君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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作品ではなく、宮崎駿の脳内世界の再現?
今作で描かれている現実でない世界線の設定が曖昧すぎてよく分からない映画ではあった。
しかしジブリ作品ではメッセージ性を存分に出しているものは少ないため、そこは斬新でとてもよかった。
結果、意味がわからないのに涙を流す映画にはなったと思う。
これは宮崎駿自身が、この映画で描かれた異世界を見ていた説があると思う。宮崎氏自身も死を感じることが多くなり、そこで感じたり見たりした夢なのかもしれない。
人の夢は意味が分からないものだし、それならば納得できる。夢をこのように再現できるだけでも、宮崎駿の力は大きいし、見る価値はある映画だと思う。
残念でした
「風の谷のナウシカ」をアニメージュ連載中から愛読し、映画は公開日初日の初回を観た類の人間です。「未来少年コナン」もわくわくしながらリアルタイムで観ました。それだけに、今回はちょっと残念でした。
前回の「風立ちぬ」は、「ポニョ」や「ハウル」のように、言いたいこと・やりたいことをごまかすことなく、監督の人間性が最後の最後にあふれ出た内容だったので、驚嘆し、感動して、最後の作品にふさわしいと個人的に感じていました。
それだけに、今回の作品では、コナンやラピュタ、千尋やハウル、もののけなどの懐かしいシーンや台詞が出てきましたけど、明らかに劣化版のコピー...。有名なアニメーターの方たちが原画を描いているのですから、クオリティはもちろんすばらしいのですが、監督自身がほとんど描いていないので、明らかに生命感や躍動感が違う...。
前回の「風立ちぬ」の試写では、監督自身が「自分の作品で泣いたことがない」と号泣していましたが、それはそうだったろうと思います。それだけ魂が入っていました。でも、今回はどうだったんでしょう...。自分でこの作品に納得がいったんでしょうか?
作品も生き方も大好きな監督だっただけに、「晩節を汚す」という言い方は厳しすぎると思いますが、一つくらいはこういう作品があっても良いのでしょうけど、これが最後のほうが良いように思いました。自分の作品に妥協するくらいなら、長編はもう止めて、「On Your Mark」のような短編に注力したほうが良いのではないでしょうか?
久石さんの音楽もぱっとしない中、米津玄師さんの主題歌だけが救いです。
めちゃファンタジー
タイトルなし(ネタバレ)
テーマは今までの生きろ+自立、そして自分で考える、なのかな。
親子関係って難しい。同じ世界にいても世代が違えば住む世界が違うともとれた
現実世界と眞人の心の中の世界を描いているようにも見えた
あとは全力で学べ情熱をもて
宮崎駿監督の君たちはどう生きるか
千と千尋の単体巨大化何でもあげるカオナシが皿を持って待つだけの複製人間みたいな対比も楽しかったし、大叔父さまはナウシカの大ババ様と目が乙事主だったり、ヒミさま、青サギ、ばあやなどキャラはオリジナルっぽいが1キャラ1キャラがどこか今までのジブリのキャラに重なるところがあり見ていてとても楽しかった。
肉やジャムの食べ物のシズル感をみてはやっぱりジブリだなとも感じた
濃すぎるオマージュ大盛で大満足。
アオサギ、インコ、13の積木、この世界は悪意から生まれた、など社会や人々の比喩だとは思うが解釈しきれない部分も多々あった。我ヲ學ブ者ハ死スの意味もわからなかった、、、
もう限界、最後の世界崩壊は宮崎ワールドの終焉にも見え涙した
やっぱり監督の作品は最後なのかなと思うと感慨深い
集大成的な作品ではあったけど、たぶん新しい描写はあまりなかったように感じた
ここにはもう何もない、これからはあなた自身が創造しなさい、そんなメッセージにも見えた
パンフもすぐ出さないってことは、自分で考えなさいってことなのかな?とか勝手に想像した
何もPV流さないっていうのも今のPVまみれの映画風潮へ一石を感じた
なにも情報がない状態で見る映画がこんなに始まる前からワクワクする気持ちだったのを思い出させてくれた。今までのジブリに対する信頼度からきてるのもあるがそれを差し引いても最高だ
やっぱり映画はフライヤー1枚ぐらいの情報量、活字のあらすじだけくらいで丁度いいのかもしれない
監督の名字が変わっているということは再スタートともとれるのか
あといつものおわりの文字がなかった?ような。
とりあえずざっくりとした感想だけ
本当に本当にありがとう。
後から円盤買ってじっくり見直したんだが、やはりジブリ背景は密度が圧倒的。
映画館で2回見たけど全然追いきれてないしとわかる
もう一度書く
消されたのでもう一度書く。
母親の死を受け入れられず、母そっくりの伯母を後妻にもった気持ちの悪い父親に反感抱き、良き母にならんと努力する義理母とも仲良くいかずふさぎ込んでいた少年が、常識が通じない異世界にいき、運命を抗ってもだめ、流れに身を任せろと、典型的なイエスマンに少年が洗脳されていくという薄い話を大げさな映像でそれなりの作品に認めたものである。
なんかいろんな考察してる人がいて、映画を見たうえで感想をよんだけど、全部ムダと思えた。
これの原作はそういうようなことをいいたかったのではないんだけどな。
原作の破壊神だな。宮崎監督は。
声優がしっくりこない
人気上位だったので鑑賞。本は、未読。
絵はきれいだが、最後まで内容がわからず、つまらなかった。
声優に、タレントの個性が乗っかり過ぎて気になり、集中できないし、しっくりこない感じ。
ジブリ作品好きなんですが…
久しぶりに、見ごたえを感じれない映画だった。
理解出来れば、いいのかも。
物語の中に真理があった
不思議な力のこもった石がある日落ちてきたとして、曾祖父がそれを見つけて力を封じ込めたとして、不思議が起こったとして、それが主人公の日常ならば。宮崎駿さんの夢を事細かく説明したかのような作品でした。132号室は、この物語の世界の課題のナンバーです。右から読んで、ふさい。夫妻と負債。新しい妻は妹。田舎のお屋敷。世話してくれるたくさんのお婆さんたち。眞人ならどんな世界を作れるか。どう生きるか。ちなみに眞人はこの国を日本と定めた天武天皇が制定した八色の姓の最高位。
魂が揺さぶられた
衝撃、圧倒、感動。
宮崎駿監督、よくこれだけのものを創って下さったなと拍手喝采な映画でした。
鑑賞後、私は良い意味でこの映画を3日引きずってしまった。
「私は今とてもいいものを観た」
「とても価値あるものを観た」
「この映画に出会えて本当に嬉しい」
という想いが止まりませんでした。
容易なストーリーでは無いので、人に寄っては絶対賛否両論分かれますよね…!
あの内容ですもん!それは大納得!
そこがまたいい!
もうあれは好きと感じた人が心の中でずっと大切に思ってくれていればそれでいいと思いました!
世界で騒がれたり大絶賛されていなくても、私はあの映画のDVDを手に入れ繰り返し鑑賞し、何度でもあの気持ちを味わいたい。
前情報全く無しの状態で鑑賞しましたが、とても好きな世界観とストーリーだと感じた。
絵は言わずもがな大変に美しく、観る人を惹きつける。さすがジブリとしか言いようが無いクオリティー。
開始3分でドキドキが止まらず、映画の中に吸い込まれていくような感覚だった。
よそ見することは許されず、瞬きするのも惜しい。
内容を理解できるとか理解できないとか、意味がわかるわからないとか、そんなことは全く気にせず食い入るように観た。もはや傍観してたような感じ。
何がどうなっていくのか、知りたくて堪らない気持ち。
細部に散りばめられた伏線のようなものも、自分は疎いのでハッキリ分からないけれど、摩訶不思議な世界が私には何故か心地よかった。
夢の中にいるような感覚に近いのかもしれない。
主人公、行動力のあって勇敢な男の子だったので安心して見ていられたし、サクサク場面が展開していくのも良かった。
ラストのアオサギとの関係性がとても好き。
ぐっと来てしまった。
それぞれの心の移ろいや、心と心の繋がり方が大変素敵だった。
あの世界のことがもっと知りたいという気持ちと、断片だけしか知らなくてもいいという気持ちが両方ある。
世界は入り組んでいて、
一筋縄ではいかなくて、
良いことも悪いこともふいに起こる。
他人の心はもちらん、自分の心さえももうまくコントロール出来ないけど、
自分は今生きていて、明日も生きていく。
そのことを確認できた映画だった。
魂で良いと感じた素晴らしい映画でした。
宮崎監督にしか創れなかった映画だと思いました。
やりたい放題やってくださった監督に乾杯。
宮崎駿監督、ありがとうございました!
童心でないと楽しめない
ジブリはひと通り見てきたけどそこまで詳しくもなく、前情報も入れずに...
さすが背景が美しい
ジブリ作品は好きでも嫌いでもないが、人にすすめられて鑑賞。ジブリ作品はできるだけ大きなスクリーンで観たいと思って、映画館に足を運んで正解だった。
映像がとても美しかった。
田舎に着いた時の自然の緑、目に心地よいというか、気持ちよかった。和風なインテリアも、洋館のインテリアも、どちらもとても素敵。大きなスクリーンじゃなきゃ、細かいところまで見えないよね!異世界の風景も良かった。
ストーリーは、青春期の少年の心の葛藤を描いているのか、解釈は人それぞれにゆだねられている。エヴァンゲリオン観た時も、同じような感想になったな。
おばあちゃんたちが7人で、まるで白雪姫の小人たちみたいでホッコリ。小さな木の人形が出てきた時には笑った。
いろんな生き物が、うようよと出てくるところは少しだけ気持ち悪かったけど、おもしろかった。鯉と蛙のところ、ひぃーってなった。そもそも鳥が苦手なので、青鷺、ペリカン、インコと、なんで鳥ばかり…と思ったり。インコはカワイイキャラクターになってたからまだ良かったけど。しかし、可愛い外見と怖い行動のギャップ!
あと、主人公もほかのキャラクターも、お辞儀をするところが何度も出てきて、そこが好きだった。お辞儀って、日本文化の良いところだと思う。日本文化の様式美が好き。
前情報ゼロで観たので、声優さんたちのこと知らなかったから、後で調べて、えー!わからなかった!ってなった。ジブリの映画では皆さんジブリの話し方になってる、良い意味で。
菅田将暉さん、青鷺だったとは!
音楽のピアノも心地良し。ジブリ音楽好き。
そして、最後の米津玄師さんの曲がとても良い!
何か深いテーマがあるのだろうけど、そこまではよく理解できず…。しかし、好きな感じだった。パンフ買い忘れて残念。もう少し情報欲しかったのに。
迫力重視にしてしまった点
冒頭で、主人公の眞人がお母さんを亡くし、代わりに妊娠している妹の夏子に引き取られるということから、その生まれた子と眞人が本当の兄弟ではないなかでどうやって生きていくのか、という流れだと予想していました。
例えば生まれた子が眞人の妹で、喧嘩した眞人がケガをしながらも妹のお世話をしていると、母親を亡くしたトラウマから心を開いて学校に行くようになり、本当の家族のようになったとします。
しかし眞人が学校を卒業して東京へ行き、しばらく働いていると高校生になった妹が彼氏と結婚の約束をしてしまいます。眞人は母親を亡くしたというトラウマを強く持っているので、それを認めません。すぐにやめさせようと妹と彼氏の恋愛を邪魔をしてしまいます。そこで喧嘩になり、本当の兄弟じゃないという本音をぶつけ合い、あまりの怒りに二度と帰って来ないと出ていく眞人。そこから本編に登場してきた通りの流れにすると、さらにストーリー的に面白くなったのでは。
夏子さんがそこで眞人を探しに行き、おじいさんの元へたどり着くという流れにすると。帰ったあとには妹と仲直りして、結婚させようと決断。
本編の終盤でも出てきましたが、積み木というキーワードは決断するという意味だと私のなかで感じたので、母親を亡くしたトラウマを克服し、妹の結婚を認めるという決断をする。そうするとより印象深くなっていたと見ていて思いました。
今までのジブリ作品のなかでも特に迫力があり、他の作品には真似できないような作画をされていたのですが、ストーリー性の乏しさにもったいないなと感じてしまいました。主人公の抱えているトラウマをもう少し感じさせてほしかったです。
以上、長くなってしまいました。私の感想です。
解釈に迷う
冒頭の火事のシーンは熱気や舐めるような炎の描写が凄かった。空襲なのかと勘違いした。
ファンタジーの入り口は扉だというイメージがあったが、本作では現実世界へ戻るための扉だった。
ハウルでは1つの扉に複数の世界だったけど、今回は無限回廊だった。そこで様々な時代や場所と繋いでいた。ジブリらしい世界だった。
ワクワクするところも、モヤッとして考えさせられるところもたくさんあった。
これまでのジブリ作品に登場した、様々なものがオマージュされていた。
ただ、一回観ただけではなんともわからない。自分の中で、この映画はこれを伝えたいのだろうという納得感を得るためにはもう1回観ないとダメかもしれない。タイトルの意味もちゃんとあるはずだ。
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