「自伝なんだろうな」君たちはどう生きるか HSKさんの映画レビュー(感想・評価)
自伝なんだろうな
空襲シーンから始まり父親が航空会社を経営している設定のようなので、これはきっと宮崎さんの自伝なんだろうなぁと思いながら鑑賞しました。
私は青鷺=手塚治虫、大叔父=高畑勲、インコの大将=鈴木敏夫、かなと予想します。
積み木のくだりがいいですよね。
高畑勲から託されたものを、結局自分は受け継ぐことができていないと宮崎さんが言ってるように思いました。
この映画一回観ただけでは見過ごしてしまうところが多いのでしょうね。
でも正直言うと、すごいけど面白味は欠ける作品かなぁ。
ケイトブランシェットのTARを観た時も同じような感じでした。
どちらも好きですけどね!
あとおばあちゃん達が可愛くてすてきでした。
あのサイズ感はどうしてなんだろう??
宮澤さんにはあんな風に見えてたのかしら。
アニメ業界の端くれで働く者です。
私も観始めてすぐに自伝的だなと感じました。
考察というほどではありませんが、監督は生涯、アニメの仕事を通じてずっとヒロインに母親の面影を追い求めていたのかなと。
積み木のくだりは若い後進への檄にも感じました
大伯父が建物を作る時に、何人も怪我人や死人が出たというところで不謹慎ながら笑いました。
また、積み木を3日に一度積むといいというところも、定期的に作品を作ればジブリはまだ続くという意味かと思い、笑ってしまいました。
コメントありがとうございます。
なるほど青鷺が鈴木敏夫もあるかもしれませんね。
面白いです!
宮崎さんは高畑さんへの想いが今でもとても強くあるように思うので、この作品にもその存在は入っているような気がします。
解釈は一筋縄ではいかないのかな。
こうも取れるし、ああも取れるみたいなレイヤー構造のようになってるのかもしれませんね。