「何を伝えたいのかが分かるかどうかで満足度が変わるのではないだろうか」君たちはどう生きるか ゆきとうさんの映画レビュー(感想・評価)
何を伝えたいのかが分かるかどうかで満足度が変わるのではないだろうか
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個人的な解釈による感想です。
冒頭で主人公マヒトの母親が火事で亡くなるところから始まります。新しい母親はナツコという名前です。
劇中で、マヒトはナツコのことを「お母さん」ではなく、「お父さんの好きな人」と言います。このことからマヒトは、火事で亡くなった母親にまだ執着があり、ナツコを母親と認めることができない葛藤を伝えたいのかなと感じました。
塔の中で出会ったヒミは、マヒトの火事で亡くなった母親に当たる人物であることが判明します。マヒトとヒミが抱き合ったところが印象に残りました。
最後にマヒトとナツコは、無事に元の世界に帰ることができたので、晴れやかな気分になりました。
積み石の場面は、残念ながら何を伝えたいのか、解明が難しいです。
ジブリの世界観は、よく出ていて、とても引き込まれました。
追記 積み石の場面は、今置かれている現状を打破してほしいという宮崎駿監督のメッセージが込められているのではないかと後から感じました。
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humさんのコメント
2023年7月24日
抱き合うシーンよかったですね。
私も印象に残りました。
異世界で出会えた母ヒミが眞人の成長を実感できた後、眞人の母になるために現世に違う扉から戻る。
ヒミはその後あの運命を遂げるとしてもあのシーンがあったことで、安心と幸せを感じて命を全うすることになったのだろうと感じます。