「9.11アメリカ同時多発テロ事件でワールド・トレード・センターに飛...」ワース 命の値段 panpan00さんの映画レビュー(感想・評価)
9.11アメリカ同時多発テロ事件でワールド・トレード・センターに飛...
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9.11アメリカ同時多発テロ事件でワールド・トレード・センターに飛行機が突撃した。その時に亡くなった人々の補償額をどうするか、という話。
主人公の弁護士ケン・ファインバーグは事故被害者の遺族たちへの補償交渉を政府から任せられると、無報酬を条件に引き受けた。遺族たちから訴訟されたくない政府はケンに80%の契約ノルマを与えた。
亡くなった方々には、高収入なエリート、低賃金の皿洗い、救助に駆けつけていた消防士など、収入は様々だ。
遺族の中には人の命に差があるのかと訴え、同じ金額を皆に支払うことを要求するものがいた。
映画の中で語られる事故のエピソードには胸が痛い。例えば、妻を先にエレベーターに乗せたが、夫が次のエレベーターに乗れなかった、とか、3人の子供を残された母など。※この母の夫は実は他に二人の子供がいることが、わかってしまう。妻は何も知らないようだ。
ケンの部下は遺族の話を聞いて、補償を見直すようなことをケンに伝えるが、ケンは例外は作ってはならないと厳しかった。
契約率が伸び悩んだため、ケンは徐々に遺族たちの話に耳を傾けるようになっていく。
そして最後には90%以上の契約率となり、ケンはノルマを達成した。
なぜ契約率が上がっていったのか、についてよく分からなかった。結局、期限があるので遺族が折れたようにも見えた。
同性カップルについては保証されなかった。LGBTを意識しているようにも見えた。
もっと数学の話になるのかと思っていたが、そうではなくて期待外れであった。それでも見て損はない映画だと思ったので、星4とする。
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