「きっと自分は曇天のような色」きみの色 月子さんの映画レビュー(感想・評価)
きっと自分は曇天のような色
主人公は人の心の内を色で感じ取る幼気なトツ子、自暴自棄と夢との狭間で生きる大人びたきみちゃん、音楽に魅了されながらも将来は親の期待を背負い医者になることを選択しているルイくん。
青春には欠かせない葛藤や夢はあるものの物語の進み方や展開は人の優しさの空気を纏っている辛味のないものに感じた。
色鮮やかなアニメーションで絶賛される山田尚子監督の作品ということで、視覚的には癒されるシーンが多くそれぞれのキャラクターと声優さんの魅力に溢れていたのは良かったです。
髙石あかりさんの歌声が大変素敵でクライマックスだけではなくもっと聴きたいと思う声色でした。
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