劇場公開日 2023年7月14日

「アーティストが抱える「商業的作品」と「自主的作品」」君たちはどう生きるか うみやまさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0アーティストが抱える「商業的作品」と「自主的作品」

2023年7月16日
iPhoneアプリから投稿

みなさんどうでしたか?(いきなり投げかけw)

私的な率直な感想は
コレじゃない…なんですが
宮崎監督の今まで歩んできた映画人生をなぞる
私小説のような作品と思えば
監督に思い入れがあればこそ楽しい作品かなと。

このストーリーが
今までの作品のオマージュや
ジブリに関わったスタッフへの投げかけや
海外文学作品へのリスペクトや
宗教的な生死感など
色々難しい考えが全て入っているのは別としてw
コレを商業的作品として沢山の人へ
宣伝も無しに届けるって…とは少し考えさせられます。

この手の話って
映画だけではなく
音楽、絵画、時には商業的な家電や車のデザイナーなど
ゼロから何かを生み出すクリエイターには
一生付き纏う課題なんだと思いますが
「自分が本当に作りたい作品」と
「沢山人に届ける為に平均値を取った作品」の狭間で
クリエイターはみんな迷うと思うのです。
今回の作品は
宮崎監督の「自分が作りたい作品」が色濃く出た
カルピスの原液のような作品かと思っています。
その為に
凄い濃い作品と思う人と
コレは濃過ぎてツライと思う人に別れるのかと
考えています。

製作委員会を作らず
自社作品にした理由も分かります
コレは
商業的な作品からは少し距離を取った作品なんだと思って見れば少しは楽しめるかと。
そんな心の準備が必要な作品です。


そんな作品でいいのかよ〜
宮崎監督〜
もっとサービス心がある作品も
久々に見たいよ〜

以上です!

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うみやま