「賛否両論というレビュー」君たちはどう生きるか Film_Montageさんの映画レビュー(感想・評価)
賛否両論というレビュー
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賛否両論のレビューを読んでいて、どんな作品なのだろうと原作?の本の方は未読で鑑賞。
アニメというコンテンツはリアルとファンタジー、その両方を自由に表現できる事が最大のメリットだと思っているので、今作はそれを体現したような作品だと思いました。
宮崎監督ほどの演出家になれば、万人が理解できる分かりやすい作品を作ることは簡単だと思う。しかし、それでは宮崎監督自身が面白くないのでしょう。
考察する余地を残し、情報も必要最低限表現していく事で、観客がこういう事なのか、もしくは、、、と考えたり、観たもの同士で話し合ったり。そういう作品にしたかったのではないかと思います。
そのような表現だから、ここからは私自身が感じた感想です。
母を亡くした少年の成長と義母を受け入れるための通過儀礼がベースにあり、戦争の愚かさ、貧富の格差、セキセイインコの大量発生や地球規模の環境破壊といった社会問題も取り込み、正しいも悪いも決めつけない。
この作品を観た者が何を感じどう思うのかを問いかけていくような作品だと思いました。
それこそタイトルの通り、「君たちはどう生きるか」。
宮崎駿監督が作品作りの集大成として、子どもの頃に宮崎アニメを観て大人になった人達に、これからの世界を君たちはどう生きていくのかと、、、。
色々、考えるきっかけになるような作品だと思いました。
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