「コミュ障の「握手いいですか」」658km、陽子の旅 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
コミュ障の「握手いいですか」
夢あって上京したものの挫折し、今に至る42歳独身女性コミュ障の陽子。疎遠だった父の葬儀のために、いとこの家族と車で弘前に向かう。しかし途中のサービスエリアに取り残されてしまう。所持金僅か、スマホは故障中で、仕方なくヒッチハイクすることに。
コミュ障なので一人でいたい、しかし見知らぬ人に頼らざるを得ない状況に共感します。しかし上京に反対した父の視線を感じ、もともとコミュ障ではなかったと思われる陽子が、自分を取り戻していく姿に感動しました。「握手いいですか」が良かった。自分の実家まであと150km。ラストで涙する陽子に、初めて東京から実家までバイクで帰った自分を思い出しました。
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