「天才宮崎駿の遺言のような作品」君たちはどう生きるか えいこさんの映画レビュー(感想・評価)
天才宮崎駿の遺言のような作品
今までの楽しい映画にも、この難解さは散りばめられてはいたが、今回はもう、利益度外視、評価度外視で、最後に本当に伝えたい事を、本っ気で形にしたような作品 観終わって号泣してたのは、沢山いたお客さんの中で私だけ 「分からなかったね」「難しいね」と、声も聞こえた
私も、分かったとは言えない
偽りと悪意では、いくらバランスを取っても世界は1日しか持たないという積み木、継承者は自分の血を引くものでなくはならないという危うさ、戦争、格差、いじめ、引きこもり、ステップファミリーの葛藤等、批判や指摘も沢山散りばめられていた
混沌とした、紙一重の生と死、目に見えないものや、自然、命への敬意、自分の子供に逢える素晴らしさ、どうすれば本当の友達ができるかも 本気でどう生きるか、いや、こう生きて欲しいという強いメッセージを感じた
まさに最後に命を燃やしてかいたような、天才の力を思う存分見せつけた 私の生き方や、人生を変えるような作品
映画ではなく、漫画の「風の谷のナウシカ」を思い出した
小さい子供向けではない
あの、ポスターだけは宮崎駿自身が描いたのだろうか
あの、異なる二つの目 素晴らしかった
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