劇場公開日 2024年8月30日

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「淡い色と緩やかに流れる時間🩵」きみの色 sasさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 淡い色と緩やかに流れる時間🩵

2025年9月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

高校生の女の子二人と男の子一人ときたら、当然好いた好かれたが幅を利かせて入ってくるかとおもいきや、最後まで淡い色と緩やかに流れる時間で押し切った、そんなんできるんだ。ともかく全体的雰囲気が何か心に刺さりました^_^

長崎とか、また或いは広島とかそんな海に近い街にある女子のミッションスクールで話が始まる。学校がある街の描写も緩やかな雰囲気でとても良い。

話はと言うとそれなりの秘密とそれなりの共有とそれなりの達成感を得ておしまい、という感じ。これは何かを成し遂げたり何かの未来を期待したり何かの憤りや喜びを期待するタイプの映画ではなく、一緒にその世界を"体験"する感じの映画に思えた。そういう意味では体験型アトラクションや、ロールプレイングゲームというかそんな感じです。

この映画の良いところだか、もしかしたら情報に溢れ溺れそうになってる2020年代だからこそ、モノやメディアといった点では、まだまだ何にも無い昭和の感覚を残し、ゆっくりした時間の流れと言うか、小さな出来事の積み重ねを求めている人に刺さるのかなと。自分も含めて。

追伸
エンディング曲はいらんかったか…。

sas
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