ヨウゼンのレビュー・感想・評価
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「走りながらの修行いい」
今年94本目。
走りながら修行、鍛錬して強くなるって今年1月の「室町無頼」にも通じて好きです。誰が敵なのかそんなに単純じゃなくてポイント。中国アニメは特にエンドロールの曲がすばらしい作品が多いと感じます。今作の歌詞も特筆しています。
ド派手な映像美
映像美のみで描いた神の物語。
表現は独特でド派手な演出を施しているのだが、関係性の部分が弱く物語には中々入り込めなかった。
また感情を何処かに置いてきた様な人物たちの表情も気になった。
後半が素晴らしい!
中国の3Dアニメ。
はるか昔、戦乱の末、多くの仙人は、落ちぶれて懸賞金稼ぎをしながら生活していた…。前半は、主人公は賞金稼ぎをしている。
前半が良くない。派手なバトルシーンが続くが、設定やキャラなどに既視感があり、興醒め。脇キャラもあまり魅力的でない。
空飛ぶ船はまだ許容範囲かもしれないが、ボート状(ナウシカのガンシップみたいに)の乗り物に乗ったり、ゴーグルを着けていたり、そういえばハーモニカみたいなのも出てくるし。中国の仙人の話だよなぁ?
でも、後半が素晴らしい。
母と子、叔父(主人公)と甥、それに主人公の妹、叔母が絡んで…。
それでお師匠様と戦う。保身に走ったお師匠様をやっつけて、人間たちの世界を平安の世にするために(だったと思う。だんだん話の方向わからなくなるが、なんとなくそんな感じだと思う)。
女仙人の妖艶さや、山水画のような中国らしい風景や、時空を超えてのバトルシーンは、それぞれのキャラが明確になり、その設定と相まって深みが出て見応えがある映像だった。日本のアニメにはない味わいだった。
やはり、中国らしいアニメを見てみたい。
ROCK'NPOP
"新封神演義" シリーズ第2作。
通常スクリーンで鑑賞(吹替)。
原案(封神演義)は未読。
中国神話に馴染めるかなと思ったが面白かった。美麗映像で描かれるSFファンタジーな摩訶不思議世界に圧倒された。
佐野晶哉の吹替、とても上手い。晶哉の顔とキャラの顔が似ている。もしかしたら、それが起用理由だったりするのかも。
Aぇ!groupによる主題歌「ROCK’NPOP」を映画館の音響で聴けたのも嬉しかった。映えまくっていた。
しかしながら、エンドロールが3つもあるとは予想外であった。VFXスタッフの多さに度肝を抜かれた。超大作だ…
中国アニメの良さを実感できる作品。
今年92本目(合計1,634本目/今月(2025年3月度)26本目)。
この作品、吹き替え版と字幕版があるようですが、吹き替え版しか(事実上)放映されていないのが残念ですね(近畿圏でも見つからず)。
最初に中国映画お得意の(?)例の放映許可証がどうこうの話はでますが、古代(殷のころか)を舞台にしたテーマなので、「共産」とかというような用語も出てくる余地が根本的になく良かったところ(この古代中国を舞台にした映画でさえも共産主義ヨイショされても理解に詰まってしまう)です。
この映画の良さは(字幕版を見ていないので字幕版との比較ができないものの)、中国アニメ作品の底力といったところを見せられたという部分に大半くると思います(ここの予告編などでも見られる通り)。テーマは一応「古代中国」という扱いで描かれているようですが、具体的な歴史が問われるような展開にならない(古代の中国の実在する王朝をモチーフにした架空の国か)のでそこも良かったところです。また、中国映画というと字幕の抜け(看板などの漢字が何を指すのか不明)がありましょうが、いかんせん古代中国の架空王朝という設定か、そのようなものはほぼほぼ見当たらない。あって数か所だったかな。展開については多くの方が触れられているのでここでは省略します。
しいて難を上げるとすると、吹き替え版しか事実上放映がないので、中国映画でしばしばみられる「カタカナや聞き取りだけでどの字をあてるか一見すると理解が難しい(このタイトルでさえカタカナ。漢字にすると文字化けするような難しい漢字になる…わけではないおものの、常用漢字外(漢検2級程度が一つの目安)か)」「数回だけ出てきてあまり登場しない人がいる」とのことですが、前者は吹き替え版しかないので仕方がないし(有料パンフ買うとよいかも)、後者はこれまた他の方も書かれていますが「続編あるよ」ということなのでそちらで触れられる扱いなのでしょう。
アニメといえば日本のアニメは基本的に見たい映画の間と間に時間があるときに選ぶ感じになりますが、先日のflowといい外国(アメリカのアニメはディズニーさんが多めかな)のアニメは良かったな、といったところです。
採点上特に気になる点までないのでフルスコアです(字幕版がほぼない(というか、日本国内で放映している映画館あるのかな?)点が気になったものの、大人の事情(吹き替え版にすることで駆け出し声優さんの宣伝にもなる?)というところもあるでしょうし、ニッチな作品になるので映画館側も選択の余地がない(かつ、今週は教皇選挙等が大量の枠を埋めているのでスケジュールが作れない?)ことまで考えてフルスコアにしています。
※ そういった事情があるので、アマゾンプライムに行くときには字幕版もあるのかな?また、中国でも制限の緩やかな地域では公式サイトやこのような映画評価サイト等で感想も見ることができ、最近は翻訳ソフトも結構高機能になったので(かつ、漢字文化圏なのである程度言いたいことはわかる)、現地の方の感想も(翻訳ソフト・プラグインを通じて)見ることができて色々良かったです。
すばらしい映像アニメ
大脳 視覚野が 過活性
字幕版欲しかった!
ちょうど先日、もう一本の中国アニメ映画で、同じく「封神演義」に基づく話「ナタ2〜魔童の大暴れ〜」を観に行ったので、どうしても比較してしまう部分があることをお許しください。
結論から言うと、どちらの映画もアニメーションの制作技術は驚くほど素晴らしかったです。そこは本当に映画館でご自身で体験してほしいです!しかし、根本的に異なる点は、「ナタ」は老若男女が楽しめる内容である一方、「ヨウゼン」はもっと大人向けの印象を受けました。
キャラクターデザインとキャラ設定は比較的渋く、話も笑いの要素が少なく、基本シリアスでした。そして吹替版だからかもしれませんが、キャラクターの声には中国語特有のメリハリがなく、激しいシーン以外は全体的に落ち着いたイメージでした。
世界観は封神演義らしく、天界と人間界が分かれていて物語が進むが、なぜ天界にはあれほど多くの鬼や獣人が存在し、また賭博や歓楽街のような場所があるのか、最初はあれが天界だと認識できないぐらい、少し違和感がありました。話も封神演義本編とあまり関係ない気がする。
物語のテンポは全体的に悪くはないですが、前半の追いかけっこ劇から後半のサスペンス的な展開への変化には、あまり伏線が張られていなかったため、いきなりの謎解きに唐突な印象を受けました。また、キャラクター同士の関係性も劇中であまり深く語られていないので、終盤で急に感動的なシーンが訪れても、少し共感しづらかったです。脚本は最も改善の余地がある部分だと思います。
とはいえ、この映画の音楽がとても素晴らしくて好きです。BGMは迫力があり、インパクトが凄かったです。日本版のテーマソングは少し少年漫画過ぎて、この映画の世界観には合わないと感じたが、劇中のオリジナル曲は全て気に入りました。ちなみに、エンドロールでは中国版、日本版、中国版の順に3回流れたのですが(びっくり!)、最後の3回目の曲がめちゃくちゃ好きで、終わった後すぐに検索してしまった!
「ナタ2」は★5として評価しましたが、「ヨウゼン」は★4と感じました。しかし「ナタ1」も私の中では★4なので、「ヨウゼン」にはまだ伸びしろがあり、新キャラクターが加わることで新しい面白い展開が期待できそうです。中国のアニメには今後も期待しており、続編も楽しみにしています!
中国アニメ恐るべし!
まったくノーマークの作品でしたが、アニメ作品は好きですし、公開初日に舞台挨拶中継付き上映もあったので、仕事帰りに鑑賞してきました。
ストーリーは、古代中国の仙界において、かつての戦乱で力を失い、今や落ちぶれて賞金稼ぎを生業としている仙人・二郎真君こと楊戩が、エンラと名乗る女性からの依頼で沈香が奪い去ったある物を取り戻そうとするが、沈香にはそれがどうしても必要な理由があり、そこには楊戩とも深い繋がりがあり、またエンラにも隠された秘密があり、それらはやがて一つの真相に収束していくというもの。
本作は、「封神演義」の登場人物を新解釈のオリジナルストーリーで描いたシリーズの第2弾らしいですが、前作は未鑑賞で、そもそも「封神演義」もタイトルぐらいしか知りません。ですから、どのあたりが新解釈なのかまったくわかりませんが、それでもなかなか楽しめました。
なんといっても圧巻だったのは、完璧なまでに完成された世界観です。古代中国をベースに、たっぷりのファンタジー要素を詰め込んで、圧倒的なビジュアルで描く作品世界に魅了されます。多彩な登場人物もしっかりキャラが立っていて、それぞれに魅力的に描かれ、確かな息づかいを感じるほどです。
そして、一度バトルシーンに突入すれば、華麗なアクションが目にも止まらぬスピードで繰り広げられ、巧みなカメラワークで躍動感たっぷりに描き出されます。しかも、仙界で身につけた驚異の必殺技やハイパー化バトルに目が釘づけです。もはや映像に欠点など見当たりません。
肝心のストーリーも、予備知識なしでも理解できるような親切展開。ちょいちょい専門用語や固有名詞が飛び出し、理解が難しい部分もありますが、メインストーリーが追えなくなることはありません。各々の目的のために行動している登場人物が、やがて一つの真実に収束していく展開が興味をそそります。
さらに、真相にたどり着いたと思わせてからのどんでん返しにより、最後まで予断を許さない展開がおもしろいです。最終盤は、あまりのファンタジックさに理解が追いつかなくなりましたが、その雰囲気は十分に堪能できました。ポストクレジットからはさらなる続編が匂わされ、今後も期待できそうです。いやはや中国アニメ恐るべしです。
キャストは、佐野晶哉さん、増田俊樹さん、沢城みゆきさん、津田健次郎さん、夏絵ココさんら。中でも、佐野晶哉さんの自然な演技は、声優初挑戦とは思えぬハマりぶり。キャラの雰囲気とマッチしていたといえばそれまでですが、本職相手に全く遜色なく、ポテンシャルの高さに驚かされます。
舞台挨拶中継では、佐野さん、増田さん、沢城さん、夏絵さんが登壇され、楽しいトークを聴くことができました。上映前だったため、内容に触れることがなかったのは残念でしたが、キャストのみなさんの作品愛は十分に伝わってきました。
中国のザ神話イメージ通り。 デザイン、世界観は好みでした。 ストー...
【”三つ目がとおる、中国古代神仙絵巻バージョン。”独特の世界感がとっても良かった、中国古代歴史3DCGアニメーション映画。絵は綺麗だし、楊貴妃も真っ青の神仙美女たちがもう堪りません。】
■はるか昔、世界は仙界と人間界に分かれていた。殷と周の間で巻き起こった戦乱の末、仙界の勢力は衰弱し、二郎真君ことヨウゼンも数多くの仙人と同様、いまは落ちぶれて懸賞金稼ぎをしながら生活していた。
そんなある日、ヨウゼンは自分の甥であるジンコウと偶然出会う。
ジンコウは、手にすれば力が倍増するという「宝蓮灯」を探し、華山に閉じ込められていた母親を救出しようと旅をしていた。
- ゴメン。時間がないのでHPより抜粋、加筆。ー
◆感想
・学生時代、中国の王朝を覚えるのに、イン、シュウ、シン、カン・・と覚えたモノだが、今作はナント、殷と周の間が設定と聞いて、映画館へ。
だってさ、三國志や大ヒットした「キングダム」は、春秋戦国時代以降だからねえ。
殷と周の間の映画って、あったかな。
だーが、描かれる世界は仙界であり、人間界は殆ど描かれずに、ちょっとがっかり。けれども、立ち上がりの早い私は、一気に物語世界に呑み込まれて行ったのある。
・ハッキリ言って、物語展開は良く分からない部分が多いが、得意の脳内補完で面白く鑑賞。何と言っても、妖艶な神仙女性陣が大変に良い。
序に言えば、私はチャイナ・ドレスを着た中国美人が大好きである。(イタタタ。石を投げないで下さい!)
・個人的に好きなキャラクターは、シンコウヒョウかな。酒好きって所が良いよね。あとは、風来坊みたいな感じかな。私と同じ匂いがするが、私の方がイケメンである。(再び、イタタタ。石を投げないで下さい!)
<今作、シリーズ化してくれないかなあ。面白かったんだけど。中国歴史もの大好きだし、あの終わり方は、孫悟空と絡ませてくるのかな。
でもなあ、お客さん、たった3人だったもんなあ。
あ、因みに、中国映画らしく、エンドロールが”これでもか!”っていう位長かった事は記しておこう。じゃーね。>
封神演義ファンとしては申公豹の扱いが・・・
事前に知識があるとより楽しめる
世界は地上と天界に分かれている。地上はちょうど晋の時代。
今回は天界での冒険がメインとなるが、その設定が楽しい。人々は飛空艇で浮島の間を移動する。住人は仙人だったり、妖怪だったりが入り乱れている。
多重構造の都市あり、仙境あり、カジノ都市あり、監獄島あり…色々なロケーションをめぐっていくので目に楽しい。
人間関係がちょっとわかりにくかった。つまりヨウゼンの母が桃山に封印されてて、ジンコウの母は華山に封印されてて、今回何とかしないといけないのは後者ってコト…?
※後から調べると、「宝蓮灯」という物語がベースになっているらしい
中国の有名な仙人・楊戩の逸話や師弟関係が重要な役割を担っているので、予習していくと理解度が深まりそう。
日本人が、3DCGアニメを嫌いになったのは荒牧伸志のせいです。
アップルシードとか、キャプテンハーロックとか原作ファンに喧嘩売っているとしか思えない、原作クラッシャーの荒牧伸志。ジェームス・キャメロンに、
貴方の映画に参加したい!
っと、娯楽映画の神様におめおめと、よく言えたもんだぜ?キャメロンはこう返答した。
いや、僕こそ君の映画に参加したいよ!
って、言われて喜んでいたけど、あなたーはー?リップサービスって、知っていますかー?
アクションシーンは、もう令和なのに、今どき、マトリックスのスローモーションを飽きずにやるな?マスかきお猿さんがぁー?
あぁ、毒を吐いてすっきりした。
さてさて、この映画の動員はコナンくんとは比べるのが哀れになるほど少なく、俺が見た回は俺一人だったw 客が一人も入らなかった映画って、上映はどうすると思います?
これはね、始まって10分経っても、誰も入らない映画は途中で上映を止めてしまうのですよ?
ナタも傑作だったんだけど、字幕の漢字が難しくて、ムー民だった俺ですら、ついていくのがやっとでした。
とっとと、命令を聞く太郎という意味の、
急急如律令!( きゅうきゅう、にょりつりょう と、読むんだYO!)
なんて台詞、オカルトマニアにしか分かりませんって?
今回のヨウゼンはそーゆー、難しい台詞は無く、吹き替えの役者も演じている人が、バンドマンなのかどうかも分からないけど、この映画にあっていたと思う。
あの、荒牧ハーロックに比べたら、もう、( キリがないので略 )
ヨウゼン達が乗る、ジェットエンジンがついた羽ばたく乗り物や、母艦などメカがいちいち格好いいのだ。鳥山明が描いたイラストみたいで見ていて飽きません。
ちょくちょく、動物に変幻するツインテールのおにゃの子が可愛い。ちょっと、本気で好きになりそうになった。萌え豚の気持ちが分かったような気がする。
認めたくないものだな?自分で気づかなかった萌え豚の遺伝子というものを。そして、ケモナーも好きだという呪わしい性癖を!?
荒牧伸志と違い、この監督は客観力があるために、3DCGでここまで、やったら気持ち悪くなるという匙加減が絶妙!いい意味で実写みたい!
ただ、個人的な好みだけど、イケメンって、3DCGにしても、つるんとしすぎで、見て面白くはないよね?
浪人みたいな剣豪とか、甲冑着たおっさん二人組とかの方が、顔のシワまでつるつる動いていて、見て飽きなかった。田亀源五郎画伯が描く、クマ系マッチョのようで、絵的に美しいのだよ?老け専にも満足のゆく仕上がりだ!
戦闘シーンも、殺陣もお見事だし、三味線...、じゃなくて琵琶を弾くと、弦からブーメランが飛び出す技が格好いい!戦闘シーンで、自分のスタンドを出すとことかも、何て厨二病をくすぐる映像なんだ!?
主人公、ヨウゼンの額の三つ目が開くシーンのラスボス感もいい!
おまけのシーンで、ある宿敵が登場するんだけど、この宿敵は、全世界で知られているのに、何故か、映像化されにくいんだよな?不思議だなぁ?
4DXでもないのに、立体的に見えるのが本当に不思議。キャメロンのアバターを超えています。今まで見た映画の中で、最高の映像です!
これだけ、面白い映画なのに、全く、見る人がいないのは悔しいなぁ?叶井俊太郎がご存命だったら、どんな手を使って宣伝したのだろうか?
騙されたと思って、見て欲しいです!絶対に損しないからさ?娯楽映画としては、格が違うハイレベルの映画です!見ろ!強い子のミロ!
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