青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ないのレビュー・感想・評価
全78件中、41~60件目を表示
普通に引きこもり学生の進路に使えるかも?
青春ブタ野郎シリーズの劇場版。
今回は咲太の妹が高校進学する話。
思春期症候群は冒頭とエンドロール後の
オマケ映像と言うか次回作の予告編?と言うか
それくらいで内容的にはほぼ関係無い。
イジメや思春期症候群の影響もあって引き篭もりでろくに中学に通えてない妹。
何とか通学できる様にはなったが高校受験と言う難問が待ち構えていた。
妹は咲太と同じ県立高校に行きたいと言う。
しかしカウンセラーからは内申点重視の県立高校は難しいと言う。入試一発で高得点でも微妙。
なので内申点をあまり気にしない私立か通学しなくても良い通信制高校はどうかと薦める。しかし兄の学校に憧れる妹。
そんな妹の夢を叶えるべく咲太、麻衣さん、麻衣さんの妹などで勉強を見て受験勉強に励むが…
妹は漠然と兄の高校に進みたいと言う夢があった。ただ何のために兄の高校に行くのかと言う目的や理由は無い。
合格したとして通えるのか?精神的に持つのか?また対人恐怖症?から登校拒否にならないか?など問題は満載。試験の結果は?最終的にどこの高校に進学するのか?
不登校児童の進路先の選択肢として県立以外にも私立高校、全日制高校以外にも通信制や夜間など進路の選択肢はある。
自分に合った道を模索して苦しんで最終的にどうしたいのか、色々考えさせられる映画ではある。
この映画が何かの参考になるのかどうなのかは分からないが、不登校だった子にも色々な選択肢はあるんだよと言う事は教えられるのかも?
Keyゲーの遺伝子を継承する「少女救済」の物語、妹篇。受験に立ち向かうポンコツニート妹!
うーん。70分の映画を観て、いざ実際に2000円も取られてみると、
意外に精神的ダメージを受けるもんだな(笑)。
たかが100円の違いとはいえ、
桁がくりあがると、なんだかすげえ取られた気分。
というわけで、『青ブタ』映画第二弾。行ってきました。
アニメはテレビ版、前作の劇場版ともリアルタイムで視聴済み。
原作は未読。ただし、鴨志田一作品でいうと『さくら荘のペットな彼女』は全巻持っていたはず(アニメはくっだらないケチがついて本当に可哀想だった)。あと彼がシリーズ構成&全話脚本を務めた『Just Because』も全話視聴済み(隠れた佳品だと思う)。
最初、どんな設定の物語で前作までで何が起きていたか、ほとんど忘れ去っていて我ながら焦ったが、観ているうちに何となく内容を思い出せてよかった。
そういや『青ブタ』は、「思春期症候群」というSF的なガジェットをフックに用いつつ、やっていることはほぼ「Keyゲー」そのまんまみたいな話だったね。
(「Keyゲー」とは、「Key」という美少女ゲームブランドが製作した一連のゲームの総称。美少女攻略の過程で、エロ以上に「泣かせる」要素が前面に押し出された幻想的な内容が特徴で、一般に「泣きゲー」と称される。1999年の『Kanon』と2000年の『AIR』が代表作。メインライターとして久弥直樹、麻枝准など)
しかも、ひとつのプレイだとヒロイン一人しか救えないシビアな世界観のKeyゲーと違って、咲太は毎回必ずヒロインを救済してみせる。まさにぐう聖――進化形の国崎である。
僕は、30歳にもなって遅ればせながら『AIR』を24時間ぶっ続けでプレイして、ティッシュペーパーひと箱を空けるくらい号泣し、過呼吸に陥ったあげく、泣きすぎて頭に血が上り白眼に出血を起こしたくらいの正真正銘の後発型キモオタであり、その後も自覚的に「鍵っ子おじさん」として清く正しくつつましく生きてきたつもりだ。
といっても『Kanon』『AIR』『CLANNAD』以外はあまり認めてない狭量なオタクではあるのだが、『ひぐらしのなく頃に』『化物語』以降で、これだけ「Key」的な精神をまっすぐに継承し、少女救済のヒロイズムと思春期特有の心の揺れを丹念に描いてみせたKeyフォロアーは、鴨志田一をおいて他にいないと思っている。
本家のKeyは凋落して久しいが、その遺伝子は『青ブタ』のなかに最良の形で引き継がれている。
本作の場合、タイムリープや認識阻害、ドッペルゲンガー、人格転移といった、SF作品の定番ネタを、「青春」「思春期」という甘酸っぱい言葉で無理やりいっしょくたにまとめてしまっているところに特徴がある。
なんとなく「すべては思春期のせい」にしておけば、どんなSF的ガジェットも力業で説明がついちゃうみたいな(笑)。
逆にいうと、世の中の条理を歪ませるほどの心の揺れと暴走は、思春期特有の「世界=自己」という思い込みからしか生まれないということか。
思春期/青春の悩みが怪現象として「外在化」することで、本作のヒーローである咲太が事件の解決を通じて少女たちを「助ける」ことができる、という構図だ。
じつは西尾維新の『化物語』は、まさに同じ「思春期無双」を「怪異」&「伝承」と取り合わせておこなっているライトノベルであり、鴨志田一がやっていることは、その「ジュヴナイルSF」版だとも言える(竜騎士07の『ひぐらしの鳴く頃に』は、そのホラー&ミステリ版)。
この「Keyゲー」的な「語り」を継承した三作品が、ジャンルはそれぞれ異なりつつも「軽妙な男女間の軽口の応酬」「深刻な事件の様相と対比されるお笑いの要素」「運命に翻弄され苦しみつづける少女の救済と回復がテーマ」「疑心暗鬼と精神的外傷で傷ついた心の癒しによって異常現象を調伏する」といった特徴をともに兼ね備えているのは興味深い。
ちなみに、Keyゲーフォロアーでもう一人忘れてはならないのが新海誠だが(出自が『ef』などで知られる泣きゲーブランド『minori』のオープニング職人)、彼の場合は「少女救済」というより、むしろ「少女が世界を救済する」宮崎駿的な方向に創作性の舵を切っているといえる。
なんにせよ『Key』というブランドは、TYPE-MOONの奈須きのこや、思想家の東浩紀などを付け加えるまでもなく、ミレニアムに青春を過ごした世代に絶大なるインパクトを与えた。
『青ブタ』シリーズは、その影響下で生まれた最もすぐれた結実であるといえる。
― ― ― ―
今回の『おでかけシスター』は、今までのシリーズで展開された「大仕掛け」なSF的ギミックと比べると、派手な怪現象の起きない、比較的地味なお話だ。
実質、トラウマによって花楓ちゃんの身体に痣が広がっていくくらいしかSF的事象は起きず、あとはひたすら花楓ちゃんの「受験」と、周囲の協力体制を追っていく。
『涼宮ハルヒの憂鬱』を彷彿させるような、複雑な設定とSF的ルールがはりめぐらされていた劇場版『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』と比べると、ずいぶんとシンプルなストーリーだ。
ただ、壊れもののように繊細で、いくら頑張っていても一瞬で崩れ去ってしまうようなもろさを抱えた花楓ちゃんというキャラクターはしっかり描けているし、彼女を周辺から見守る優しい仲間たちの様子もバランスよく配されている。
みんなの優しさには、花楓ちゃんが「もろい」がゆえの「そう振る舞うしかない」部分もあって、丁々発止の軽口をたたき合う咲太とヒロインズの「気安い関係性」とは対照的だ。
花楓ちゃんは圧倒的な「もろさ」を抱えるために、いざ「頑張ろう」とすれば回りに頼るしかすべがないし、回りはストレスですぐ死ぬリスザルでも扱うかのように、花楓に対してはまぜっかえすことなくつねに真剣かつ真摯に向き合う。
そんな周囲の絶対的な優しさは、「後から来た存在」である花楓ちゃんのアイデンティティを逆に脅かし、彼女は消えた「かえで」の幻像に苛まれることになる。
自分が「偽物」のヒロインであることを知って、アイデンティティ・クライシスに苦しめられるヒロインが出てくる漫画が大昔にあったなあ、と脳内を検索したら高田裕三の『3×3EYES』の化蛇(ホウアシヲ)がそれだった(あの展開は当時衝撃的だった)。
ただし本作の場合は、あくまで「かえで」と「花楓」は同じ少女のなかで生じた補完的な人格であり、完全な別人ではない。あくまで、ボロボロになって動けなくなった「花楓」が、代替的に生み出した「生き抜くための」人格が「かえで」だったのだろうと思う。だからこそ「かえで」のキャラクターは喪われても、ストレスで痣が広がる体質という外形的特徴(呪い)は「花楓」に持ち越されるわけだ。
そんな花楓の苦しみや「かえで」への申し訳ない気持ち、劣等感、「かえで」の夢をかなえなければという悲愴な決意を、最初(おそらく図星をつかれて)動揺しながらもしっかりと受け止めてみせる咲太は、やはりぐう聖だとしか言いようがない。
アニメーションとしては、省エネ作画や変な横移動も散見されたとはいえ、総じて丁寧に作画されていたと思う。
とくに「手」の芝居がしっかり演出されていることには感心した。
表情芝居も、各キャラクターの心情がしっかり表現されていたと思う。
それとレイアウトが巧みで、山田尚子監督ほどではないにせよ、とてもよく考えられていた。
ただ内容的には、ひっかかる部分もないではない。
いちばん気になるのは、花楓ちゃんが本気になるタイミングだ。
1月も半ばになって、学校決めるとかこれから勉強頑張るとか言われてもなあ(笑)。
申し訳ないけど、受験なめてんのかとしか思えない。
まあ、自分は中高一貫だったので高校受験はしていないし、公立受験の空気感も知らないんで偉そうなことは言えないんだけど、小学生のときの塾でも、高校生のときのクラスでも、夏休み明けにはだいたいどの辺受けるかは周囲もみんな決めてたものだし、花楓ちゃんがこのタイミングで受験校の話をしてるのは、正直すげえ違和感がある。
好意的にとらえれば、花楓ちゃんはそのくらい「高校受験」ってものにたいして、あやふやな知識と、漠然とした気持ちと、「日記」をもとにした使命感としか持ち合わせていなかったという表現なんだろうとは思うが。
(そういや鴨志田一が全脚本を担当したTVアニメ『Just Because』でも、好きな相手の受ける大学に隠密裏に行こうと、お互い受験志望校を直前変更したあげく『聖者の贈り物』みたいなことになりかけるエピソードが終盤のヤマだったし、こういう「学校の受験」で行き違いが生じるような話がもともと好きなんだろう。)
花楓ちゃんの「事後」の振るまいの描き方も、少し気になった。
あれだけ「兄と同じ学校を受ける」というモチベーションを掲げて、周囲の人間を「家庭教師」として巻き込んで散々「奉仕」させておいて、受験に落ちた(と思った)あとに花楓ちゃんが「でもみんないろいろありがとう」と、助けてくれた人たちに謝意を伝えるような描写を入れてこないというのも、どうなんだろう。
花楓ちゃんって、そういう娘だったっけ?
「行く学校は自分で決める」っていうのは、もちろん素晴らしい決意表明ではあるんだが、その前に「せっかくあんなにいろいろしてもらったのにごめんなさい」が先なんじゃないだろうか。
あと、いろいろと著者が生真面目に調べた結果が誠実に反映されているということなんだろうけど、全体として通信制高校の盲目的な「宣伝ビデオ」みたいになっちゃってるのは、ちょっといただけないなあ、と。
たしかに精神的に弱っている子や、どうしても回りになじめない子の行く学校の選択肢として、通信制高校やフリースクールがとても重要な役割をになっている事実は十分理解しているつもりだが、なんとなく、描き方が表面的なわりに妙に押し付けがましく、観ていて「そんないいところのわけねーだろ?」「マジでここが、旧中学の制服見ただけで発作起こして動けなくなるような重度のコミュ障の救済の場になりえるのか?」「この流れで定時制や通信制の『マイナス面』に触れないのはかなりズルいんじゃないの?」といった諸々の負の感情に襲われてしまった。
だいたい、たしか花楓ちゃんが学校行けなくなったのって、ネットいじめが原因じゃなかったっけ? 通信制でチャットでやりとりとかしてたら、むしろフラッシュバックしそうな気がするんだけど、その辺どうなんだろう。
一方、感心した点でいうと、とにかく久保ユリカの声演技が素晴らしかった。
ラブライブ!声優としては、もっとも成長した一人ではないか。
(僕は『少女終末旅行』のユーリで、久保ユリカのことをガチで天才だと思った。)
本作では、アニメ的な「萌え声」でしゃべる「かえで」ちゃんと、少し声に震えを秘めながら、より自然な声でしゃべる「花楓」ちゃんを完全に演じ分けている。
「かえで」は危機のさなかに作られた「生き抜くための人格」だからこそ、ああいった「いかにも作られた」ラノベ的しゃべり口で、記号化されたあざとい可愛さを振りまき、パンダの着ぐるみを着て、仔犬や仔猫のように周囲の愛情を惹きつけようとする。
その後、「花楓」に戻ったことで、「かえで」の持っていた能動的な「可愛がられる力」は大いに減衰したものの、代わりに「こちらが一生懸命に奉仕しないと死んじゃいそうで、心配でついかまってやりたくなるような」弱々しさを獲得したとも言える。
その辺の機微を、声一本で表現してみせた久保ユリカは、さすがの一言。
後半で重要な役割を演じることになるスイートバレットのリーダー、広川卯月も、キャラデザといい声(CV 雨宮天)といい、ほぼ完璧な仕上がりだった。
お母さんも含めて、ちょっと通信制高校の回し者感はないでもなかったが(笑)、ふたりの車内でのやりとりはとても自然で、リアルなリズム感があった。
卯月がヒロインを務める話もあるはずなので、いつの日かそちらも映画化されると嬉しい。
秋公開の『ランドセルガール』も、もちろん楽しみだ。
なかなかに重いテーマでした
アニメも原作小説も知らず、題名だけで鑑賞。
だいたい見る映画を選ぶ時は、予告編も見ずポスターだけで、感覚で選んでます。
恋愛メインかと思ったら、
不登校やいじめ、解離性人格障害など
心の問題を深く扱っていて、興味深く拝見しました。
主人公のお兄さんが不登校に悩む妹に、
細やかに丁寧に寄り添っていて、
現実は家族で、こんな対応はなかなか難しいだろうなぁと思いつつも、
妹さんを取り囲む周りの人が皆、思いやりに溢れていて、こんな世界だったら良いなあと。
癒されました。
かえでから花楓へ、とある通り花楓が2年間のかえでを過去とし、花楓と...
かえでから花楓へ、とある通り花楓が2年間のかえでを過去とし、花楓として生きていくまでを描く
2年間かえでが積み上げてきたものを「奪い取ってしまった」と思ってしまう優しさを持つ花楓だからこそ、それを切り離す痛みや罪悪感は相当なものなのでしょう
特典の小冊子もかなり良かったです
次回作も期待です
プロローグとエピローグを使った前フリ
なんかわかる。中学生の花楓が理想の自分を演じることができても、素の自分と乖離すればするほど、心への負担が大きくなる。
大人になれば、キャラの使い分けなんか造作もない、ビジネスモード、おちゃらけキャラ、鉄面皮無愛想、いくつでもストレスなしにチェンジできる。でも中学生じゃ無理だよね。
自分の好きな双葉の活躍もないし、思春期症候群らしきものもない。引きこもってしまった花楓のリアルな葛藤が描かれていて、心にズシンと響いた。
プロローグの前フリは、回収されないの? そう思っていたら、エピローグでは更なる前フリになった。
続編が楽しみ。
シリーズでおっていると
シリーズで追っている方が泣けますね。
いじめが原因で思春期症候群にかかり記憶をなくし、あることが切っ掛けで記憶が戻る、というのがテレビまれで、その後の話。
記憶をなくしていたとき、かえで、ひらがなの名前で過ごして。
記憶が戻って、花楓になったときかえでの記憶がなくなり。
そのかえでの思いをかなえたい。やりたいことをやろうとして、
本当、切なかったです。
咲太くん、本当、男前でしたね。
かえでのこと大事に思ってるけど、今は、花楓のことが、って言うところが。
パンツの子のりいいよな。
次の、ランドセルも楽しみです。
アニメの続編として◎。映画単体としては…?
待ちに待った青ブタ映画第2弾。
久々に前売り券を買うなど、準備万端で映画館に行きました。
解説等にも「続編」とある通り、映画の第2弾といってもTVアニメシリーズ・映画第1弾からの連続した流れのストーリーです。
上映時間も73分とアニメの3話程度にうまく収まっており、感覚的にはあっと言う間でした。
作画も音楽も相変わらず良い感じ。
「不可思議のカルテ」はやっぱり素晴らしい曲ですし、主人公と各シリーズで登場したキャラクターとのその後の関係性も垣間見られるのも嬉しく、全体を通して原作・アニメファンの期待にはきっちり応えてくれていた気がします。
一方で映画単体としては、これを初見で見るには正直厳しいかな、という印象を抱きました。
各キャラの関係性が既に出来上がっている事に加え、物語上、過去の経緯が極めて重要になるためです。
このあたりは事前予習なしには理解できないはずで、間口という意味でやや狭いのは否めない気がします。
加えて、今回はストーリーも比較的シンプルなのが難しい。
本シリーズの魅力は、丁寧かつ芯のある描写と、「思春期症候群」を通した小説・アニメならではのダイナミックな展開だと思っていますが、本作では展開上そこまでの起伏はありません。
その分、キャラクターの内面の成長が柱になっており、それはそれで充分な見ごたえがあるのですが、その感動がどこまで広く伝わるか…。
私自身、青ブタはこれからも見続けたいシリーズですので、人を選びかねない、という意味で興行的な部分がどうしても心配になってしまう訳ですが、
冗長なあらすじ等を入れず、しっかり一連で表現することを選んだ製作側にはきっと十分な勝算があるはずと信じています。
私が観に行ったのは都心の映画館のレイトショーでしたが、周辺が「持込音立て飲食+スマホいじりさん」と、開始20分後にやってきた「ポップコーン回し食べ&コソコソ会話集団の皆さん」という鑑賞環境としてはイマイチな状況でしたので、改めて落ち着いた場を探して観に行きたいなと思いました。
(マナーは守らないとダメですね。自戒を込めて)
色々書きましたが、多くの方に楽しんでもらいたいシリーズですし、既に決まっている映画第3弾も楽しみにしています。
映像がキレイになっていました
この回は極力ファンタジックなものを排除していた印象。だからちょっと物足りないかも・・・というか、次回の振り!?なんて思ってしまいました。
そもそもの設定は、有り得ないものだと思うんですが、物語を日常に近づけられると余計に現実とはかけ離れているという印象。これまでは、ファンタジーという要素でその非現実的な違和感を取り払ってくれていたんだと今さらながらに…。
なんかみんな、優しすぎて、愛らし過ぎて、真っ直ぐすぎて、気持ち悪い・・・というのもちょっとした嫉妬であったり憧れであったりするんですけど。これこそ理想郷という名のファンタジーだったのかもと─、肯定的に捉えるならば─。
普通に良かったという感じ。
今回は思春期症候群で咲太たちが翻弄されるSFチックな感じではなく、花楓が頑張る!回だったので、まぁ面白いけどいつもの面白さではなかったかなぁという感じ。原作も読んでたので、内容は分かってたけど、劇場版ということもあってちょっと期待し過ぎていたかも。けどやっぱり原作よりはアニメの方が映像もあるし音声もあるので良いなぁって感じ。でも、原作読んだ時の方がもっとボリューミーやった気がする…。まぁ次回以降は内容もまたおもろいから、続編アニメ楽しみ。
「男の夢」
今年102本目。
前作が秀作。
パラレルワールドも絡んで最高の出来。
今作はまあまあだが不登校の少女の解決案が提示されたのは現実でもいいお話し。
そこが一番の見所かと思います。
アイドルの彼氏って男の夢。
映画?
正直テレビシリーズの記憶がうろ覚えの状態で観に行ったので設定や人間関係を思い出すのに少し掛かってしまったけど、それでも観れる内容だった。ただ映画版な事件や感動は特に無くてテレビシリーズの延長の出来事を映画でやった感じなので、過度な期待はせずに原作を観てた人は観に行けばイイ感じの作品だと思う。
私も頑張ります!
楓が頑張る話。 とてもあったかい気持ちになる!
懐かしのみんなが見れてまず満足!
麻衣さん咲太のイチャイチャも見れたし良かった!
あと、推しの楓がトニカクカワイイ!!!
ほかのメンバーもみんな好きだから、懐かしさが込み上げる!!!!
ストーリーは、楓がかえでの想いに応えようと頑張る話。それに対するみんなの応えが暖かい。特に咲太。しっかりお兄ちゃんしてて相変わらず良い奴で好きだわ。
アニメの時を思い出しウルって来ることがしばしば。楓の成長といいか選択に乞うご期待!
思春期症候群って話より、楓がしっかりみんなの意見や話を聞きながら自分を見つけ出すお話。いい話や、、、。
そして、途中や最後の伏線?ランドセルガール。楽しみ!
個人的には満足し感動するけど夢見る少女のが好きかな。
思うところがあるので、アニメ作品ですが感想などを。
今年208本目(合計859本目/今月(2023年6月度)33本目)。
普段はアニメ作品は声優さんのファン枠などで鑑賞はしても、よほどの大作以外はレビューの需要が少ないし、そもそもこの年でアニメを見ることはほとんどないので(小さいころにみたドラえもんやクレヨンしんちゃん等の映画版等は除く)、レビューはしても、他に詳しい方がいるので本数には数えてもレビューは書かないほうです。
そういえば、こちらの作品には、水瀬いのりさんは出てこないことになっていたはずですが、一瞬(声優役として)出ていたような…。あれ?(このシリーズ、~~の夢を見ない系は、2023年冬にもう一つあり、そちらには出ることは明示されている)
ただこの映画、個人的にはノーマークだったものの「入学試験」という論点があることは事前に知っており、法律系資格持ちとしては憲法論的な考察も可能かなということで鑑賞。大阪市で一番大きい、800人定員のシアター。
当然上記のような事情でしたので前作などまったくノーマーク。よって、会場が暗くなるまで入場者特典のミニ小説を読んでいました。
内容としては、いろいろな事情があって小学中学と不登校気味の子が、お兄ちゃんと同じ(おそらくハイレベルと思われる)県立公立を受けたいという希望を叶えるべく、いろいろな人たちがかかわっていく物語です(超ざっくり過ぎる…)。
※ 水瀬いのりさんの役の方、一瞬ちらっと写っていたような気が…。
さて、上記のようなやや特殊な事情で見に行ったのですが、本作品は、アニメ作品であり、またタイトルが誤解を生むというか元からそうか、ちょっとわかりませんが…ややもすると「ネタ枠」という扱いを受けかねない作品ではありましょう。
ただ、個人的に見に行った動機を述べたように、この映画は、作品として「直接」言及されることがないものの、憲法的な観点からかなり示唆に富んだ作品であり、また、多様性を認めるようなポジティブな作品が多く、VOD(ネットフリックス)等で過去作も見てみたいと思ったし、2023年冬の後編(?)も楽しみです。
日本には、憲法上「学問の自由」と「教育を受けさせる義務」があります。この「学問の自由」は大日本帝国憲法(旧憲法)から主に「大学の」ものを指すと解されていたところ、「大学以前の過程を飛ばして大学に入ることはできない」「学問の自由を保障する以上、その学問研究の基礎となる、基礎知識の習得を前提とする小中高のそれも当然に保障されるという考え方」が背景にあります。また、後者は「国民三大義務」の一つですが、「教育を受けさせる義務」は、主体は保護者であっても当事者は子供であるため、背景に同時として、当事者(子供)自身が親や親せきなどに「この教育を受けたい」と申し出るという「子供の学習(選択)権」という概念が存在するとされます(通説)。本映画は背景としてこのような憲法論が見え隠れしています。
また、特に今日では「準義務教育」と言えうる高校においても、今でこそリアル日本、あるいは映画内で示されるようないろいろな進学が可能になりましたが、少し前は「親の負担をかけないように公立のステータスの高い高校に行くのが当たり前」「あるいはそれでも無理なら、県内で有名な私立に合格できるように」といったものがあり、特に前者はどうしても(都道府県によって制度は違いますが)内申点という概念があるため、義務教育という建前でありながら、いじめ等で不登校であった子にはそもそもその道がなかった時期が実際にあったのは事実です(現在ではある程度客観的な証拠があれば、配慮されるようになっています)。まして、まだそれでも「私立高校なら…」で、当時は通信制やフリースクール(サポート校)といった概念がなかったり薄かったり、あるいは存在は知られていても「行くところではない」等と言われていた時期もあったのも確かです。
また先に述べた不登校問題等も本人に帰責性がない(特にいじめ等)場合等に、「準義務教育」と言えうる高校への進学を閉ざすことは、本人のためになりません。そのため、映画内でも示されるようないろいろな選択肢が(リアル日本でも、映画内でも)用意されていて、「どれが正しい、どれが正しくない」といった考え方は次第に取られず、中学3年生にもなると本人の意思を尊重して「自分の選んだ進路を選ぶ」ということが普通に尊重されるようになってきたのは、この30~40年ほどでリアル日本(および、映画内の描写)が歩んだ「子供の学習権」の考え方です(その一つがこのような多種多様な学校(便宜上、フリースクール等も含む)の柔軟な運用と、どの進路を選んでも最低限の学力は身につくようにという配慮などがあげられます)。
この映画は、本人の帰責性が少ない「いじめ等による不登校」を扱った部分があり、またそれに伴って必然的に発生する「高校受験をどうするか」という論点を真っ向から扱っている部分があり、個々各自が述べている意見も「すべて」正しいものです(いずれかの意見が全面的に正しく、他が誤っているということではない)。換言すれば、今はそれだけの選択肢がリアル日本にも存在するのですね。
こういった、(公式が意識したかどうかは不明にせよ)憲法論的な議論が隠されていた映画であり、法律系資格持ちとしてはどうしてもはずせず鑑賞せずにはいられなかったのですが、描写としてきわめて正確に描かれており(教育行政の観点等)、好感が持てたところです。
減点対象としては特に気になる点はありません(それにしても、主人公の家はお父さんもお母さんも帰ってこない家なのかなぁ…)。
次作も楽しみにしているし、次作は応援している水瀬いのりさんが明示的に(声優枠として)出るようなので楽しみです。
これだけは知ってほしいこと。
本編全てを語れるほど映画に詳しいわけではないので言いたいことだけ言わせてもらいます。
私は花楓と同じように理由は違えど中学生の頃に不登校になり、通信制高校に進学した過去を持っています。外に出る時に誰かに見られているのではないかと思って異常なほど緊張したり、そもそも外に出られなかったり、同じ中学校の人と偶然遭遇して気分が落ち込んだり具合が悪くなったなどのような経験をしており、花楓の心情や行動に痛い程共感しました。
また、高校生活の中で卯月のような経緯で通信制高校に編入してきた同級生、先輩、後輩を何度も目にしてきましたし、卯月のような軽い気持ちで通信制に入ってくる生徒もいます。卯月のような明るい性格をした人たちもかなり多いです。
今回の映画を通じて花楓にイマイチ共感できなかった人もいるかもしれませんが、これらはフィクションや誇張されたような話ではなく、不登校を経験した人達の誰しもが経験し、通ってきた道だと思います。通信制高校についての描写もとてもリアルに作られており、制作に携わった方々の理解がとても深い作品だと感じました。
ただ青ブタというシリーズというだけに留まらず、今現在問題となっている不登校や登校拒否についてをテーマにした作品として多くの人に注目してほしい作品だと思いました。
花楓のアザが治って欲しい。
公開日、一番で鑑賞(通常スクリーン?)、本日LV付きで2度めの鑑賞(通常スクリーン?)。
やさしい物語。
TVシリーズから映画までずっと観てます。
ラノベは未読です。
初見でこの映画を観て、観れない事はないと思いますが、やはり物語の本質についてを考えるなら今迄のアニメ版は観てから鑑賞をお勧めします。
一番は、花楓もあんなに頑張ってるのにアザが治らないのが見ていて辛い。
今作、ハデな思春期症候群はランドセル麻衣さんのみに見えるが、花楓のアザが治ってない。
どうしたら楓のアザが出なくなるのかもどかしい、咲太の心配が計り知れない。
地味な回に感じてしまうのは現実味があるテーマだからか?
全編通してブレないのは「空気読む」と「みんなと同じ」か。
私事ではあるが
思えば小生も昔、小・中学生の頃など担任の教師
らを筆頭に「○○君は協調性がないね(批判的なコメントとして)」などとよく言われた事を思い出した。
当時幼いながらもそれが悪い事なのかと疑問は感じたが、今思うと何となくみんなと同じが良いことに誘導されていった様にも思う(今でも変わってる(昔よりは丸くなったつもりだが(笑))部類には属しているようだがw)。
だからといって他人のせいにするつもりはなく、自分で選択してここまで来たので誰も恨んではないが、当時もしこの作品を見ることが出来たら、その後の自分の選択や心の有り様も変わっていたかもしれないとも感じた。
とはいえ、私の奥底ではこの作品と近いのか、自分の子供が学校に行き始めた頃「いじめとか何かの理由で学校に行くのが辛かったら行かなくて良いからな、ただ間違ってもいじめる方にはならんでくれ」と言っておいた、今でも言っておいて本当に良かったと思っている。幸い元気に卒業してくれたが。
今作2回目に観て、受験日に駅の改札で花楓が「私も頑張るから」と言った意味にやっと気がついてうるうるしてしまった、当然他にもうるうるしっぱなしでした。
深いテーマだと思いますよ今作も。
冬公開のランドセル麻衣さんが今から待ち遠しいです。
普通の中の普通 ただそれだけ、だが大学受験どうなった❓
コレ、前作のみならず
テレビアニメ ノベル のファンにはたまらないイベント という感じですか❓
申し訳ないですが、恒例の初見
ただ、事前の無料リーフ、フライヤーが親切で
兄妹、恋人のキャラ書いてたから
初見でも、全く違和感なし。親切フライヤー賞あげてもイイ
まあ思春期青春は大変だよねぇ 確立してないから・・
普通高校、通信制高校 別にどちらでも良いと思う
いろんな選択肢があって良い
いわゆる 偏差値の高い進学校 行く必然性 は今の世の中薄れていると思う
という 受験ネタに流れてしまうのだが、実際それがテーマの作品だから・・
ただ かえでさん花楓さん もう少し強くなって欲しい
午後も試験貫徹して受けようよ
とにかく 1日が始まったら その日を 貫徹する という 定義は重要だよ
それが出来ないと人生ぐずぐずで崩れてしまうよ
今時、スマホ📱の無い主人公。不思議な思春期症候群【アニメ的】。基本的に95%理解できたぞ
と勝ち誇る😤 ジジイでした。
内実は 今週仕事忙しくて、長い 大名倒産 青春インソムニア 避けて
本作と プーさん 短いのに流れた 根気のない初老のジジイでした。
有料パンフは 通常版@1000円【イカにも薄い】 豪華版@2800円【イカにも分厚くて箱入り❓で豪華】
でしたが、さすがに給料日前のワシ、通常版にとどめたが、立て膝マウスパッド【わかる人はわかる】
買ってしまった、経済観念0️⃣のジジイでした。ビニール袋入りで、【マニアが購読用、保存用購入狙っている気がする】
ビニールを破けない 前に進めないジジイでした。入場おまけで小冊子小説付いてたが・・文字は読まないなぁ。
普通に面白いですね。ただテレビで良いような気もする、余計なお世話すみません🙇
おお・・・何も起きねぇ・・・
2023年劇場鑑賞149本目。
舞台挨拶付きライブビューイングで鑑賞。
本編上映後で、取材陣もいたけどしっかり内容を踏まえてのトークだったので良かったです。今回の主演ともいえるかえで役の久保ユリカが最後泣いたのは本編では泣かなかった自分も泣きそうに。
石川界人なんかあったんですか?
新作4年ぶりということで、TVアニメ版も前作の劇場版もリアルタイムで観ていたのですが、正直ほとんど細かい所は忘れている状態でしたが、妹の話もだんだん思い出してきた気がします。そんな感じなので前作より泣けた!ということもないし、さまざまな怪現象が起きるこの作品なのにほんとになんにも不思議なことは起きない「ザ・後日譚」という感じでした。と思ったらエンドロール後にこれこれぇ!という感じでしたが(笑)
でも普通にいい話でした。
全78件中、41~60件目を表示