「サギとインコの神隠し(中略)」君たちはどう生きるか 趣味の映芸さんの映画レビュー(感想・評価)
サギとインコの神隠し(中略)
【タイトル】君たちはどう生きるか
【脳内変換】シン 火垂るの坂の となりの崖の上の城の 思い出の姫と サギとインコの神隠し を追うこども
帰りのエレベーターで若い女の子たちが「良かったね〜♪♪♪」と言っているのを聞いて、少なくともこんな陰湿なレビューを書く人間はお呼びでない作品なんだな、と実感した次第です。
というわけで、以下本作がお好きな方には大変不快なレビューとなります事をお断りしておきます🙇♂️
鑑賞後の第一印象は「疲れた…」の一言です。
元々上映時間が長い作品ですが、苦痛に感じるほど長かった…
スタジオジブリ作品らしく、素晴らしいアニメーションと美味しそうな食事シーン、幻想的な風景描写と、ファンなら各シーンで既視感を覚える画が随所に登場し、思わずにやけてしまいます。
ただ、ストーリーまでその辺ごちゃまぜした上に新しい展開を足そうとしたのか、過去作+他監督某作をまぜて煮込んだ上澄みでなく底の方をすくった作品、という印象を持ちました。
上澄みの方+αなら今までにない新しい味だったのかもしれませんが、煮込んだ鍋の底にある◯◯ガラとか香辛料の葉やら実やらを皿に盛り付けたようで、「知ってる味はするし、高そうな材料使ってるけど、この料理何…?」という感じです。
悪い意味で先の見えない展開、わからない人はついてこないでいいと言わんばかりの描写、でもジブリの作画はすごいでしょ?と。
ただ、その辺を気にしなければジブリらしさ満載のジブリファン待望、吾郎監督じゃない駿監督作品のファンタジーです。(ただし作画のみ)
大衆に迎合するようなエンターテイメント作品ではく、宮「﨑」駿 監督のやりたい事を詰め込んだ芸術作品なのでしょう。
ナウシカ、ラピュタの頃の感動をまた味わいたい一心でずっとジブリ作品を追っていましたが、いい加減卒業します。
今まで本当にありがとうございました🥲