劇場公開日 2023年7月14日

「美しさと汚さ」君たちはどう生きるか Cディレクターシネオの最新映画レビューさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0美しさと汚さ

2023年7月18日
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賛否あるけど、僕は感動しました!孤高の天才作家、宮崎駿監督の思考やイマジネーションそのものを覗き見ることができたんだから。封切り前からシークレットにされてきた内容は語れないけど、最後の作品にふさわしい秀作でした。

多分主人公は宮崎駿そのもので、彼の生み出す幻想のパワーが見事に映像化されている。ワンシーン・ワンショットに全知全能を傾けた、アートディレクションは美しく楽しい。宮崎ワールドを堪能しましたよ。エンドロールの声優陣に驚くから、お楽しみに。

映画作品で描いてきた様々な美しさの裏には、汚さがある。そんな悪意を排除せず、あえて描くことが最終章の目的だったのでしょうか。

君たちはどう生きるか?「僕は最後に自分が作りたいものを自由に作ったよ。」そんなほくそ笑む宮崎駿監督の気持ちが響いてきました。だから酷評もザマアミロなのかもね。僕もそんな粋な姿勢を見習いたい。宮崎駿さん、忘れられない素敵な作品の数々をありがとう。

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