「時かけを彷彿させる少年版SFジュブナイル」青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない かぜさんの映画レビュー(感想・評価)
時かけを彷彿させる少年版SFジュブナイル
予備知識ゼロ、たまたま観ることにしたのだが、アニメ好きの方から「チャレンジャーですね~。昭和生まれにはついてけないかも。頑張って!」と妙な励ましあり。題名が題名だけに、怖いもの見たさで鑑賞。結果は、予想外に感動して、ラストは泣いてしまった。かつて観た原田知世の「時をかける少女」を想起させる佳作でした。その年代の危うい気持ちの変化や、人を愛しく想う感情、特に家族への複雑な愛の様をタイムリープやパラレルワールドを駆使して、デリケートに見事に描いてました。今の10代や20代の人たちが、こういう作品を好きだとしたら、ちょっとホッとしました。お互いを傷つけることに夢中になってる人にはこういう繊細な気持ち理解できないんだろうなあ。
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