「原作とは全く違う解釈と感性が問われる映画」君たちはどう生きるか kunntaさんの映画レビュー(感想・評価)
原作とは全く違う解釈と感性が問われる映画
道徳的な投げかけ作品として知られる原作の「君たちはどう生きるか」という作品を思い描いて この映画作品を見に行こうとすると、おそらく戸惑いが襲ってくるだろう。
この表現の仕方がジブリ作品の真骨頂だと考える ジブリ作品のファンにとっては登場するキャラクターたちに親近感を感じるのかもしれないが 原作においてのメッセージ性は全く感じられなかった。
むしろ 宮崎駿が 何を伝えたいのか理解不能な作品だった。
この映画を見た人が そこに原作でのメッセージ性を感じたとするのなら それはそれでいいのかもしれないが、単にパラレルワールドの中での 仏教的な輪廻転生を戦争の時代の時代性と絡めて表現しただけのように感じてしまう宗教感を植え付けてくるような作品であったと思う。
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