「すごく優しい気持ちになれる」きみの色 シンおやぢさんの映画レビュー(感想・評価)
すごく優しい気持ちになれる
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「けいおん!」からのコンビ、山田尚子監督と吉田玲子脚本作品なので公開を楽しみにしていました。
人に色を感じる女の子トツ子が綺麗な色を持っていることで惹かれたきみちゃんとひょんなことでバンドを組むことになったルイ君の3人の青春物語。
物語全編、悪い人が出てこないからスリルやサスペンスとは縁遠く、観る人を選ぶかもだけど、自分としては優しい雰囲気は良いなぁと思うし、観終わった後もふわりとした気持ちになりました。(特に学校の先生であるシスター日吉子の心配りはジーンとするものがあった)
京アニ時代の作品「リズと青い鳥」に通じる、いやそれ以上のゆっくりとした流れで、最後の方はきみちゃんがルイ君に恋している感じが出てるんだけど、それがほんのりと感じるところで抑えていることがすごく好ましかった。
クライマックスのバンドの演奏も素人っぽさが出ており、(楽器もキーボード2人とギターとテルミン??)今のブームであるバンドアニメとは一線を画す物語と感じました。
教会と市内電車で九州出身ならすぐに舞台は長崎市内だと思いましたが、エンドロールで上五島ってあったから、えつ!ルイ君は上五島に住んでるの?長崎市内と上五島ってそんなにすぐに行けるの?って疑問はありますが、その辺はアニメの御愛嬌ってとこですかね。
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