「ファミリーヒストリー」君たちはどう生きるか ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
ファミリーヒストリー
駿おじさん、こんなに鳥が好きなんて、知らなかった。が、アオサギ、ペリカン、インコ、種類のセレクトは謎だ。鳥まみれ、紙まみれ、わらわらまみれ、数に圧倒される表現が多かった。
戦時中は、死んだきょうだいの後添に入ることはよくあったと思うが、なーんか生臭かったなあ。夏子は妙に色気あるし。彼女の心の底には姉への呵責があると感じたが、夫は妻の妹でも何ともないみたい。打算的で強引で、現実主義。そんな人物に見えた。でも、男として魅力はある…なかなかやっかい。木村拓哉の俺様な雰囲気も重なる。ただ、鳥の糞だらけになっている姿は、唯一スキがあって親しみやすい。
昭和の戦争中だが、ずいぶん景気のいい家で、ベッドで寝たり、車に乗ったり、ハイカラだった。異世界でパンにバターとジャムをてんこ盛りにして食べるシーンは、あまりの贅沢さにお腹が鳴った。甘じょっぱいの最高だよね。はちみつもいいけどね。
主人公の声は、よく知らない若い俳優さんだが、調べたら最近ドラマで見ていた人だった。これから期待できそう。観る前に情報入れないようにしていたので、菅田将暉にはびっくり。イケメン臭を一切感じなかった。本人も楽しんで演じていたのではなかろうか。あと、あいみょんも硬さはあるが、上々の出来じゃないかな。滝沢カレン…もいい仕事してた。おじさん達はみんな小林薫に聞こえてしまい、もう一度観れば、たぶん聞き分けられると思う。
宮崎駿が今まで観てきた映画、読んでいた本、聴いてきた音楽、語り影響を与え合った友、愛し生活を共にした家族、など、自分の内にあるものをぎゅっと詰めこんだ作品。宮崎駿という人物そのもの。そんな印象を受けた。簡単にわかるわけがない。人間は多面的で、常に変化するもの。この人の全てを知りたいと願っても、100%理解することはかなわない。一端を覗き見ただけでいい。ちょびっと何かがわかればいい。受け止められるものが、一つでもあれば、十分だ。そう思いました、駿監督。
ぷにゃぷにゃさん、コメントありがとうございます!
能登地震との関連は勝手な思い込みでした。申し訳ない。
宮崎駿が鳥嫌いなのか?と考えてもみましたが、俺も鳥のフンは大嫌いですw
ペリカン、インコ、アオサギ以外にもラストのほうではカラスの鳴き声が聞えてきました。
ぷにゃぷにゃさん
検索しました 😆
ジャン・レノ、新作には出演されているようでしたよ 🎥 日本での上映予定はどうなのでしょうね 。
ジャック・マイヨールさん、レビューを書く時に検索して私もその時に 👀
お顔も拝見しましたが、急に親近感が 😌
ぷにゃぷにゃさん
「 福田村事件 」へのコメントを頂き有難うございます。
そうですね。置かれた状況に抗えない場合もあるかとは思いますが、自身がどう考え、どう行動するか、後悔する事のない選択をしていきたいとの思いを強くしました。
ぷにゃぷにゃさん
宮崎駿監督の作品は、細かい箇所迄こだわって描かれており、見る度に気付きがあって楽しめますよね。
パンにバターとジャムをてんこ盛り、確かに美味しそう。カロリーと塩分が気になって出来ませんが 😆
「 グラン・ブルー グレート・ブルー 」へのコメントを頂き有難うございます。
マンマに弱いエンゾ、ジャン・レノのキュートな魅力も炸裂していましたね ☺️