「雰囲気と役者は抜群!」プロミスト・ランド old-tearsさんの映画レビュー(感想・評価)
雰囲気と役者は抜群!
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レビューのまとめとして。
他人には薦めにくい。しかし映画好きには「ああ、あれね!」と少し得意げに言える作品。
しかしとにかく心が動かない。
原作からリアルな熊狩りの様子を昭和を舞台に映画にした。
といえばそれまでだが、ほんとにそれだけなのがおしい。惜しすぎる!
寛一郎さんの色気は全盛期の銀幕スターのそれだと感じた。
映画は評価されなくとも、彼自身は大いに評価されて欲しい。評価の星はその分の星。
彼だけ評価対象なら★5でも足りないくらい。
以下、映画の冒頭からの補足レビュー
冒頭の大事な熊狩りに関する話し合い、なまりが強く聞き取れない。
ただただ熊を狩りたい。でも上が言うからダメだ!というくらいはわかるが
大事な主張、感情を込めたセリフが聞き取れないのがつらかった。
映画は早戻しできないしね。
映画の技法をうまく使いました。会話を思い切ってカットし編集頑張りました。
自然への畏敬の念を表しました。余白を良い感じ風に残しました。
すごいでしょう!という感じ。
なんとなく「悪は存在しない」に似た部分を感じたが
こちらの方がストーリーがはっきりしているし役者の魅力が光る。
映画好きならこれを面白いといわないといけない雰囲気をビシビシ感じるが
それを露骨に感じさせすぎているのが私には合わなかった。
映画のインフルエンサーとか宣伝広告をめちゃ頑張ると
世間は「これなんかいいんじゃね?」となる可能性を感じる。
もう1本の映画、「MATAGI」とともに作られた本作。
その制作の話を知っているとどうしても、急ぎでついでで撮った感を感じてしまう。
それを消して欲しかった。端折られた会話を補う深みが感じられなかった。
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