「自分に素直に」きみの色 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
自分に素直に
生きていれば、いろんなしがらみがあるけれど、
自分に嘘をついたり自分をごまかしたりして生きていくよりも、
自分に素直に生きていこうぜ・・・的なメッセージかなと感じました。
というのも、主人公トツ子は人が「色」として見える能力をもっていることから
トツ子をごまかすことはきっとできないんですよね。
で、トツ子の接する人がことごとく、トツ子には素直だったりする。
トツ子は、きみのために嘘をついてりするのに。
ただ嘘ってわかりやすいのがトツ子というキャラなんでしょう(笑)
前半は主要キャラ3人の関係性が築かれていき、
後半になって、それぞれの深掘りがなされていく。
そして私は本作のメッセージに気づく(これは人それぞれの感じ方でしょう)。
で、心にじんわり沁みる。
そんな作品でした。
きみ=君=作永きみ なのかなと思いました。
ルイも出てきますが、基本、トツ子ときみの物語なのだと思います。
見事に3人の役者が演じきっていました。
特に髙石あかりの新たな魅力を見つけた気がします。
アニメーションも劇中音楽もエンディングのMr.Childrenの楽曲も全て素晴らしかったです。
多くの人々に本作が届くことを祈っております。
コメントする