「それぞれの道を示したかった作品だと思う。」君たちはどう生きるか ikomaさんの映画レビュー(感想・評価)
それぞれの道を示したかった作品だと思う。
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大叔父は人生の途中で別の世界の存在を知ったか、自分で作り出し、その自分だけの世界である箱庭をいじる、または維持することに夢中になり、その世界を追求する生き方を選んだのだと思った。
そしてその世界はなんらかの理由で崩壊する、もしくはその世界を誰か、子孫に託すことによって作った箱庭が完成すると思い立ち、そこでナツコやヒサコをこの世界に呼び、この世界を託せる人物に値する子がいるかどうか判断してたんじゃ無いかと思う。
それを主人公は自分は継ぐに値しないと拒否して、押し付けられたもの、受け継がれるものではなく、自分の生き方で生きていく、ということを示し、大叔父は生きる時間を世界の創作に費やし、ある種の他人にそれと同じ生き様をさせようと継がせる、というそれぞれの面を見せて、君たちはどう生きるかというタイトルにつながっていると思った。
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