「わたしだけでしょうか。」君たちはどう生きるか クリエさんの映画レビュー(感想・評価)
わたしだけでしょうか。
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沢山の高評価レビューありますが、
事実は違い、映画を見てほとんどの人が混乱していたように思えます。
エンドロールが終わり、あたりを見回しましたが、
笑顔の人は見つけられず、皆さん沈黙もしくは引き笑いでした。
監督自身、訳がわからないところがあるとコメントされているようですね。
(場をなごませる冗談でしょうが、納得のコメントです)
・異世界は創作の世界をさしている?
・塔はジブリ全体をさしている?
・石の数はジブリ作品数と関係している?
・主人公の境遇が監督の人生と酷似している?
etc.
細かな心理描写、数々のメタファー、旧作品のオマージュ、監督のバックボーン、
我々が気づけていない細かなメッセージが沢山詰め込まれているのは、いやでも分かります。
ですが、これらは映画が面白い面白くないとは、別のオプションで
結局のところ
話がよく分からないのであれば、こういった部分しか楽しむ事ができない。
私は大きな会場で見たのですが、
・序盤にかけては大興奮。
・中盤は世界観を受け入れる準備。
よくわからないが、こういうものなのだろうと。
・中盤〜終盤は、ポカーン。
創作の世界?の塔に入るまでが、一番おもしろいと感じたので、
中身を覗いてみるまでが一番楽しいんだな。
という、ひねくれた考えを持つまでに至りました。
これだけの人を集めて、訳の分からないものを見させられているあの状況は、とても馬鹿らしく。事故に巻き込まれたような気分。
最後に、
この映画は答えのない謎掛けのようでして、
それこそが制作者側の一番の悪意ではないでしょうか。
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