「物語都合で無垢の人を悪役にするのは……」しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 とべとべ手巻き寿司 よしてさんの映画レビュー(感想・評価)
物語都合で無垢の人を悪役にするのは……
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しんちゃん映画としては楽しく拝見しました。
3Dも予告編で見たときの違和感は本編では感じなかったです。
3Dでやる意義はあまりなかった、とも思いますが。
SNS等でも語られていますが、非理谷さんの扱いがちょっとひどい。
何か悪いことをしたわけでもない無垢の人間が、物語の展開上追い込まれて、結果的に悪事を働き、そのまま名誉を回復せずに悪役になってしまうというのは釈然としません。細田守版「時をかける少女」の消火器の彼を思い出しました。ストーリー展開で存在が消される彼に比べれば、最後までで続ける非理谷さんのほうが救いはありますが、彼の不幸な境遇に対しても、序盤から最後まで「がんばれ」としか言えないのは、現在の余裕のない日本社会を反映してるのでしょうか?
あまりこのような展開をしんちゃん映画では見たくなかった。
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