「いつものジブリファンタジー」君たちはどう生きるか 映画ファンさすせそさんの映画レビュー(感想・評価)
いつものジブリファンタジー
何かと話題になっていたので見てみました。
なるほど。確かに好き嫌いがわかれそうな作品かも。
主人公は戦火を避けて母方の田舎の大きなお屋敷へ疎開してきた少年。
そのお屋敷の池に棲みつくアオサギを見かけたことから物語が始まる。
現実の隣に潜む非現実的な世界が徐々に日常を侵食していき、いつの間にかファンタジー世界へと迷い込んでいく過程はジブリの得意分野。
テーマを感じさせつつもそれをファンタジーで包み込み作品にしてしまうのもお手の物。
そしてファンタジー世界の不可思議で幻想的な景色や住人の奇妙でありながら愛嬌のある描写もさすがです。
逆に評価されない部分は、私もそうですがある程度映画の中に理屈や論理を求めてしまう人には少し好まれないのかもしれません。
詳細は伏せますが一件落着というような終わり方ではなくて少しモヤモヤする感じがして結局アレは何だったんだろう、とスッキリしない気分で映画館を後にしました。
ファンタジー自体は好きで、その世界のルールにのっとって事態の解決が図られれば納得するんですが、それで終わりなんだ……という感覚。
映像は面白みがあっていいと思います。
人に勧めるかはその方の好み次第かなぁ、という作品かな。
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