HOSHI 35 ホシクズのレビュー・感想・評価
全3件を表示
悲しい史実・人身御供
天見山東塚村(架空、ロケは柏市)に彗星落下、なんと宇宙怪獣出現、村の重鎮たちは村の娘たちを生贄にして無害を祈祷、生贄候補マリの兄カズマは重鎮たちを銃殺、これで悪習も終わりかと思ったら35年経っても継承されていた、再度彗星接近、村は混乱、恐怖の再来か・・。実に野蛮な風習だが八岐大蛇、猿神の邪神退治譚や築堤・築城の際の人柱伝説など、日本には人を神に捧げる人身御供(ひとみごくう)にまつわる話が多く残されている。
かの有名なキングコングの髑髏島でも原住民が美女を生贄の儀式だったし、本作のプロットが突飛という訳でも無いようですね。
テーマは生贄の儀式のようで怪獣は添え物、なぜか幼獣のホシクズは可愛かった、35年経って再会を喜ぶアキ(小高恵美)でした、35というのは平成ゴジラシリーズで活躍した女優・小高恵美さんのデビュー35周年を記念して撮った映画だからでしょう。怪獣映画と期待していたのでちょっと失望・・。
星の獣奇譚
DVD(クラウドファンディング返礼品)で鑑賞。
平成特撮を彩ったキャストたちが集結した同窓会みたいな特撮怪獣映画。怪獣の登場シーンが少ないのが残念ではありましたが、平成特撮への愛とリスペクトは充分に感じました。
小高恵美と橋爪淳の再共演、「ゴジラVSスペースゴジラ」が特撮の原体験な私にとって感激以外の何物でもありません。
クラウドファンディングに参加した特典として、エンドクレジットに自分の名前が刻まれていて感無量。映画になんらかの形で関わりたいと云う密かな夢が叶いました。嬉しいです。
村の掟が主題で怪獣はほとんど出ない
怪獣映画だと思って見に行ったら、成獣幼体合わせて5分くらいしか見られません。
異常な掟に縛られた村の話がほとんど(1時間以上)で、
怪獣に対処する方法もバラバラ、犠牲者の人数もバラバラ、
そもそも犠牲はいらなかったのではないのか。
大事件が起こって全国に知られ、一時村が閉鎖されたとまで言っているのに、
35年後に元通りの掟を守って続いているのはなぜか。
古い因習に囚われていたヒロインが突然心変わりして、
怪獣のほうもそれであっさり引き下がったのはなぜか。
制作者が深い意味を持たせているのだとすると、
理解するのにとても難しい映画だと思います。
全3件を表示

