「『おしまい』がないから、この映画は見た後何か残るのが正解」君たちはどう生きるか ばかちんで候さんの映画レビュー(感想・評価)
『おしまい』がないから、この映画は見た後何か残るのが正解
7/14〈鑑賞直後レビュー〉・内容はわからーんだけど、アニメーションはさすがすぎる。部屋に入ってきてお盆を机に置く女性の所作。ズボンをはく。節々のアニメーションはピカイチでした。
内容に関してはよくわからーんでしたので、これを読み解いていくのがしばらくの私のテーマになりそうです
7/24〈約一週間後レビュー〉・純文学的というかやはりエンタメ性は排除しているように感じる。といか意図してだろう。最後に『おしまい』『おわり』もなかったし。この映画は見た後何か残るのが正解で、映画館をでて、考え続けるのが正解なんだろう。だから映画が終わったらそこで『おしまい』じゃない。
深いテーマや思想がある創作を否定はしない、でもエンタメ性とテーマ性は両立できる。表層のエンタメ性と深層のテーマ性という構造の創作が良作という僕の思いからすると、表面的なエンタメ性、つまるところ物語の面白さは分からなかったので、うーん。
多くの人にとって物語を純粋に楽しむことができても、テーマや思想を読むことは簡単ではない。そういう営みももちろん知ることや考えることを放棄することは良くないだろう。
ぼくは宮崎さんの描く物語が観たかったかな
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