「洗脳の恐ろしさ」アブソリュート 服従者 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
洗脳の恐ろしさ
拉致監禁された女学生と、事件の真相を追う刑事、そして普段からは想像もつかない裏の顔を持つ犯人の織りなすサスペンススリラー作品。
序盤からワタクシ好みのヒリヒリとした展開。
捉えられてしまったヘイリーと、事件捜査をする刑事の二軸を交互に見せていく。
イマイチ素性が知れないジェニ姉さんの本心が気になったり、聞き込みしながら謎に迫る刑事さんの展開はシンプルながら非常に好きだし、この刑事さんが持つサイドストーリーもどう本筋に絡んでくるのか?中盤までは非常に楽しみながら観ていたのだが。。
結局洗脳は成功していたのか!?
逃げたい‼カメラボ~ン‼・・・かと思えば次の場面ではプールサイド談笑!?そしてまたやっぱり逃げたいの!?あんた何がしたいんかわからんよ‼
まぁでも、極限状態に置かれていた人の気持ちは、ワタクシのような常人には計り知れないか。
また、ヘイリーとジェニの関係性。助け合ったり蹴落とし合ったり…。ま、この一所に落ち着かない展開は面白くもあるのかな。
クライマックスは個人的にちょっと唖然でしたね。ホント、結局誰の味方でどうしたかったのよ??
よくはわからなかったけど、いずれにせよひと時でも某国首都症候群になってしまっていたのなら、本当に行き過ぎた暴行・洗脳って恐ろしい・・・。
総じて、途中までは毎年見つかる未体験ゾーンからの超掘り出し物作品になると確信していたが、クライマックスに向けてもう一つパンチが欲しかった、非常に惜しい作品だった。
そして、投げっぱなしの問題ありません!?
アレも結局なにかストーリーに影響していたかな・・・。。
う~ん、本当に惜しい。。
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