「子を宿す女性を通じて生命への畏敬を描く」君たちはどう生きるか TTaroGoさんの映画レビュー(感想・評価)
子を宿す女性を通じて生命への畏敬を描く
クリックして本文を読む
失った母の美化された記憶…対して突然日常に現れ、父親との間で出来た子供を宿す女の生き様を、理解出来ないまま汚らわしく思う少年
潜在意識を形成する"地獄"と呼ぶその世界は、少年が自ら作り出した生命を司る、バランスの崩れた世界。しかしそこでは強くたくましい大人の女が生きる姿や、少女期の母の凄まじい力を目の当たりにする
石と木の対比は鉱物と生命というバランスを、アオサギやセキセイインコ、コウノトリは性という抗えない命の営みを描いている
少女から女に成長する異性を受け入れ、男として成長しながら生きていく少年
ナウシカからポニョに至るまで、一貫して命を描いてきた宮崎駿、渾身の作品
単調な音楽や描画は成熟したジブリの保守的な一面…星半分マイナス
コメントする