「赤い風船と黄色いトラック」いつかの君にもわかること ねもちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
赤い風船と黄色いトラック
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余命わずかなシングルファーザーのジョンは自分の死後に
幼い息子マイケルが暮らす新しい家族を見つける為に奔走する実話から着想を得た物語
父ジョンは窓拭き清掃員…彼が窓越しにそれぞれの家庭をのぞき見る
恵まれない環境で育ったジョンはどんな思いで幸せそうな他人の家庭を眺めていたのだろう…
里親選びをしながら息子が新しい家族と窓の向こうで幸せになって欲しい…そう願っていたのに違いない
抑え気味な台詞や淡々と進む流れ
父親の深い愛情と健気で可愛らしい息子に
優しく心を撫でられた
帰り際、前を歩く老夫婦が「あの家で良かったなぁ安心したよ」と…私も思わずうなずいてしまいました
献身的なソーシャルワーカーの協力の元
観客達もいつしかジョンと共にマイケルを本当に託せる家族探しに同行してるリアル感に間違いなく入り込んでいたのだろう
マイケル役のダニエル・ダモント坊やのラストの表情は秀悦!
号泣ストーリーになるはずのテーマを実に柔らかい感動に引き寄せてくれた良作でした
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