「当然のごとく心が震えました」658km、陽子の旅 はらこさんの映画レビュー(感想・評価)
当然のごとく心が震えました
コミュ症の女性が658kmをヒッチハイクせざるを得ない状況に追い込まれた顛末を描きます。
まず菊池凛子さんのコミュ症の演技は評価に値するものでした。諸々を経て迎えるラストは心を震わせるに十分な重みを感じました。
ただ、父の亡霊としてのオダギリジョーの怪演はアレでよかったのだろうか?時折現れる亡霊に対する菊池さんの独白で過去を想起させる作りになってましたが、オダギリさんと菊池さんの子役でわかりやすく過去場面を描くとか、せめて亡霊のオダギリさんに菊池さんと受け答えさせる事で関係性をより明確にするとかではダメだったのかな?「そのくらいのニュアンスは汲みなさい」って事かな?
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humさんのコメント
2023年8月15日
こんにちは
オダギリジョーさん、飄々とした雰囲気で登場しましたね。過去に
父との確執(または両親に関係するかも)があった陽子からみた昔の父のイメージだったのではないかなと思いました。何かがおきたとしてめ、陽子が捉えるよりも常に軽くのらりくらりとかわしていくような…取り合ってくれないような。もしかしたら、口に出すこともあきらめるくらいな、父のペースがあったような。。。妄想ですけどね😅