「とても濃い」君たちはどう生きるか mikiさんの映画レビュー(感想・評価)
とても濃い
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全く予備知識無しで観に行った作品は初めて。
こんなにワクワクしたことはなかった。
ジブリ作品だと、もののけ姫やナウシカ、ハウルが好きなわたしはわりと重たい作品が好きなんだなと自覚しているが、今回の作品はどうだろうと心躍らせていた。
上映直後、空襲警報がなった時、あぁ、戦争映画なのかと少し怖くなった。(恥ずかしながら、風立ちぬは観ていない。)
序盤の眞人の母が火事に巻き込まれ、眞人が母の元へ走るシーンで、とにかく画面から溢れ出る、ジブリという、宮崎駿という世界観に圧倒されて涙が出てしまった。
このとても濃いジブリに、宮崎駿に2時間浸れると思ったら心が震えた。
今までのジブリ映画のワンシーンを切り取ったような場面やキャラクターの仕草などが散りばめられてると感じた。
ジブリの走馬灯を観ているのかと思った。
世界が崩れてしまった後、石を積み立てていたおおおじさまは、眞人が生きる今に還ったのかな。
わたしたちはきっと言葉で表現しなくても感じ取ることができる、この濃いジブリの世界が大好きなんだ。
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