「黄泉の国から取り戻す」君たちはどう生きるか　釣り旅猿さんの映画レビュー（感想・評価）

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本作、主人公・眞人は疎開先で人間界ではない異世界に触れ、様々な価値観、世界観を知り、大きく成長していきます。そして、これからどう生きるのかを定め東京に戻っていきます。物語はここで終わります。プロローグで終わり、作品タイトルに繋がっていくと感じました。眞人が生きていた時代より、はるかに多様化、複雑化した混沌とした現代社会の中で、君たち（観客）はどう生きていくかを定め、行動して欲しいという宮木監督の問題提起、エールを感じました。

ー以上ー

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登場人物のキャラクター設定のおもしろさ、特に多かれ少なかれみんなにちらりとみえる善悪の部分についてはそんなもんだよと生きる者そのままを肯定してくれる監督の懐を感じ、そのなかで様々なことを感じながら生きていくんだよと言われているようでした。
少しあいだを置きじっくり味わえる作品だと感じました。