「エンタメじゃなくてアート。子供向けじゃない。」君たちはどう生きるか ゆみありさんの映画レビュー(感想・評価)
エンタメじゃなくてアート。子供向けじゃない。
一日あけて、これ書いてます(僕は普通、観てすぐに書きますが、この映画は観たあとすぐには書けなかったのです)。観てる時、正直きついかな、つまんないかな(きついでもつまらないでもない"かな"です)と思ったんだけど、じわじわ来て4.5になりました。
題名だけだと説教臭い映画なのかな、だったら嫌だなと思って映画館に入ったんだけど、説教臭さはゼロです。そういう映画ではありません。
宮崎駿の頭の中にあるものを見せられたのかな。だったら興味深い(だって巨匠の頭の中だよ)。エンタメ期待していた人(ジブリ観に来たんだから当たり前だよな)からすれば、何これ?だと思います。登場人物のキャラなんて何もない(日本の映画ってやたら単純にキャラを決めたがる。しかも嘘っぱちな平面的なキャラ)から感情移入はできない。真人って誰のことなんだろう?青鷺って誰?きりこさんは?大伯父さんは?でも別に誰でもないんだと思う。
敢えて言えば宮崎駿の死生観、その部分の妄想、頭の中を自由に描いた感じなのかな、と僕は今勝手に思ってます。
抽象的で難しい映画。もう一回観てみよう。
コメントする