「この世界観を感じる」君たちはどう生きるか ポールさんの映画レビュー(感想・評価)
この世界観を感じる
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盛りだくさんのセルフオマージュ
81歳でこの作品作るバイタリティ
観終わったあとじわじわと感動しました
母が亡くなってから父が叔母とすぐに結婚は
眞人の気持ちを考えると辛いですが
この頃は普通だったと思うのと
生きるために人は強くいなくてはいけなかった
命はこうして今日に繋がっているのだなと思いました
大叔父様が守ってきた世界を継がなかった眞人
悪意でいっぱいのこの世でも
人間の可能性、素晴らしさを信じたい
そんなメッセージを感じました
ヒミがやさしい眞人に出会うために元の世界に戻るラスト
ジブリに出てくる女の子はまっすぐな瞳で芯がある
その強さに、やはり感動する
現実を生きる私たちはこんな摩訶不思議な世界はなく
残酷で汚い心を持つ人間と共存する世界で生きるか
命を終わらせるかの2択しかないんですよね
残りの人生の生き方、考え方を問いかけられた終わり方は
ノマドランドのようでした
小説は読んだことがないので読んだらまた違う解釈になるかもしれないです
事前情報の少ない今回の作品
私は本当に正解だったと思います
このキャラクターがなんて名前で
キーを握るとかそんなことしなくていい
どいつが仲間で敵なんだとか
先入観なく作品に出会い浸る
本来映画とはこう出会うべきなのかもしれない
この宮崎駿監督の世界観をただ受け止める
この世界で知能を与えられた人間は
その頭で考えて生きていくべきなのだと私は思いました
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