持ちが、きっと込められていると私は思います。
ブルースリーは「考えるな、感じろ」と言いました。でも、宮崎はあたかも逆に「考えるんだ」と映像全編に込めて言っているように今回この作品を観て感じました。(今でも折に触れ考えています)
文学でいうならこの作品には、芥川龍之介の『歯車』に通ずる、全てを脱ぎ捨てた天才の凄まじいキレを感じます。そして13という数字が出たのは(うちの近くの寺にも十三重の塔がありますが)何か仏教的な、全ての魂への鎮魂を意味しているのかなとも思います。キリスト教徒であった遠藤周作やヘルマンヘッセが最後、仏教を書いたように。(作品数との説が有力かな)
私には、前作『風立ちぬ』から感じる、血の描写、デフォルメされたキャラクター、あと、やはり声優陣には違和感(菅田将暉は良かったなあ)が正直あり、主人公も2年後と2年前の声の変化は欲しかったと思います。上から目線ですみません、ぜひ次回作でご検討お願いします笑。(でも、声はさておき『風立ちぬ』は感動しました。今回シベリアも出てきました!よね?。私はあのシーンが好きでした。主人公のやさしさと、子供ながらに「物乞いではない!家族を待ってるんだ」という毅然とした精神が感じられて)
眞人はきっと、コペル君のような道を歩んでゆくと私は思います。
俗世で生きることを決め、様々なしがらみや反面教師としての父と闘いながらもきっと、この体験を胸に秘めながら...。
「風立ちぬ。いざ、生きめやも...」
(愛する人(母)は風となって空に舞い上がっていった...さあ、僕はこの世界で生きてゆかなければ...)と
星4つですが、5つめの☆は、今後自分の人生で何か探し出せたら、付けさせてもらいたいと思っています。(実は私も後悔している出来事や謝りたい人がたくさんいます)
長々と自分目線ですみません。
追伸:
※あと鳥好きの私としては(長々ついでで笑)
日本の水辺にもいるアオサギは、古代エジプトでは「再生をつかさどる(雨を呼ぶ)鳥」と言われ、ペリカンとともに「聖なる鳥」とされていたようです(山下達郎の「Heron」もアオサギなんですよね)。ペリカンは「愛の象徴」との事で、というと?ワラワラを食べてしまうのは逆につらい俗世に生まれないようにとの愛でしょうか?? 劇中のインコは解き放たれた瞬間、目の位置が正面から本来の横の位置に戻ったような、人間の姿のほうが視野が狭いのかな?笑(インコのキッチンのシーンは、なんか遠い記憶にある、映画『デリカテッセン』を思い出したようなユーモラス(ブラックな)感じで私の中で◎でした)
名前負け
問題提起するようなタイトルをつけているが名前負けしている。
宮崎駿作品とは気が合わないので劇場ではなく金曜ロードショーを待った。
君たちはどう生きるかというタイトルで、最後まで戦時中の話を緻密に描いているのであればどう生きるのか考えながら観ることができたかもしれない。
そういう意味では最初の方は良かった。
カエルのシーンなんかは気持ち悪いけれどアニメーションの、テクニックとしては世界に誇れるのもよくわかる。
ただ、ファンタジーの世界に入ってからは、どう生きるか考えるより、鳥の群れの気持ち悪さとか、展開の無理矢理感が気になって考えることを放棄してしまった。
それでは身も蓋もない。
観客がついていけないようなものからは大風呂敷を広げたタイトルのどう生きるかを考えてしまったという気持ちには至らないだろう。
菅田将暉の演技の幅の広さには感心しきり。
観終わって、お口直しが必要な感じの仕上がりだったから、もっと美しい世界を描くことで、戦時中の悲惨さと対比させて欲しかった。
駿らしい
心の奥深くに問いを投げかける傑作
宮﨑駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」は、これまでのジブリ作品とは一線を画すようでいて、やはり“ジブリらしさ”をしっかりと感じさせる作品でした。
ストーリーは一見、幻想的で難解に思える部分もありますが、そこに込められた「命」「喪失」「選択」といったテーマはとても普遍的で、観る人それぞれの人生経験と照らし合わせて深く考えさせられるものでした。
個人的には、主人公・眞人が悩みながらも成長していく姿に、自分自身の過去の葛藤や迷いを重ねる瞬間が多々ありました。「君たちはどう生きるか」という問いは、まさに今を生きる私たちに投げかけられているのだと感じます。
また、映像美や音楽のクオリティは言うまでもなく素晴らしく、ジブリファンとしては胸が熱くなるシーンがたくさんありました。
一度観ただけでは全てを理解するのは難しいかもしれませんが、それもまたこの作品の魅力。観るたびに新たな気づきがある、そんな“深い映画”です。
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