「インドらしい突き抜け感が足りない」バンバン! つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
インドらしい突き抜け感が足りない
トム・クルーズ主演の「ナイト&デイ」のインドリメイク。
オリジナルの方では、この男(トム・クルーズ)は何者なのか?というサスペンスと、キャメロン・ディアスが相手役にキャスティングされていることが魅力だった。
インド映画なのでもちろんキャメロンは出ていない。つまり、オリジナルの魅力の半分はすでに失われてしまっているということだ。
歌とダンスを足すだけでマサラに仕上がるオリジナル脚本は実にインド向き。
鮮やかにマサラムービーへと昇華指せていて、悪くはない。
悪くはないが、インド映画好きとしてはちょっと物足りないかな。
インド映画の魅力といえば突き抜け感だと思う。ありえないぶっ飛び加減が面白いのだ。
この作品がぶっ飛んでいないとは言えないが、少し足りない。
昨夜「K.G.F.」というインド映画を観て、こいつがメチャクチャ面白かったせいもあり、本作がすごくイマイチな気がしてしまった。ごめん。
それと、なんか結構、ストーリー変わってない?こんな話だったかな。「ナイト&デイ」とは全く別物を観ている気分になった。
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