「気がついたらエンドロールでした」君たちはどう生きるか Mimozaさんの映画レビュー(感想・評価)
気がついたらエンドロールでした
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元旦に散歩していたら、川原にアオサギがいました。シロサギもいたけれど、アオサギは色や姿が美しくて写真を撮りました。2024年初めての一枚です。映画のポスターがアオサギだったし、今年初めての映画は「君たちはどう生きるか」にしました。
会社の昼休みに「『千と千尋の神隠し』に感動した!」という話を同僚にしたのに、後日同僚から「訳わかんなかった」と言われて、悲しい気持ちになりました。私は興奮してスキップして帰りたくなったのになぁ。
もう22年も前の話。
今回、この作品を観ている間、あの元同僚のように「訳わかんない」と思う私。ワクワクして帰りにスキップしたくなった頃から22年も年をとり、想像力や感性が失われてしまったのかな。
特にね、インコの集団が出てきた頃から訳がわからなくなった。話についていこうと必死に睡魔と戦っていたのに、後半は断片的な映像しか残っていないです。なので、2年後になり、弟もそれなりに大きくなって、エンドロールが出始めてびっくり。
急に目が覚めて、エンドロールはしっかり見ました。会社の総務とか経理とかのスタッフの名前まで出て、さらにびっくりしたぁ。こんなことしか感想がないなんてね・・・。
そういえば、野田地図の演劇を観ているときも、途中で挫折しそうになるのですよ。頭のいい人の書くものは、なかなか理解できないです。でも見終わった時は感動しているし、なんなら泣いていたりします。あれは、生の舞台だからでしょうか、演出や役者の力でしょうか・・・。そんなことも「訳わかんない」つながりで思い出しました。
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