「痛みと向きあう再生の旅」658km、陽子の旅 まっちゃまるさんの映画レビュー(感想・評価)
痛みと向きあう再生の旅
痛過ぎる40過ぎの独身女性が、亡くなった父親への想いと葛藤しながら実家の青森を目指す。途中、ヒッチハイクを通して様々な経験をし、父親に語りかけ、文句を言い、成長していない自分の情けなさと、怒られた時の痛みを思い出す彼女の感情の起伏にいつの間にか共感し、痛みを感じ、寄り添っている気になってしまった。
人は他人と接しながら生きて行くものなのだと、改めて感じさせる作品。陽子の様々な変化を表現出来ている菊地凛子、さすが。
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